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予測できずにデータだけを重視する世代とは?
- 父は70代で、「ある世代には、予測するという感覚がごっそり抜けおちている。だからだめだ」と言います。
- この世代はデータばかりをとってそれを信じる傾向があり、自分で考えて先を予測することができないと言われています。
- この世代がどこの世代なのか、実際に当てはまっているのか、そしてなぜこのような状況になったのか疑問です。
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30代です。あくまで個人の感想を書きます。 70代の、>昔(10年前)、だと60代からでしょうか。自分の身内にも思い当たりがあります。 父が大病をして、その当時、父より若い世代の医者にかかりました。医者は父の生活傾向や嗜好、性格などを指摘し、そういう傾向にこの病気が多いデータがあると言いました。 治療も過去データと最新エビ(治療方針のガイドライン)を駆使してメニューを組み、この治療で何%の生存率ですなどと説明しました。 父は当時も民間療法のような都市伝説さえ信じる人でしたから、そういうデータをもとにした治療を「型どおり」「モルモットのデータ取り」と言って嫌いました。 医師は、最新で最善の治療を考えて提案してくれているのですけどね。 10年前と申しますと、その件の他にも、株式や為替取引でもデータをもとにする取引が盛んになっています。 PCの普及でインターネットで取引する形態が増え、おのずとデータもPCで取り入れ、PCで処理するようになりました。 自分は今、それらの情報や過去からの膨大なデータを分析して、データ上の確率をもとに、一切の感情や個人的な予測はせずに、サインに従い売買をする手法も実践しています。 我々のような若手がするデータ戦は売買時間も早い為、こうなったらこうなるだろうと新聞をのんびり読んで予測する昔の戦略の方々は取り残されてしまいがちです。 情報戦に勝てずに損をした(している)ご年配の方は、このようなデータ重視の戦略を大変嫌います。 現在、投機目的での資金の経済への影響(原油高騰、貴金属やレアアース等の鉱物の高騰、株式市場の混乱など)がニュースになりますが、それら投機も多くはデータ戦略です。 なぜ「ダメ」なのかについて、「痛い思いをして覚える」「汗水流して働く」を美徳と教育されてきた方々にとって、「わざわざ自分から痛い思いをしたくない(しなくてもできてしまう)世代」「汗水流さなくても十分生活できてしまう世代」などの自分との考えの違いが理解できない、納得できないのでしょう。 自分にとって、検索機能から出る過去のデータは大変便利です。しかし、自分で調べろと言われて育った父親は、同じことを調べる為に図書館や資料館へ行きます。 自分にとっては効率が悪く思いますが、父にとっては季節を感じながら歩く道が自分の利得だとか、考えながら歩く事は人間にとって必要なのだとか、問題解決と時間効率以外の部分に自分を納得させる利を求めます。 そういった考え方の違いや、それまでの教育の違い、時代の流れへの納得や理解の違いだと感じています。
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- 畑山 隆志(@deltalon)
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たしかにお父さんが正しい。 このサイトをみても分かるように、聞けば分かることをわざわざネットを使っている連中は山のようにいる。例えば面接のときの服装など、相手がどう思うかを想像できていない好例だろう。 想像というのはただのホラではなく、現在からの論理的な延長にある想像は充分に意味がある。最近の原発事故や地震の影響などでも、罹災地へ向かった車が、ガソリンが無くて動けなくなったとか、ガレキにじゃまされて進めなくなったとか、罹災地の状況をただ単に想像できなかっための失敗は多い。 個人的にも御巣鷹山での日航機墜落時の救助の動きには、いまでも怒りを覚える。いわく、森に墜落した場合、もっと多くの人が助けられたのはそれまでの事例でもはっきりしていた。にもかかわらず、自衛隊は行軍隊形(小部隊で周囲を確認しながら移動するので時間がかかる)で、急ぎもしない。