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嫌いな学校についての記事
- マージーは学校が嫌いだった。特に地理のテストが苦手で、成績が悪くなっていた。
- マージーの学校には機械の先生がいて、宿題とテストの紙をパンチコードで書く必要があった。
- 学校の学習内容を調整するために教育監査官が来て、マージーの成績に満足していた。
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マージーは嫌な顔をした。 「学校?学校について、面白い話なんかある?学校なんか大嫌い。」 学校は前から嫌いだったが、最近本気で嫌になっていた。 コンピュータ先生は、地理のテストばっかりさせるのだ、 何回も何回も。 しかもマージーの点数は、毎回下がっている。 マージーのお母さんは悲しそうに頭を振り、 ついに郡の調査官にきてもらうことにした。 調査官は、赤い顔をした、小柄な男の人だった。 計器や針金がいっぱい入った工具箱を下げている。 彼はマージーに微笑みかけ、りんごをくれた。 それから彼は、先生を分解していった。 このまま組み立て方が分からなくなればいいのに‥ とマージーは思ったが、 大丈夫。彼はもちろんちゃんと覚えている。 1時間ほどして、それは元通りになっていた。 黒くて大きい箱。 大きな画面があって、 そこに授業の内容や質問が映し出される。 それは別にいいのだが、マージーが嫌いなのは 宿題やテストの答案が挿し込まれるスロット(挿し込み口)だ。 彼女はいつも、6歳の時に覚えさせられた "パンチコード"を使って書かなければならない。 コンピュータ先生は、一瞬で採点する。 修理が終わると、 調査官は微笑んで、マージーの頭をなでた。 彼はお母さんに言った。 「奥さん、この子が悪いんじゃありませんよ。」 地理の進め方が少し速くなりすぎてたみたいで。 10歳の平均のスピードに直しときましたから。 でも全体的に見れば、彼女の進み具合はたいしたものですよ。」 そして、またマージーの頭をなでた。 マージーはがっかりした。 この人が先生を持ってってくれたらいなぁ、と期待していたから。 前に、歴史の分野がおかしくなったとかで、 トミーの先生は修理に出され、 1ヶ月間くらい返ってこなかったことがあったのだ。 ※mechanical teacherのうまい訳が思いつかないので コンピューター人間みたいな感覚で 「コンピューター先生」としていますが、 どちらにしても未来のことで想像上のモノですから、 「機械の先生」でも、何でもいと思います。