- ベストアンサー
高校化学I 構造式を理解するための基礎知識
- 化学の構造式を理解するためには、水素原子の構造式から学ぶのが基本です。
- 水素原子は電子が1つで、閉殻になるにはもう1つ必要です。
- そのため、水素原子ふたつをつなげて共有結合を作ります。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あなたは消しゴムを1こもっています。 隣の席の人は鉛筆を1本もっています。 これを「共有」すれば、あなたも消しゴムと鉛筆を1つずつ、隣の人も消しゴムと鉛筆を1本ずつ持っていることになりますね。 これと同じです。 「一緒に使おうね」、これが共有です。 kawami002さんの解釈は「共有」ではなく、「交換」になってしまってるわけなんですね。 で、構造式なんてただのパズルです。 原理的にはあの「輪の重なり合ってるやつ」を書いて、 最外殻の電子を「共有」させて、最外殻電子数を8個にすると安定な構造となる、と言うものです。 いちいち輪を描いていては面倒なので、元素記号と最外殻の電子を表す点だけを使って書いても良いです。(電子式) http://www.geocities.jp/amy_chemistry/chemistry11.html http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0030/part4/chap02/page2_5.html
その他の回答 (1)
- gohtraw
- ベストアンサー率54% (1630/2965)
二つの水素原子をA、Bとし、それぞれの電子軌道を軌道AおよびB、電子を電子AおよびBとしましょう。 軌道Aには電子A、軌道Bには電子Bがいます。それぞれの軌道の定員は2なので、それぞれ空きが一つあります。二つの水素原子が共有結合を作ると、 軌道A:電子Aと電子B 軌道B:電子Aと電子B という具合に両方の軌道が満たされた状態になります。軌道を円で描くとすると、二つの円が交わっていて(つまり二つの軌道が重なり合って)交点に一つずつ電子がいる状態をイメージしてみて下さい。 このように二つの電子が「共有」されている状態を共有結合と呼び、横棒一本で表します。水素だったらH-Hというわけです。 シアン化水素の場合、水素は上記のとおり軌道の空きが1か所、炭素は4か所、窒素は3か所あるのでそれぞれ1個、4個、3個の共有結合を作ることができます。これを満たすように結合させるとH-C*N (*は横棒三本と思って下さい)となります。 エチレンの場合、水素が一個、炭素が四個の共有結合を作るように考えるとH2C=CH2(CとHの間は棒一本)となります。