当時最新鋭の偵察機を貸そうという米軍のオファーを断り、ヘリコプターによる降下を、夜危ないからというだけで実行もせず、朝まで息があった重傷者の近くに行くこともできなかった。だれでも経験があるだろうが、心身ともに衰弱したときの、人の声や文明の音は、人にとっての大きな励ましになる。こんなことも分かっていない。 だれでも失敗はする。だからこそ考える力がつく。だた知っていればいいのではない。そんなものコンピューターに入れておけばいつでも取り出せる。人間のやるべきことは知識を素材として、現状とこれからをどれだけ想像できるかにある。 あの中古品に安全シールを貼ればOKという法律を作った役人はどうしたんだろ。さぞ成績は良かったんだろうけど、ペーパーテストの成績だけで選んでいたら、そのうちまたオウム教徒みたいなもんが出てくるんではないかい。
お礼
最近の日本の事情も踏まえた分かりやすい見解、まことにありがとうございます! そういえば、そういったボランティアの人が問題になっていましたね。 あれは完全に「想像力の欠如」だと私も思いました。ちょっと考えればわかりそうなものですよね。 御巣鷹山の件は、私も耳にしたことがありました。米軍のオファーを断ったという話は、あまりにも事務的で縦割りな、ひどいケースだと思います。これも、なにが一番大事なのかを見失い、それまでの慣例に基づいて動いたという想像力の欠如が問題の根底にあったのではないかと思いました。 この回答を読んで、データを集めても、データが答えを出すのではなく、あくまで人間の思考、想像が良い結果を生むというふうに感じるようになりました。 世代は関係なく、それらのことを肝に銘じておく必要がありそうです。
- gtx456gtx
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言いたくないですが、年寄りの愚痴です。 同じような有名な台詞は「今の若い者は・・・」です。 >天気予報が当たらないのもそのためだ もう10年以上前に読んだレポートで、的中率は江戸時代と大差ないと書いていた記憶あります。 同じレポートに、下駄を蹴飛ばして占う確率とも同じとあったと思います。
お礼
辛いながらもユーモアのあるご回答、まことにありがとうございます! 的中率が江戸時代と変わらない・・・に、笑いました。 そうかあ、21世紀のこの時代も、そんなものなのですねえ。 70代ともなれば、年寄りなりの愚痴がでても当然かもしれません。
- root_16
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70代の人が、下の世代の何を知っていると言うのか? 第一、天気予報が当たらないのは今に始まったことでは ありませんよ。 「ある世代」が自分でものを考えて先を予測できないとする 根拠にはなりません。 また、予測という行為自体が、過去の経験やデータに 基づかないならば、ただのあてずっぽうです。 そんな世代があったらただのアホですが。 たらればの予測が出来ていないというなら、 太平洋戦争の結果予測ができなかった世代も 同じ責を受けなければならないのでは?と思いますし。
お礼
回答、まことにありがとうございます! やはり、「予測」には、過去データや経験に基づくべきだとのご意見、私も賛成です。 とくに自分はまだまだ経験不足であるので・・・ 戦争についてのご指摘、目からうろこの思いです。 あれは、先人のおこなったことながら、疑問だらけの歴史だと私も思っています。
お礼
ご自身の体験も交えた、大変大変わかりやすいご意見、まことにありがとうございます! >なぜ「ダメ」なのかについて、「痛い思いをして覚える」「汗水流して働く」を美徳と教育されてきた方々にとって、「わざわざ自分から痛い思いをしたくない(しなくてもできてしまう)世代」「汗水流さなくても十分生活できてしまう世代」などの自分との考えの違いが理解できない、納得できないのでしょう。 これは、なるほど、とうなりました。 自分は完全に後者の世代です。ある程度、痛い思いをして覚えたり、汗水を流すこともありますが、やはり情報を集めたうえでさまざまな事柄を判断しています。とくにインターネットは大変便利です。しかし父はまったくこういったことはしません。 生きる時代が違うということは、価値観が変わることだし、それは相容れないものなのかもしれません。 でも、この回答を読んで、むしろそれは当り前のことなのかもしれないとも思いました。