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古今東西、税金が無駄に使われる仕組みを教えて下さい
権力者の名誉欲や贅沢、行政と企業の癒着など、 ・どうやって税金が無駄に使われはじめ、 ・どう無駄がエスカレートしたり継続され、 ・結果社会がどう変化したのか ご存知の範囲で構いませんので 世界各国の実際の例と経過をご存知の方、 色々教えては頂けませんでしょうか・・?
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No.7です。返信ありがとうございます。 >結局多額の税金が動く場合、監視する機関を複数作るなり >健全化できる仕組みを作らなければならないのでしょうか。 行政に限らずいろんな不正を防止する仕組みはないのかなと常々考えてみているのですが、 結論としては不可能だと思います。 どんな仕事でも、業務に精通してくるといろんな抜け道が見えてきます。 どれほどの監視体制を作っても、その人を(または全ての人間を)24時間体制で監視するのでない限り、 抜け道は絶対にあります。 内部や外部に協力者があって起こる不正もありますし。 コストと効果、そして現実として業務をこなせるのかという問題も無視できません。 何重にチェック機能を働かせたい場合、人員体制に余力が必要です。 民間企業にしても同じだろうと思うのですが、ほとんどは「担当者の良識をアテにして」ギリギリの人数で仕事を回しているのではないでしょうか。 (ここで念のため申しておきますが、行政で人員が余っている、必要の無い仕事をしているといった、よく言われるバッシングは出鱈目です。) チェック体制をあまり厳しくすると、不正は起こりにくくなるかもしれませんが、 業務従事者に過大な負担がかかるようになり、大多数のまじめにやっている人をただただ疲弊させることになります。 よほど画期的な不正防止の手法が編み出されれば、また違うかもしれませんが、現状ではそのような方法は見つかっていないと思います。
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- pokoaruki
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国民一人一人が、ごく軽い気持ちで義務を怠ったり、ズルをしたりすることで、総額としては大変な税金の無駄遣いとなります。 税金の納期を過ぎれば、督促のハガキ印刷代や郵券料、もちろん人件費も。 口座引き落としを申し込んでおきながら、頻繁に残高不足で振替不能の人、 金融機関に支払う手数料が、ああもったいない。 図書館の本を返さないとか、公共物を乱暴に使って早く傷めたり、落書きしたりも。 ちょっと得をするために、軽い嘘のある手続きをしようとする人も結構います。 ごく普通の人たちですけどね。 政治家や官僚、大企業の不正・不祥事は、一般市民とはかけ離れたものに感じるかもしれないけど、規模は大きくても本質は同じ。 みみっちい欲や怠惰さ、甘え。 そのとき自分ができる規模で不正してるだけ。 他人がやれば「けしからん」でも、自分がやるときは「この位いいじゃん」と思ってしまうのでしょう。 私は、今「政治家、官僚、大企業はけしからん」と言ってる人たちが社会の舵取り役に就いたとしても、絶対にまた新たな不正が起こると思っていますよ。 良い悪いを超えて、それが人間の本質だと思う。 と、不正対策を考えているうちに、そのような考えにたどり着きました。
お礼
なるほど。 とても参考になります。 一概に権力が有るから横暴になる のではなく 私達1人1人の、 >みみっちい欲や怠惰さ、甘え。 これが、選択肢によっては自分に大きな利益が来るから 少しプラスアルファされて偏りやすくなる。 そしてその美味しさに味をしめ、美味しさをあてにして生活する。 難しい話なのですね。 地域社会が希薄化して、万引きを犯罪だと思って無い人が 増えている世の中ですし、 どこまでで制止が効くかの線引きって 常に揺れ動くという事もあるのでしょうか。 >他人がやれば「けしからん」でも、自分がやるときは「この位いいじゃん」 結局多額の税金が動く場合、監視する機関を複数作るなり 健全化できる仕組みを作らなければならないのでしょうか。 色々と考えさせられます。 違った側面を見る事ができました。 ご回答ありがとうございます。
- sudacyu
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<参考> パーキンソンの法則 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則) =官僚機構は、余剰人員が出来ても人員削減をせずに、無用の仕事を作って、人が余っていないようにしてしまう。 「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則) =官僚機構は税金に余裕があっても減税せずに、税収を使いきるまで役所の仕事を増やす。 パーキンソンの法則は、英国の官僚制を幅広く観察した結果に基づくもので、たとえば、イギリス帝国が縮小していたにもかかわらず殖民地省の職員数は増加していたとパーキンソンは指摘している。
お礼
ご回答ありがとうございます。 リンク先、軽く読ませて頂きました。 結局国の運営は、専門家の判断に委ねた方が効率的だけれども 専門的でわからないからと、必要性を有る事無い事言われると 外の人には解らず、 専門家達の甘えや私欲が許され膨らみ国を食いつぶす。 という事でしょうか。 とても色々と関心させられ、返事が遅れて申し訳ありません。 ご回答ありがとうございました。 為になりました。
- aburakuni
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基本的には、権力構造が出来て、権力の所持者が継続を望み、権力構造強化のために今まで以上の金を使う仕組みを作る。 その仕組みが同じ事を続けるので、ネズミ算的に流れる金が増えて行くが、全体の経済が発展する間は皆にその流れが行き渡るので大きな不満にはならない。 昔から役人は仕事を作る事に長けていますので・・・。
お礼
