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不信任案って何ですか?
最近、テレビでよくやっていますが、全く意味が分かりません。 ちなみに30代ですが、お恥ずかしながら政治の事が全く分からず、与党野党とか、今回の不信任案、また否決と可決はどちらがどうなのか、など全く分からないので、小学生レベルで解説ができる方、是非教えてください。 また、今は民主党から総理大臣が出てますが、今後もそうなのでしょうか。自民党に軍配が上がる日がまた来るのでしょうか?そうなると、また自民党から総理大臣が誕生するのでしょうか。 分かりやすく教えていただけると有りがたいです。
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>与党野党とか、今回の不信任案、また否決と可決はどちらがどうなのか、 与党とういのは、現在政権をとっている党のことですので、民主党、民主党の考えに賛成して連立を組んでいる(組んでいた)その他の党、社民党、日本新党になります。 野党とはその他の党ですから、自民党、公明党、共産党、みんなの党、その他小さな政党と無所属の議員となります。 国会には衆議院と参議院があります。 明治22年に公布された大日本帝国憲法では民選(公選)議員からなる衆議院と皇族、華族議員、勅任議員(帝国学士院会員議員、多額納税者議員などからなる貴族議員がありました。 貴族制度が廃止されたため、昭和21年に公布された日本国憲法では衆議院はそのままですが、貴族議員は参議院と名前を改めました。 国民の声を反映すると言う意味で、憲法は、衆議院と参議院の意思が一致しないときに、いくつかの点で衆議院の方に強い権限を認めています。これを衆議院の優越といいます。 衆議院の優越の一つが内閣不信任案の提出です。 不信任案とは読んで字のごとく、この内閣を信じて任せることができませんということです。 日本は議員内閣制といって内閣は議会の信任によって存在する制度です。よって、内閣不信任案が提出された時は、現内閣を信任するかしないか投票が行われます。 今までも(自民党の時も)不信任案は提出されてきましたが、与党のほうが人数が多いわけですから、たいていは否決されることが多かったわけです。 しかし、今回は小沢さんや鳩山さんなどの派閥が菅さんを良く思っていないため、もしかしたら可決されるかもしれないと言われましたが、結局、否決され、菅さんが続行することになりました。 ちなみに、可決された場合は内閣総辞職をするか、10日以内に衆議院を解散し、総選挙をしなければなりません。 >また、今は民主党から総理大臣が出てますが、今後もそうなのでしょうか。 小沢さんや鳩山さんの派閥が民主党を離党したりすれば、民主党の議員の数が減るわけですから、民主党が野党になる可能性があります。自民党に軍配が上がるというより、また、新たな連立ができ、新たな総理大臣が生まれるかもしれません。
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- keijidairi
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レスがつかないようなので私が答えますね。 >ここ最近、総理大臣が立て続けに変わったのも『不信任案』が可決されたからなのでしょうか? 安倍総理のときに「おもちゃ箱 ひっくりかえして 僕やめた」という川柳がありましたが、小泉さんの任期満了に伴う円満辞職の後、安倍さん、福田さん、麻生さん、鳩山さん、いずれも、今の菅さんと同じように「私、総理やめます。」と言ってやめました。 やめた理由はいろいろ言われていますが、ご本人にしかわかりません。 >菅さんが辞任した場合、また民主党の中から総理大臣が産まれるのですか? 民主党が政権をとっていれば(与党であれば)民主党から総理大臣が生まれる可能性が高いです。ただ、また別のどこかと連立を組んで、他の政党から総理を出すこともできます。 >>自民党に軍配が上がっても、総理大臣は必ずしも自民党からとは限りません。 >これは過去にもそういった事があったのでしょうか? 過去に新進党(これはネットで検索してください)が政権をとり、長年過半数を占めてきた自民党が過半数割れをして野党に転落した時がありました。 その時、自民党がなりふりかまわない連立工作をし、社会党(現社民党)に話をもちかけました。「おたくの村山党首を総理にしてあげるから連立を組みませんか」と言いました。社会党は「お主も悪よのう。」と言ったかどうかはわかりませんが、「いいですよ。」と言って自社さ連立政権ができ、社会党の党首が総理になりました。 しかし村山政権の時に阪神大震災がおき、対応の悪さに今の菅さんのように叩かれ、辞任し、自民党が息を吹き返しました。村山おろしのあと自民党の橋本龍太郎が総理になりました。 >そもそも総理大臣はどうやって総理大臣になるのでしょうか? 総理大臣というのは国民が選ぶわけではなく、国民の代表(国会議員)が選ぶわけです。