「ひっくりかえったら死ぬ」昆虫ってどんな昆虫ですか?
「ひっくりかえった状態で死んでいる」昆虫は良く見かけますが、ひっくり返っただけで死ぬしかない昆虫はいないと思いますよ。
というのも、昆虫というカテゴリ(「昔から地球にいる」という観点からすると、人間が決めたカテゴリに意味はないかもしれませんが)の条件に「翅が4枚」という事があります。
つまり、昆虫は翅を持ち概ね飛べると言うことです。飛べる昆虫がひっくり返っただけで死を待つしかないという事はありえません。
また、多くは翅を持たない蟻や、翅を持つものの退化して飛べなくなったマイマイカブリやハンミョウの仲間もいますが、いずれもひっくり返っても起き上がれます。
ちなみに、よく飼っているカブトムシがなどの甲虫が、ひっくり返ったのをほっとくと死ぬケースはあります。これは飼われて弱っているからで、野生の元気なカブトムシは起き上がったり、飛んだりします。
というわけで、「ひっくり返る=死」や「ひっくり返る=死を待つだけ」という昆虫は思い浮かびません。
補足
なるほど。よくわかりました。 ありがとうございます。 ただ、また疑問に思ったのですが、コメツキムシの跳ねてひっくりかえった状態から元に戻るという能力は必要あったのでしょうか? 弱ってても元に戻る手段? そもそもねてひっくりかえった状態から元に戻るという行為はそんなに体力を使うのでしょうか? また「死んだからひっくり返る」という考え方もできますが、「あるところにひっくりかえっているセミがいて、暫くして見てみると死んでいる」というケースもよくあります。 死ぬ間際だったから弱っていてひっくりかえったということでしょうか?