• ベストアンサー

分詞修飾に制限・非制限用法的な区別はありますか?

例えば、 「1958年に建設された東京タワー」 Tokyo Tower built in 1958 Tokyo Tower, built in 1958 テレビを見るのが好きなトム Tom liking to watch TV Tom, liking to watch TV

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ad-astra
  • ベストアンサー率64% (126/196)
回答No.5

>そうならば、Tokyo Tower built in~でも可能ということでしょうか。  まず名詞を後ろから修飾する分詞などは、一般に元々関係詞が導く形容詞句であったものが省略されているのだと説明されています。 Tokyo Tower, built in 1958...はTokyo Tower, (which was) built in 1958...という説明です。  そのロジックからいけば、固有名詞の場合には継続用法しかありえませので(*Tokyo Tower which was built in 1958...という文章は作れないわけです。)そのことから、短縮されて形容詞句になった時点で「制限用法的」なTokyo Tower built in 1958...はあり得ない、ということになります。Tokyo Tower がたまたま二つあった場合であれば、The Tokyo Tower built in...が制限用法的に可能になります。  ただ、文法で「あり得ない」という場合、「よほどのことがないと例外がない」から「時々例外がある」まで幅があるようです。文法的にルーズな結果は外すとしてもです。 この辺からが私の考えで、ちょっと苦しくなってきます。  私が考えたのは、語り手が(以下は全くの創作です)「1945年に旭放送のタワーが建った。48年に50階建ての日暮里ビルが建った。55年に東京通天閣が建った。いずれも現在の耐震基準を達成していなかったが、1958年に建てられた東京タワーはその基準をクリアしていた。」のようなことを述べる場合です。このとき語り手は個別の高層建造物の名前を述べながらも、念頭に置いているのは「高層建造物」という概念での比較です。そう言うときには、「制限用法的」にTokyo Tower built in 1958と使ってしまうと思うのです。  で、ちょっと用例を検索してみました。Tokyo Tower built in 1958でいろいろヒットはしますが、殆どがThe Tokyo TowerかTokyo Tower,のいずれかです。(あ、このご質問も出ていますね) 一例は The two freestanding towers of Tokyo's 23 special wards, Tokyo Tower built in 1958 at 333m tall, and Tokyo Sky Tree to be completed in 2012 at 634m tall, ... (http://boardreader.com/thread/Tokyo_Tower_1958_333m_vs_Tokyo_Sky_Tree_5gr2zX24eh7.html) です。ブログですので、プロの書き手によるものかどうかは分かりません。しかしネイティブスピーカーの一般人にこう書く人があるのであれば、「実例としてはあるのだ」、とも言えます。私が想定したのはまさにこの文のような場合です。Tokyo Towerと言いつつも、「タワー」を念頭に、お考えの様に単に分詞が形容詞として「制限用法的」に使われています。 Tokyo tower built in 1958 is 332.6 m high. (http://www.ec-inc.co.jp/ipc9/pdf/IPC92ndCircularV3_2_1.pdf) これは日本で作成された文書からです。  他にも2例ほどありましたが、あきらかにネイティブスピーカーの手によるものではないので除外しました。  ということで、Tokyo Tower built in 1958やTom liking to watch TVという固有名詞にtheもつかずに「制限用法的」に使われることは殆どないので、学習段階では使わないようにする、というのが実際的なのではないでしょうか。

roiyaruzu
質問者

お礼

回答ありがとうございました 使わない方がよいようですね

その他の回答 (4)

