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合金の液相点と融点
金属(合金)の液相点と融点は 同じものと考えてよいのでしょうか?
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融点の定義にもよりますが,一般に合金の場合,液相析出温度と融点は異なる場合が多いです。 例えば,はんだなどの共晶合金を加熱融解し,熱電対を中まで差込み,空冷時の温度の時間変化を測定するとします。凝固時に曲線が水平になる温度がはんだ合金の融点として測定されます。この場合,はんだ合金があたかも純粋な金属の融点のような一定の凝固温度(=共晶温度)を持つようにふるまい,このとき,液相も固相もすべての温度範囲で同じ共晶組成になっています。 一方,合金組成が共晶組成からずれている場合は,凝固時に固相と液相が同時に組成変化するので,温度変化は一定値にならずなだらかになります。 ご質問の場合,共晶合金という前提はないものと考えます。したがって,液相点?(液相析出温度)と融点は異なるが回答です。
補足
回答ありがとうございます。 質問中の合金は具体的にはマグネシウム合金(AZ31)なのですが、何かの雑誌に液相点630℃と記載されいるのを見ました。 その雑誌に融点は記載されてなかったのですがやはり別物でしょか?