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合金の融点
はんだって錫と鉛の合金ですよね?異種金属を混ぜて合金を作ると、単体の時の融点よりも下がるのはなぜですか?状態図は知っていますが、なぜこのような現象が起こるのかわかりやすいく教えて下さい。お願いします。
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No.1の方が言われているのは、熱力学における 圧力一定と考えた場合の、ヘルムホルツの 自由エネルギーという説明の方法で 乱雑さと言っているのはエントロピーの ことですが、もう少し単純化すると 以下のようになります。 物が溶けるというのは、原子を結びつける 結合エネルギー(金属の場合、自由電子を 中心とした金属結合の強さというイメージです) を超えるような熱エネルギー(原子の振動による 力)が加わったとき、その結合が壊れ 原子が自由に動き回り出してしまうことです。 結合エネルギーが強ければ、その物質を 溶かす温度も高くなります。 鉛とスズの場合、鉛の原子間の結合エネルギー や、スズの原子間の結合エネルギーより、 鉛とスズの原子間の結合エネルギーが 小さいため、鉛とスズが適当な割合で 混ざったとき(Sn60% でしたっけ?) 結果的に全体の原子間の結合エネルギーが (それぞれ単体のときより)低くなるため 融点が下がります。 勿論これは金属A,Bの原子間の結合エネルギーの 間に AB<(A+B)/2 A:金属原子A-A間の結合エネルギー B:金属原子B-B間の結合エネルギー AB:金属原子A-B間の結合エネルギー という関係がなり立つときで、 学にAーB間の結合エネルギーの方が それぞれの単体の場合より大きければ 融点は上がることになります。
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乱雑さが.増加すると.エネルギーが減る 為.と記憶しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。