  • ad-astra
  • ベストアンサー率64% (126/196)
回答No.4

 済みません、学校文法の流れで考えてみただけですが…  お考えのように、形容詞には制限的・非制限的両方の働きがあるので、ときに曖昧になることがあります。 The Japanese voters who suffered from long-term recession... これは不況にあえぐ日本の有権者全体を指すのか、収入の二極化の中であえいでいる方の有権者を指すのかは文意次第となります。 例文では: ▼Tokyo Tower built in 1958  単に分詞が形容詞として働いているのだと思います。 これに関係代名詞で使われる制限用法の意味合いを入れるのであれば、The Tokyo Tower built in...となるのではないでしょうか?  関係代名詞の先行詞の場合、先行詞が複数の場合は「もっと大きなグループの中の小グループを限定」し、単数の場合は「大きな同類の中で『その』ひとつ」と限定するので: The John who wrote the Book of Revelation was the same John who wrote the Johannine Epistles. (黙示録を書いたヨハネは、ヨハネ伝を書いたヨハネその人です。) のように使われると思います。 ▼Tokyo Tower, built in 1958  先行する名詞をさらに説明するために、分詞が句を伴って形容詞の働きで文中に挿入されたり、文尾に補足して加えられる、文の要素にはならない用法だと思います。分詞構文には発展しないと思います。副詞用法ではありませんから。 ▼Tom liking to watch TV  お考えのように、状態動詞が分詞として使われて形容詞の働きをしている例ですね。進行形でも使われることがありますが例外的だとして扱われているようです。(I'm loving it!は流行ってますが) ▼Tom, liking to watch TV  コンマで区切られているので「トムはね、テレビを観るのが好きなので・なんだけど」とちょっと脇道にそれて補足する表現なので、上のTomを直接修飾している「テレビを観るのが好きなトム」とは違ってきます。  ということで、私の理解では、コンマがなければ直接修飾して被修飾語が文の要素であればその一部になる、コンマがあれば、挿入または文尾の補足として文の要素にはならない、というふうに整理しています。説明はしているけど、修飾して名詞句を作るのではない。ちょっと無理でしょうか。

roiyaruzu
質問者

お礼

回答ありがとうございます >形容詞には制限的・非制限的両方の働きがあるので、ときに曖昧になることがあります。 知りませんでした。 そうならば、Tokyo Tower built in~でも可能ということでしょうか。