日本は議会が信任する「議員内閣制」だからですね。 つまり、民主党が政権を取った時、鳩山さんが総理大臣になりましたが、この時、民主党、国民新党、社民党は鳩山さんに投票したわけです。 自民党は谷垣総裁、公明党は山口代表、共産党は志位委員長です。ですから、多数決で鳩山さんが総理になりました。 >衆議院と参議院の違いが、いまいちよく分からないのですが、教えていただけますか? まず基本的知識として、国会は法律を作るところです。これが衆議院と参議院の2つに分かれているのは、同じ問題に対して2度、違う角度から、慎重に審議するためです。これを二院制と言い、多くの国で採用されている制度です。 二院制の意義について、日本国憲法ではなにも説明されていません。 衆議院と参議院の意見が合わない場合は衆議院の意見を優先させます。いくらたっても結論が出ない、なんてことになったら、問題がどんどん溜まっていきますよね。 なぜ参議院でなく衆議院の意見を優先させるかというと、衆議院の方が任期が短く解散もあるため、国民の意見をより反映しているからです。これが前にも出てきた「衆議院の優越」ですね。 さらに、公職選挙法によって、衆議院は全国300小選挙区から選出された議員と、全国11ブロックによる比例代表によって選出された議員から構成されるようになっています。衆議院は、「地域代表」の色合いが濃くなっています。 それに対して、参議院は都道府県を単位とした選挙区から選出された議員と、全国一ブロックによる比例代表によって選出された議員から構成されるようになっています。参議院は、「都道府県代表」+「全国代表」の色合いが濃いわけですね。ですから、参議院選挙ではタレント候補が当選する確立が高くなります。 また、衆議院の被選挙権が25歳以上なのに対し、参議院の場合は30歳以上と、ここでも区別がされています。 このように、衆議院と参議院を異なる方法で選ぶことによって、いろいろな人の意見を反映させようというものです。
お礼
度々お時間をさいていただきありがとうございました! すごく分かりやすく、何度も何度も読んで頭に叩き込みました。そして、仕組みがおおよそですが分かってきた様に思います。 本当に素晴らしく尊敬の眼差しです!また疑問があった場合、質問させていただくと思いますが、また是非ご縁があればと思います。 本当にありがとうございました!
- tomichan
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<与党・野党> 衆議院 定数480人(解散有り) 参議院 定数242人 衆議院で過半数を占めた方が与党で反対が野党。 参議院も過半数を占めた方が法案が通過しやすい。 *衆議院と参議院で違う政党が過半数の場合。 衆議院が優先される。 <不信任案(内閣不信任決議) 衆議院だけ> 野党が提出。 効力 10日以内に衆議院の解散・もしくわ内閣総辞職。 1会期に1度だけ提出可能 (今期は通年国会になりそうなので、来年の通常国会まで提出出来ない) 参議院の場合は内閣不信任決議は無く代わりに問責決議という。 問責決議の効力 内閣は決議を無視しても法的拘束力は無い。 可決された場合 過去5例 衆院解散2回 大臣の辞任3回。 (菅総理の場合 同じ党派の鳩山前総理を騙すくらいだから無視しするだろう?) <今後> 前回の総選挙(09)で突風なみの追い風が吹いた民主党だが、ただの1度だけの選挙演説で当選(比例)出来た奴もいたが、次回は現在の支持率から考えて1/3以下になる可能性が高い。 (菅総理も含め大臣も大量に落選する可能性が高い ・・与党は怖くて選挙が出来ない状態) 民主党の大量落選により代わりに自民党が与党になる可能性が高い。 前々回の総選挙(05)の小泉郵政改革選挙で、大勝の反動で衆議院の解散のチャンスを逃したのが政権交代の要因にもなった。 現在の菅総理も支持率UPの為のパフォーマンスなど行なっているが、菅民主党では支持率UPは無理だろう。 過去の支持率UPは大胆な処罰もできない小沢切り。 党内部からの菅では戦えないの不協和音で若手に看板の掛け代えが、唯一の支持率UP方法と思える。 (財政的裏付けの無い小沢‐原口の09マニフェスト(バラマキ4K)を守れでは戦えない) (蓮舫の出来るパフォーマンスはむしろ逆風) 震災による延命した菅総理だが、想定外の北朝鮮の暴発で再び命拾いする可能性も有り得る。 (90年代から言われ続けてる不穏な北朝鮮情勢 浜岡原発の地震よりはやいと思われる)
お礼
ありがとうございます。 ここ最近、総理大臣が立て続けに変わったのも『不信任案』が可決されたからなのでしょうか? また、菅さんが辞任した場合、また民主党の中から総理大臣が産まれるのですか? >小泉郵政改革選挙で、 これは、一体なんだったのでしょうか。私の中では、郵便局を民営化にしよう!という小泉さんが国の利益などを民間人に、みたいな国民の為にやっただけだと思っていました。本当に小学生以下レベルなので、時間がありましたら詳しく教えていただきたいです。