とても人間らしい、というか動物らしい心理が 利益を求めうごめくと必然的に起こる事 なのですね。 全体の経済が発展する間は皆にその流れが行き渡る・・ ・・理解できるようなできないような。 人々の不満が高まって初めて少し後退するとしても これは永久に付きまとう問題なのでしょうかね。 ご回答ありがとうございました
- aokisika
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官僚機構の逆機能によります。 政府でも企業でも、業務の範囲が広がり、業務内容が複雑になってくると、その業務に精通していてその業務を専門的に行う人材が必要になってきます。そこで複雑な業務を一部の特定の人材に任せて行わせることで、作業の効率化を図るようになります。このような組織構造を経営組織論では「官僚制組織」と呼びます。ここでいう「官僚制」というのは政府の公務員とは直接的には関係ありません。ただ単に学問的な用語として使われているだけです。公務員がしばしばこのような性格を持っているのでこのような名前が付けられました。 さて、官僚制組織は特定の複雑な業務を効率的に行うことに長けた専門家の集団です。ですから、その専門分野に関してはずば抜けた能力を発揮します。業務の効率化を目的に作られた組織ですから、官僚制組織は業務をさらに効率的に行おうとしてさまざまなノウハウを確立してゆき、これによってさらに専門化の程度を増してゆき、さらに効率的に業務を行うようになってゆきます。しかし、専門化の程度がはなはだしくなってくると、専門分野以外のことはわからない、いわゆる専門バカの状態に陥ってゆきます。これ自体は悪いことではないのですが・・・。 社会は常に変化しています。これにともなって企業や政府が行う業務も少しずつ変化してゆきます。官僚制組織が専門バカの状態に陥っているときに社会構造が変化すると、専門バカである官僚制組織は社会の変化を認識することができません。そこで、業務を変化させる必要が生じているのに変化させず、旧来のままでいようとします。そこで無駄が発生します。 これを官僚制組織の逆機能と呼びます。 絹織物が日本の主要産業ではなくなったのに、絹織物産業の振興政策を取り続けることなどがこれです。 また、No.3の回答者のいう内容も同じです。
お礼
とてもわかり易い説明をありがとうございます。 そうやって税金の無駄が起き、継続されてしまうのですね。 要らなくなったからと叩き捨てるのも酷ですし、 それが許されると新たな技術開発をする時に怖がられますし。 一番上で決断を下す人は未来の事を徹底的に考えても考えても こうした問題から抜け出せず頭が痛いのでしょうかね・・。 勉強になりました。 ご回答感謝致します
- thank27
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日本の権力システムと思える政官業一体型の権力が日本経済の高度発展に寄与したようです しかしその慣習が不況時代になり税金ムダ使いの温床になっていると感じます 日米共々真の権力者はオモテに出ないようなので、逆らうことは難しく、ただ静観する運命かもしれません
お礼
リンク先 まだ少し読んだだけですが勉強になりました。 一度正当性の上で得た利権を手放したくなく 国民が害だ悪だと叫んでも、それも身勝手な話になるのでしょうか。 社会の為に常に何かが犠牲を強いられ、 目先の正義の為に他人を蔑ろにする言動をしたり、 結果がどうなるか想像もせず見切り発車し止まれなくなる・・。 もっと上手く分かり合える形の 政治運営の形にはなれないのでしょうかね。。 ご回答ありがとうございました。 もう少しリンク先を読み進めてみようと思います。
- marabout
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日本史で有名な事件として、北海道開拓使官有物払下げ事件があります。 典型的な政府と企業の癒着が問題になった事件で、政府が1500万余を掛けて開発した工場・船舶等を40万弱、無利子30年分割で払い下げようとした事件です。 現在の無駄遣いとしては、行政・政府側が先に予算を決定し、企業がそれに近い見積もりを出す談合などの問題があると思います。 民間であれば、商品の仕入れで一番安い所と取引ですが、行政・政府の場合は安さではなく、予算を基準でやるために、安く出来るものを高く支払うことになっている状態があると思います。 その価格を聞き出すために企業側の接待とそれを受ける官僚などの問題もあると思いますが・・・。
お礼
そうした汚職が日本中で延々と行われていたのでしょうね。 昔は羽振りが良かった連中が 突然羽振りが悪くなったタイミングを見ていると何となく…。 ご回答ありがとうございました。参考になります。
- upup123123
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ピラミッドや奈良の大仏も今の政府がやれば途方も無い無駄遣いだけど、 世界遺産になっておりそれで飯を食ってる人がいる。 それに政府は金銭的利益を追求する集団じゃないから無駄か無駄じゃないかなんて一概にいえない。
お礼
なるほど。 たとえ私利私欲に浪費したとしても経済効果が有る とも言えるのでしょうか。 ご回答ありがとうございます。
お礼
なるほど。 ちょっと私はどんな実例が有るのか知らないのですが、 監視者が協力しないかを監視 となると芋づる状態になり 全部の機関にそんな事する方が税金の無駄になりかねない と。 そして現実として機能させながら監視ができるのか と。 業務に精通してくれば抜け道が見えてしまい 良識に頼らざるをえなくなる・・。 ・・難しいですね。 だから内部告発者を保護するなどの手が取られるのでしょうか。 これくらい良いじゃん。 といった甘えが常習化して 誰からも睨まれない ペナルティも受けないと調子にのり そのうち大きな金が動くものだから危険な権力がくっ付き 段々誰も口を挟めなくなり、 その組織に不利な制度や監視システムを作る邪魔をする と。 小さな気の緩みから手が付けられない状態になり、 多かれ少なかれ、現場の人は自分も何らかの加担をしてしまい 家族の生活の為にも何も言えなくなってくる・・ という事でしょうか。 何か人の世界の有り様を感じれた気がします。 仰る事の一部ですが理解できた気がしました。 度々のご回答ありがとうございます。 とても参考になりました