中性というのはH+とOH-の濃度が等しい状態を言います。
その一方で、「水のイオン積」というものがあります。
つまり、水の性質として、22℃においてH+のモル濃度([H+])とOH-のモル濃度([OH-])の積が1.0x10^-14になるというものです。まあ、厳密には少し違います(活量というものを使います)けど、それは気にしないで下さい。
で、上述の条件、すなわち、
[H+]=[OH-]
[H+]x[OH-]=1.0x10^-14
を解けば、中性では、[H+]=[OH-]=1.0x10^-7 mol/L になります。
pHの定義は -log[H+]なのでそれを計算すれば中性のpHである7になります。
ただし、「中性というのはH+とOH-の濃度が等しい状態」というのは常に不変ですが、水のイオン積は温度によって変化します。したがって、温度が22℃から大きくずれれば中性のpHも変化することになります。また、これはあくまで水溶液での話なので、アルコールなどとの混合溶媒になれば話は違ってきます。
>「なぜ中性をpH7というのか」
中性をpH7というわけではありません。水溶液が中性であるときのpHが7であるというべきです。日本語としては意味が違います。
お礼
詳しくありがとうございます! 参考にさせていただきました(^ω^)