- keijidairi
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すみません。日本新党ではなく、国民新党です。社民党は沖縄普天間基地の問題で、福島党首が大臣を辞任したために、連立解消という形をとりましたが、今回の不信任案には反対しています。 >>与党とういのは、現在政権をとっている党のことですので、 >というのは『今は民主党が与党』なんですね?これが自民党にまた政権?がいっ >ても、その時には『自民党が与党』なんですね? その通りです。 >『参議院は代々伝わる 様な人々』 これは違ってます。 今は衆議院と同じように普通に選挙で選ばれています。 >菅さんは辞任を表明したのでしょうか? 菅さんにしかわかりませんが、小沢さんや鳩山さんの協力がないと、これからやりにくいと思ったのではないでしょうか。 >小沢さんもテレビを見る限り、黒幕的な、闇で支配している様なニュアンスを耳にしますが、悪い人なのか、一体どんな方なのか…? 小沢さんの選挙戦略ってすごいんですよ。ものすごい田舎の山奥の川の上流に長年住むおじいさんとかおばあさんのところに自分の秘書をいかせるんです。そうすると、小沢大先生の秘書が小沢先生の名刺を持って来たということで感動するわけです。 そのおじいさん、おばあさんが自分の子供たち、兄弟に話をします。すると話を聞いた子供たちがまた自分の知り合いや子供たちに話をする。川の上流から下流に下りながら、名刺を配って支持者を増やしていくわけです。そうやって数年前、選挙で民主党が大勝利したわけです。 つまり、小沢さんが名刺を配ると小沢さんの選挙区以外の民主党の候補が当選するわけです。それぐらい小沢さんの名前ってすごいんです。つまり、敵に回すと非常に怖い。 >あと、離党というのは『民主党の人が○○党になる』という意味ですか? 新しく、党をつくったり、無所属になったり、既存の党に入ったりですね。 無所属になると法案の提出や国会での質問ができなくなりますから、田中真紀子議員も自民党を離党して無所属になりましたが、民主党に入りました。
お礼
ありがとうございました!二度に渡り、すごく分かりやすい解説でした! 普天間基地、郵政民営化、などまだまだ????な部分はありますが、とりあえず『不信任案』についてはよくわかりましたし、与党野党の違いもよくわかりました。 本当にありがとうございました。もっと勉強します。
今晩は 政治に興味を持たれる事は大変素晴らしい事です。 「与党」.....同じ様な考え方で集まったり、加勢したりする集まり=パーテイの事で「政権」側に居る集まり、英語で「IN」と略、与(くみ)する側。 「野党」.....与党に入れない側、詰まり「政権」の無い側、英語で「OUT」と略 「不信任(決議)案」.....衆議院で採用、.時の政府(政権)に対してNOを突きつける時の手続きで野党、与党何方から提出しても好い。過半数を超えること。 「問責決議案」......参議院では衆議院の不信任決議案の制度が無いので、不信任決議案よりも法的拘束力がない国会決議の形で行う事が在る、参議院は衆議院より弱いんだね。 「否決」.....今回の不信任案で言うと、野党側から与党側に対して提出されましたが、与党から見ると此の野党案をノーと言って過半数以上の票でクリアしました。詰まり与党から見て「議案を認めません、認められない」という見方で「否決した」と成ります。野党からすると、「否決された」と成ります。何方かと言うと、与党側に立った見方でしょう。 「可決.」....出された議案に対し、過半数以上で通過した場合。こうなると、野党は万々歳、野党からすると「可決した」と成るし、与党からすると「可決された」と成ります。何方かと言うと、野党側に立った見方でしょう。 今後も民主党から総理大臣が出るか......此れは政治の世界は、「一寸先は闇」と揶揄(やゆ)される様に神様でも判りません。若し御存じの大連立の政府(政権)に成ったとしても総理大臣はどこの党から出るのかは、此れも神でも判りません。 自民党に軍配が上がる日、場合によって(国民が選挙で望むなら)は来るでしょう。 自民党に軍配が上がっても、総理大臣は必ずしも自民党からとは限りません。此の場合、自民党が衆議院選挙で過半数を超えると自民党単独で総理大臣を選べますが、過半数を割った場合なんかは割り方によって、単独で出せる場合も有りますが野党の出方に依っては昔の「自社さ(自民党+社会党+さきがけ)」、「自自公(自民党+自由党+公明党)」、「自公(自民党+公明党)」、最近では御存知「民社国(民主党+社民党+国民新党)」と言った大きくは無い連立政権が出来るかも知れません。 今年から来年に掛けて又又、政界再編成る事が起きますと其の時にはどういった衆議院選挙の結果に成るのか、此れも誰~れにも判りません。 又(未だ)判らない事が有ったら、質問してみて下さいね。 我々国民は、明日を信じて生きるしか無いのかな...................................
