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社会契約論とは
社会契約論の意味がよく分かりません。理解できるように説明をお願いします。
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noname#208392
回答No.1
そんな難しいことではありません。 人は自由であるべきですが、本当になんのしがらみもなく自由にしたらどうなるでしょう。お前の物は俺のもの、俺のものは俺のもの、というような論理がはびこって、バトルロイヤル状態になると考えることができます。 これでは平穏な暮らしなど望むべくもありません。だから、自分の持っている自由のある部分をを国家にゆだね、そのかわりに国家が社会の秩序をつくる(平穏な暮らしを守る)という「契約」を結ぶことにするのです。 これが社会契約です。 別に生まれたときに契約書にサインしたわけではありませんが、その共同体の庇護を受けている場合、自動的に社会契約をむすんでいる、と考えるのだと思います。 いずれにしても、この社会契約説に基づいて多くの国の憲法は作られています。なぜ国家は個人の自由を制限する(例えば、逮捕したり、監獄にぶち込んだり)できるのか、どうして国家の法律を個人に適用することを強要できるのか、という理論的な基礎になっているのです。 ちろみに、これは「契約」ですから、国家が契約を破ったら、その国家を転覆することは正当なことなんですよ。
お礼
詳しい回答ありがとうございました。おかげで少し理解できました。