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酢酸イオンについて
0.1mol/L酢酸水溶液10mLを同濃度の水酸化ナトリウム水溶液で滴定した時の酢酸イオンの化学種のグラフを書きなさい、(縦軸mol,横軸NaOHのmL) というものですが、 答えによれば、CH3COOH+NaOH→CH3COO^(+)Na^(-)+H2O より、CH3COOHは減っていき、NaOH10mL以上で0molになる、とあるのですが、 CH3COOHは弱酸だから、CH3COO^(-)+H2O→CH3COOH+OH^(-) という変化を起こして、初めから0molではないかと私は思ったのですが、 なにが間違っているのでしょうか。
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- akihiro55555
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>CH3COOHは弱酸だから、CH3COO^(-)+H2O→CH3COOH+OH^(-) という変化を起こして、初めから0molではないかと私は思ったのですが、 なにが間違っているのでしょうか。 弱酸というのは酸解離定数が小さいという意味なので、 CH3COOH →CH3COO(-) + H+ の反応がほとんど進行しないということです。(電離度が小さい。0.01くらい) つまり、CH3COO-とH+が共存しているならCH3COOHになります。 そして、H2OはCH3COOH以上に酸解離定数が小さいです。(0.00000000000001くらい) 酸解離定数の大小はイオンの安定性に起因しています。 酸解離定数が大きいほうがイオンが安定ということになります。 この場合はCH3COO-の方がOH-よりも安定なので、上記の「平衡反応」は圧倒的(1000000000000倍くらい)に左に偏っています。 イオンの問題は難しいですよね。 NaOHは完全に解離してOH-が生成する。 酢酸は弱酸だからCH3COO-はあまり生成しない。 これが、それぞれのイオンの性質と勘違いされてしまわれがちです。 しかし、前者は塩の性質で後者は弱酸の性質なので一緒くたに考えてはいけません。 #2さまも言われているように、塩であるCH3COONaは完全に解離してCH3COO-が生成します。
- Saturn5
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NaOH 0mLのときは、酢酸のみで CH3COOH → CH3COO- + H+ の電離度は0.01程度ですから、 CH3COO-=0.1×10/1000×0.01 なので、ほぼ0でいいと思います。 NaOH 10mLのとき、 酢酸は全量が中和されてCH3COONaになります。 CH3COONa → CH3COO- + Na+ で、Na+が強電解質のイオンで、上式は100%電離します。 よって、CH3COO-=0.1×10/1000 また、NaOHが10mL以上でもCH3COO-の物資量は 変化しません。 よってグラフはこんな感じです。 | | ___ | / | / / ---------- 0 10
補足
すみません、質問の後半が大幅にまちがっていました。。。 答えによれば、CH3COOH+NaOH→CH3COO^(-)Na^(+)+H2O より、CH3COO-は増えていき、NaOH10mLで0.001molとなり、 それ以降は一定である、とあるのですが、 CH3COOHは弱酸だから、CH3COO^(-)+H2O→CH3COOH+OH^(-) という変化を起こして、ずっと0molのままではないかと私は思ったのですが、 なにが間違っているのでしょうか。 と聞くつもりでした、申し訳ありません。。。