  • fwkk8769
  • ベストアンサー率61% (160/259)
回答No.3

わが国の学校文法では分詞修飾に制限・非制限用法的な区別を認めていないようです。(少なくとも私には区別しているものを見た覚えはありません。)しかし、私は、関係詞ほど多用されているとは思いませんが、分詞修飾にも制限・非制限用法的な区別があると見ないと、現実に用いられている英語を理解できない場合があるように思います。 (1) 『日本人に共通する書く英語の弱点』(The Japan Times社、1995年)という本があります。この本はBob YampolskyというThe Japan Times社発行の『週間ST』のネイティヴ編集員の書いたものを同編集部が翻訳した定評のある本です。このpp.113-115の一部を以下に紹介します。 1.「ピンクのナイトガウンをはおっただけのハリディ婦人が家から出て来て、僕らを怒鳴りつけた」 ⇒Mrs. Halliday, wearing only a pink nightgown, came out of her house and yelled at us. 2. 「ドイツで教育を受けたエモリーの父親は、数ヶ国語を流暢に話す」 ⇒Emory’s father, educated in Germany, speaks several languages fluently. 3. 「1931年に架けられたジョージ・ワシントン橋は、ニューヨークとニュージャージーをつないでいる」 ⇒The George Washington Bridge, built in 1931, connects New York and New Jersey. 上掲の本は、「名詞+分詞句」の間のカンマの必要・不必要について、名詞句とその前の名詞の関係から説明しています。すなわち、その句が提供する情報が不可欠なものではなく、句を取り除いても文の意味に何の影響もない場合はカンマが必要である、というわけです。 以下はその本に書いてあるわけではありませんが、常識的に上の1から3を次のようにparaphraseしても冗長にはなりますが、文法的・意味的に誤りではないと考えます。 1’. Mrs. Halliday, who was wearing only a pink nightgown, came out of her house and yelled at us. 2’. Emory’s father, who was educated in Germany, speaks several languages fluently. 3’. The George Washington Bridge, which was built in 1931, connects New York and New Jersey. つまり、私は、これらはわが国の英語教育では分詞構文として説明されているけれども、少なくとも著者のBob Yampolskyのお考えに沿って考えるならば、これらの分詞はいわば非制限用法の分詞であると考えてよいということになると考えます。 (2) カンマつきの過去分詞句が限定的な名詞の後に、しかも文末に現れている用例が目にとまりましたので以下にご紹介します。 やや古いのですが、昔The Japan Times紙をめくっていましたらハリー・ポッターの第6巻の発売に関する写真とそのキャプションが目にとまりました(2005/07/14付け、p.20の右上)。その写真にはinset(挿入された小さな写真)があり、このinsetについて次のキャプションが付いていました。 [The] Inset shows the front cover design of the book’s British edition, published by Bloomsbury. 文末のpublished by Bloomsburyの前にはカンマが付いています。この部分は主文との関係を考えてみると、わが国の学校文法で言うところの「分詞構文」と解釈するには無理があるように思います。 私の考えでは、その前にあるthe book’s British editionが特定的なものであるがゆえにpublished by Bloomsburyの部分は制限的にthe book’s British editionを修飾できないので、非制限的にカンマを付けたものと思われます。この部分を関係代名詞を用いてparaphraseすると、…, which has been(もしくはwas) published by Bloomsbury. とすることができると思います。ここをカンマ無しではnativeにとっては違和感が出るということでしょう。 (3) 「分詞構文」の分詞句部分は、機能的に品詞概念を基に考えれば、主文の述語動詞(V)を修飾する副詞句という解釈です。ところが、以上見てきたように現実の英語の用法を観察すると、 「名詞(句)の直後にカンマ付きで分詞句が来たもの」 には (a) 伝統的考え方で言うところの「分詞構文」 という見方では解釈できず、 (b) 非制限用法的に先行する名詞(句)を修飾する分詞 という考え方が必要であると私は考えます。 (4) 実際、著名な文法家も非制限用法の分詞句を認めています。 D.biberほか著”Longman Student grammar of Spoken and Written English” (2002)の第9章(9.7.1)に’Restrictive and non-restrictive functions with other postmodifiers’というタイトルがありそこに以下のようなことが書かれています。 「関係詞ほど頻繁にではないが、後置の分詞句や前置詞句にも時に(occasionally)非制限機能がある」 (原文は英語ですが、私の試訳です)として、さらに例文をいくつかずつ挙げてあります。 ●かつて同様の趣旨から、私がこのgooに出した質問も見ていただけるとうれしいです。http://okwave.jp/qa/q1551010.html

roiyaruzu
質問者

お礼

回答ありがとうございます いろいろと参考になりました 「限定された名詞(固有名詞)を分詞修飾するにはカンマが必要である」と結論しようと思います。

  • CL918
  • ベストアンサー率45% (5/11)
回答No.2

そうですね、東京タワーは固有名詞ですので、上の表記ですと 東京タワーが複数ある可能性を含みますね。 like に関しては知りませんでした。 そのような使い方があるのですね。教えていただいてありがとうございます。勉強になりました。

roiyaruzu
質問者

お礼

回答ありがとうございました 参考になりました

  • CL918
  • ベストアンサー率45% (5/11)
回答No.1

日本語訳の意味が少し変わってきます。 Tokyo Tower built in 1958 は、 1958年に建てられた東京タワー Tokyo Tower, built in 1958 は、  東京タワーは1958年に建てられたのですが、 Tomm liking to watch TV は、 likeは、進行形にしませんのでこのような形では使われません。 watch でしたら進行形になりますので Tom watching TV now ですと、 今テレビを見ているトム Tom, watching TV now は、 トムは今テレビを見ているのですが となります。

roiyaruzu
質問者

お礼

回答ありがとうございます >Tokyo Tower built in 1958 は、 1958年に建てられた東京タワー つまり、Tokyo Tower which was built in 1958と同様に、 東京タワーが2つあることになってしまいますか? > likeは、進行形にしませんので 状態動詞は現在分詞にすると、who doの意味になる筈ではないですか? "man liking to"でグーグルフレーズ検索すると 約 8,960 件中ヒットしました http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4SNJA_ja___JP426&q=%22man+liking+to%22

関連するQ&A