電話で例え話するなら・・・
会社に電話機が1台だけあって、同時に電話できるのは1人だけです。複数の社員が、仕事でその電話機を利用します。
電話機はCPUに相当し、社員はプロセスに相当します。
〔実行状態〕
電話機を占有して、今まさに電話をしている社員の状態です。
電話機の保留状態(音楽を鳴らして、相手を待たせている状態)であっても、電話機を占有していることに違いはないので、実行状態です。
〔実行可能状態〕
電話をしたいけれど、ほかの社員が電話を使っているため、電話できない社員の状態です。
電話中の社員が電話を切れば、電話したい社員の中で、1人が次に電話を使えます。(実行可能状態から実行状態に遷移)
〔待ち状態〕
電話をしていて、対応に時間がかかりそうなことがある場合、「お調べして、後ほどお電話します」と言って電話を切ります。(実行状態から待ち状態に遷移)
電話を切って、電話機から離れて、調査をしている社員の状態が、待ち状態です。
この場合、電話機が空くので、別の社員が電話機を使えるようになります。
「待ち」と言うのは、社員が何もせず待っているという意味ではありません。
調査中に、電話機を使う人がいなくなったとしても、電話するわけにいきません。
調査が終わった時点で、電話機が空いていたら、電話をかけ直します。
調査が終わった時点で、他人が電話使っていたなら、すぐに電話できません。その人が電話を終わるまで、電話機のところで並ぶことになります。
補足
有り難う御座います。 待機中には、占有の実行が可能になっていないのですね。