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内閣不信任案可決の可能性はあったのか?
マスコミ報道を見ていると、不信任に賛成を表明していた民主党議員は「菅総理が辞任するといったから不信任案に反対したんだ」でなければ不信任案は可決されていたというような事を言っていますが、皆さんはどう思われますか。 前日に不信任案に賛成の意向を示していた小沢氏の集会に集まった議員は71人、同じく鳩山氏の集会に集まった議員は23人とのことでした。しかし、鳩山グループでは不信任案に同意した議員はわずか二人しかいなかったと報じられています。 小沢グループの方は何人が同意したかは報じられていませんが、過去の自民党政権時代の造反騒動を見ても、実際に行動を起こしたのはその中のごく一部ということが殆どでした。おそらく今回も多くて10数人程度だろうと私は予想していました。 今回不信任案の可決には82人の与党議員の造反が必要でしたから、小沢グループの71人が全員可決に同意したとしてもまだ足りません。まずそんなことは有り得ないと思いますが。 菅総理の辞任発言があろうとなかろうと、不信任案の可決は始めから無理だったと思うのですが。 それから、直前になっての鳩山氏の不可解な行動は、自身の求心力の無さのカモフラージュと不信任案否決後の自分の立場を守るためのパフォーマンスにしか私には見えませんでした。皆さんは彼の行動をどう見ていますか?
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お礼
回答ありがとうございます。 小沢グループの150人というのは衆・参合わせた数字です。 衆院議員だけでは100人くらいでしょう。 その内の7割くらいが会合に参加したということで、さらにその70人全員が造反するなどということはありえませんし、鳩山グループは2人しか賛同者がいないことが解っています。どうやっても可決に持っていくことは不可能なのです。 特に小沢グループの議員は選挙に弱い議員が多く、大義のない権力闘争に加担して党を離れたらまず当選できません。状況的に可決できる可能性も極めて低いのにそんなリスクを冒せる議員は非常に少ないのです。 つまり直前情勢で可決は無理だということを認識した上で、鳩山が和解交渉を行い、格好をつけただけなのです。そうすれば、あとになって恩着せがましことも言えますからね。事実和解文書を見ても「民主党を壊さない」「自民党政権に戻さない」などという菅が同意せざるを得ないような言葉を全面に出しています。策略に嵌ったのは菅直人の方なのだと私は思います。