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平家と平氏
2005年のNHK大河ドラマは「義経」だそうですが、「平家」と「平氏」はどう違うのでしょうか? 辞書で調べる限り、同じ意味だとは思うのですが、なぜ、2通りの言い方があるのかが、分かりません。
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#2です。補足。 たしか、平家物語のなかで、「源氏」と「平家」とつかいわけられていたような記憶なんですが、 「源氏の総大将・・・」とか。 すでに平家物語の時代にそういう使いかたがされていたんだろうと思いますが、 ただ、平家物語は「出版物」で出回ったものでなく、「語り弾き」でしたから、「語呂」の意味があるかな?と思った次第。です。 あるいは、 「平家」が一族団結して繁栄して滅んでいったのに対して、「源氏」は、同じ一族でありながら、木曽義仲が義経に討たれ、義経は頼朝から討たれ、さらにその前に保元の乱で義朝は父親の為義を討っている…。 こんなやつらは「家」じゃないぞ、という意思があったのかもしれないですね。作者としては。(あくまで想像。琵琶法師のほうも聴衆のほうも「肩入れ」があるでしょうし」そのほうが受ける)
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- tanuki4u
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氏と家:この定義のあいまいさが大本にあります。 しかも、法律で決めたわけでもないので、時代や地域、さらには、文脈によって適当に使われているのが現状。 大まかに言って、 氏:同一の先祖を持っている(と、信じている)幅広い一族。 家:何らかの地位・資産を継続して、同一の行動をとっている集団。 となるのかな(私見) 平家といった場合、伊勢を本拠地として、院政の発展と共に中央に進出した 正盛=忠盛=清盛 の流れが平家で 北条氏も平氏でしたが、平家とは言わないわけです。 なぜならば、伊勢のそれとは、行動を同じくしていなかったから。 江戸時代で言えば、将軍家も尾張徳川家も紀伊徳川家も水戸徳川家も、それぞれ別の「徳川家」で、全体として徳川氏になる。 そんな感じ。 同じように、実朝が殺された段階で、源家は滅びましたが、源氏は滅びませんでした。 氏がはっきりしているといえば、藤原家が参照になります。 藤原氏は、分家(=行動を別にする集団)が多いために存在するのが「(藤原氏の)氏の長者」というもので、氏の長者には、近衛・九条家がつけるそうです。 この辺は 参照URLに 詳しいです。
お礼
詳細なご回答、ありがとうございます。確かに、使われ方があいまいですよね。 そもそも、疑問に思ったきっかけは、新聞で「源氏と平家」という表現を見かけたからです。「源氏」とくれば「平氏」。「源氏と平氏」が正しいのではないかと……。辞書で調べてもよく分かりませんでしたので、質問させていただきました。
- 70633
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平家は、清盛の死後に源氏に滅ぼされ、正当な家系は途絶えました。 各地に平家の落人伝説等はありますが、あくまで伝説です。 しかし、平家は滅亡しましたが、平氏は今でもたくさん存在します。 同様に、源家(げんけ)は鎌倉三代将軍で途絶えましたが、 源氏は藤原氏と並ぶ大氏族です。 余談ですが、徳川家康は将軍になりたいがために、無理やり源氏の家系にしたとか。
お礼
ご回答に感謝します。つまり、 正当な家系……平家 単なる名字……平氏 ということなのでしょうか? ただ、「源氏は藤原氏と並ぶ大氏族です」と教えてくださったように、「氏」も「一族」という意味で使ったりします。難しいですね~。
- nozomi500
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平氏を「ヘイケ」とよんでも、源氏を「ゲンケ」とはいいませんよね。「タイラケ」「ミナモトケ」ならそのまんまですが。 私の想像では「平家物語」じゃないかとおもうんですが…. どっちも使われていたんだけど、これがメジャーになってしまった。 (「阪神タイガース」があるがために、英語よみならば「タイガーズ」なのに、アメリカや韓国のTigersも日本のマスコミは「タイガース」と呼んでいるようなもの?) じゃあ、何故、「平家物語」は「平氏物語」じゃないのか?といわれたら、作者じゃないのでわかりません。語呂なんでしょうが。
お礼
お返事ありがとうございました。 ただ、源家(ゲンケ)という言い方はありますし、平氏も平家もどちらもメジャー表現である気がします。同意う基準で両者を使い分けているのかが、知りたいのです。ほんと、平家物語の作者に聞いてみたいですね(笑)
- gamasan
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今でも名前に 氏をつけるでしょ?敬称っていうのかな 一方結婚式などで 一族を指す意味で「○○家」とも 使います。 たいら というのが名前ですから たいらといううじ という意味で平氏 一族という意味で平家と 理解すればいいんじゃない?
お礼
ご回答ありがとうございます! なるほど…。ただ、平氏にしろ、源氏にしろ、「一族」という意味で使われているケースをよく見かけるような気がします。ご回答の意味はよく分かりますが、自分の中で釈然としない部分が残ります…。
お礼
>平家物語のなかで、「源氏」と「平家」とつかいわけられていたような記憶なんですが 手元の「平家物語」をパラパラめくってみました。確かに! 「源氏」と「平家」と使われています。ご指摘の通り、「語呂」も影響しているのかもしれませんね。 ただ、「源家(ゲンケ)」は言いにくいですが、「平氏」はそうでもないと思うんです。「源氏と平氏」で全然かまわないような…。とはいえ、「平氏物語」よりは「平家物語」のほうがいいですね。 う~ん。謎は深まるばかりです。たびたびのお返事、本当にありがとうございます!