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精子はどうやって生まれてくるのか?
精子はどうやって生まれてくるんですか? もちろん、精巣から誕生するのは知っています。 ですが、精巣でタンパク質がどうして生き物に変化するのか不思議でしょうがありません。
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こんにちは。 精巣の中には、精子の元となる精母細胞(せいぼさいぼう)と いうものがあります。 既に、出生間際の胎児の時点で男性に備わっています。 精母細胞の元となる、精原細胞というものがそうです。 人間の染色体(遺伝子の主体であるDNAがどんどこどんどこ 縒り合わさって塊になったもの。 DNAは小さすぎて通常の光学顕微鏡では観察できないが 染色体は倍率300倍程度の子供用の顕微鏡でも観察できます) は46本で一セットになっています。 生殖時に卵子と融合して46本になるために、二次精母細胞に 分裂する際に染色体の本数が半分になる減数分裂を行います。 その意味ではお母さんのお腹の中にいる時に、既に精子は 精子の卵として生命体であった、と言えますが、ではそもそも 果てしなく分裂して時を超え続ける最初の細胞は、どうやって 単純な構造のアミノ酸から生命に変わったの? については世界中で研究中です。 最近、東京大学の研究室で「自ら増殖する人工細胞」開発が 成功し、記事になりました。 アサヒ新聞より抜粋。 http://www.asahi.com/science/update/0904/TKY201109040314.html 生命の基本は、「泡」でしょうね。 元々は他の分子と絡み合う 「手」のような突起物を持った特定の有機質分子が海の中に 生まれたようですが、泡状構造を形成する膜の中には自己増殖 しうるDNA分子が入れてあり、それが膜の内側に着床し、かつ 沸騰するほどの高温に繰り返しさらされることで 「DNAの一部が内壁にくっつき、そこが活性化されて球状に膨れた。 膨れた膜は、細胞分裂するようにちぎれ、DNAも入った新しい 「人工細胞」ができた。」 と報道されています。 95℃という高温下で、膜構造の化学的な性質の変化と沸騰による 溶存水蒸気の発生がお湯で泡立つ洗剤のように無数の分裂を 生み出したのかも知れませんね。 いずれにせよ、生命の三要素 ●新陳代謝を行い自己を維持する活動を行う。 ●自律的に自己を複製し増殖する。 ●活動の不可逆的な停止により構造が自己崩壊する。 (つまり、死ぬ) 一見、洗剤の泡は生命の分裂に似ていますが、 「同一の構造に分裂」する訳ではありません。 構造と呼べるのは膜を形成する洗剤だけで、 包まれているのは気体であれ液体であれ 構造をなしているわけではないからです。 今回の実験成功により、生命の基本構造である 自己増殖の仕組みは解明に近づいたと言えそうです。 それにしても、単細胞生物の生殖にすら、科学は 及んでいません。 今私の目の前にいる人々や、二丁目のトラや、 道行くワンコの、なんと複雑精緻な姿なんでしょう! こんなものが自然に「発生」したなんて、野良猫の 想像を遥かに超えています!なんて不思議な! そう、思われませんか?
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- traders34
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ひとりの人間を作っている65億個もの細胞ひとつひとつに自我があり、それ全体が1つの意識として群れをなして動いているのが人間です。おもしろいですよね。
お礼
ほんとにおもしろいですね^^
お礼
細かい説明ありがとうございます。 人口細胞はつくれたんですか!しらなかったです。 でもほんとに不思議ですね。少なくとも一回は泡の中から生き物に変わったんでしょう。 回答ありがとうございました。