お礼
ありがとうございます! 衆議院と参議院の違いが、いまいちよく分からないのですが、教えていただけますか? また、 >自民党に軍配が上がっても、総理大臣は必ずしも自民党からとは限りません。 これは過去にもそういった事があったのでしょうか? 私の中では、国民が選挙で投票→(例えば)自民党の人が沢山当選→よって政権は自民党→そこから自民党のみんなで総理大臣をそれぞれ推薦、立候補→政治家の人々によって総理大臣が決定、みたいに思っていたのですが、全くの間違いという事ですよね? どちらにしても、この人が総理大臣!と選挙によって当選した訳ですから、満場一致とはいかずとも、その長に従ってもらわないと総理大臣の意味がないですよね?決まったのに『この内閣では気に入らない!』と政治家が言い出すなんて、結局、何がしたいのか全く理解できませんよね?
- AkiraHari
- ベストアンサー率19% (255/1313)
今の与党は民主党と国民新党です。 社民党は与党ではありません。また、日本新党は現在ありません。日本新党とは昔、細川護煕たちが作った政党です。同じような名前の政党がいくつもありますので混乱しますね。 不信任案とは「内閣を信任しない」という案です。よって、否決は不信任案を否決なので信任になります。可決は不信任案を可決ですから不信任になります。1国会会期中に1回しか提出できません。よって、180日も延長されるとその間不信任案は提出できません。 参議院の場合は問責決議案です。これは可決しても強制力はありません。強制力がないのでほとんどの場合無視されます。無視しないでそれを逆手にとって衆院解散したのが小泉元総理が行った郵政解散です。 >自民党に軍配が上がる日がまた来るのでしょうか? >そうなると、また自民党から総理大臣が誕生するのでしょうか。 これはわかりません。未来は様々な可能性があります。 第一党にならなくても総理大臣を出した例はあります。社会党の村山内閣は大きな自民党が小さな社会党を取り込んで社会党党首の村山が総理になりました。同じ自民党内でも小派閥の三木は田中の後をついで総理になりましたし、中曽根にしても同じです。民主主義とは数ですが必ずしも少数でも総理を出せます。
お礼
ありがとうございます。 『不信任案』は分かってきました。ただ、いまいちよく分からなかったのが、 >民主主義とは数ですが必ずしも少数でも総理を出せます。 という部分で、そもそも総理大臣はどうやって総理大臣になるのでしょうか?選挙も、参議院選挙、衆議院選挙などとありますが、総裁選で立候補した人に対して、国民が投票するのですよね? で、今回、民主党から菅さんが当選したのですが、現在民主党に軍配が上がっているのに、自民党の人が総理大臣になる事もあるのでしょうか? また、不信任案って言っても、そうして当選した国の長な訳ですから、それを不満だと言うのは、違う党なだけで、ただ揚げ足をとりたいだけの様にしか思えないのですが…どうなのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。確認させてください。 >与党とういのは、現在政権をとっている党のことですので、 というのは『今は民主党が与党』なんですね?これが自民党にまた政権?がいっても、その時には『自民党が与党』なんですね? 参議院と衆議院についても、本当に分からなかったのでとても興味深く読ませていただいたのですが、『衆議院は国民が選んだ政治家』、『参議院は代々伝わる様な人々』みたいな、一概には言えませんが、大まかに言うとしがらみ的な存在から政治家になった人、という認識で良いのでしょうか? 今回、否決(って不信感さは認めない、このままでって事ですよね?)されたのに、なぜ菅さんは辞任を表明したのでしょうか? また、小沢さんもテレビを見る限り、黒幕的な、闇で支配している様なニュアンスを耳にしますが、悪い人なのか、一体どんな方なのか…?また、それを支持する政治家などは、何を持って支持しているのでしょうか? あと、離党というのは『民主党の人が○○党になる』という意味ですか? 度々本当にすみません。なかなか誰にも聞けないし、周りも??なもので…。是非お答え願えればと思います。宜しくお願い致します。