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金星改造計画

十何年か前の科学番組では、 「地球の人口が増えすぎたら、金星に藍藻を打ち込んで、 温室効果ガスを除去して地球のような星に変え、そこに移住する」 という話がときどき出ました。 ま、化学燃料を使ったロケットで、大量の人間が移住するというのも無茶な話ですが、 それは問わないことにします。 ところが最近の、宇宙を扱った科学番組ではその話をほとんど見ません。 どっちかというと火星への移住の話が出てきます。 これはなぜでしょうか。 研究によって、その計画が実現不可能だとわかったとか、そういうことがあるのでしょうか。

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noname#25358
noname#25358
回答No.1

 金星より火星の方が、より地球に近いことが分かったからです。  平均気温とか、大気の状態とか。  仮に惑星改造計画を打ち立てた場合、金星より火星のほうが安くすみます。  もちろん、それが五十歩百歩であることは分かってて言ってるんですが。

その他の回答 (3)

回答No.4

  >十何年か前の科学番組では、 >「地球の人口が増えすぎたら、金星に藍藻を打ち込んで、 >温室効果ガスを除去して地球のような星に変え、そこに移住する」 これが、まずたいへん不思議に聞こえます。何故、不思議かというと、金星の地球化(terra-forming)というのは、火星のそれに比べて、非常に難しいはずなのです。従って、地球外惑星のテラフォーミングについて、金星が話題になるなら、同時に、火星の方も当然ながら、話題になるというか、研究が存在していたはずです。 もし、金星のテラフォーミングの話題が多くあったとすれば、それは、金星の地球化の「実現可能性」が高かったからではなく、逆に、非常に困難であることが、かなり前から分かっていたので、この困難の度合いに対し、「解決方法がある」という解決の糸口の発見で、話題性が出ていたのだと考えられます。 テラフォーミングの「実現困難性」という指標では、金星の地球化は、火星のそれに比べ、現在の物理的な展望からすると、百倍、千倍、一万倍、いや、それ以上に困難さが大きいはずなのです。 他惑星への頻繁な航行ということの前提には、非常に効率のよいエネルギー発生技術の開発実現が前提になります。核融合原子炉のようなものの実現が前提になるとも云えます。つまり、エネルギーの発生とその伝送は、かなり容易であるということが前提になります。 では、大規模エネルギーの発生が容易になれば、金星のテラフォーミングは容易になるかというと、そうはなりません。他方、火星のテラフォーミングは、エネルギーの大規模発生が容易になれば、画期的に実現可能性が高まります。 理由は、温度の低い場所にエネルギーを供給して熱エネルギーとして温度を上げることは容易だが、その逆は難しいということです。金星の表面温度が400度Cを越えるような温度だと、温度を下げねばならないのですが、地球上で、現に起こっていることですが、暑い場所を、エネルギーを加えて冷却すると、その部分は温度が低下しても、本来あった熱と、冷却のために加えたエネルギーの熱エネルギーが一緒になって、周囲の温度を余計に上昇させるという効果が出てきます。 火星の場合、局所的に温度を上げることは容易ですし、惑星全体としての温度も、温室効果を利用すれば、一定温度に上昇させた後、保温すれば問題は解決できるのですが、金星の場合、どうやって、温度を下げるのか、技術的に、見通しが立たないはずです。(金星の地表の一定面積が太陽から受けるエネルギーは、地球のそれよりも遙かに大きいのであり、仮に、テラフォーミングしたとしても、地球の熱帯以上に暑い地域が広範囲に存在することになるのです)。 金星のテラフォーミングは、一時的に話題となりえても、実現可能性という観点からは、やはり、火星の方が話題性が大きいのだということです。  

liar_adan
質問者

お礼

みなさん、回答ありがとうございます。 まとめお礼で失礼します。 私は一昔前の科学少年なので、 カール・セーガンの話などを聞いて 「金星は火星よりも改造しやすい」と思い込んでいました。 (そのころは、金星の地球化の方が「流行り」だったのです) 藍藻を打ち込めばすぐにでも地球化されるように思っていたのですが、 最近はその話が出ないので、どうなったのかなと思っていました。 みなさんの回答はそれぞれ参考になりましたが、 今回のポイントは先着順で付けることにいたします。

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.3

予想ですが... >研究によって、その計画が実現不可能だとわかったとか、 >そういうことがあるのでしょうか 実現出来るように出来るように研究が進められますから, そこでの実現性や経済性は,大きな仮定を立てて対処すると思います, 従って,実現不可能だから,と言う理由ではないと思います. 恐らく・・・火星の方がいじりやすいこと,火星への推進系 (非化学推進.はやぶさ搭載のイオンエンジンなど)が, 基礎研究からようやく衛星等での実証が行われ,実用の段階に なって来たことから,現実味をより帯びていること,等から, 火星が話題にされがちである,と言うことだと思います. 地道に,金星のテラファーミングを研究している人もまだいると思います.

回答No.2

金星よりは火星のほうが地球に気候が似ているからでしょう? 火星の方は、平均気温マイナス40℃で大気のほとんどは二酸化炭素です、人間が住めるようになるにはまず、温室効果ガスを火星に持って行き平均気温を上げてやらなければなりません、その後地球から植物を持って行き(氷点下でも耐えられる植物)繁殖させます。その後は上の二つの作業を繰り返し火星の酸素濃度が人間の住める状態になれば完成です。 テラフォーミング計画(地球化計画)がスタートしてから 約100年で人間が住めるようになると言われています。 金星の方ですが・・ 平均気温がプラス400℃ 厚い大気に覆われていて、その下には濃い硫酸の雨がふっているらしい??? あと、太陽が寿命を迎えたときに(当分先の話だけど) 太陽はどんどん膨らみ金星は確実に飲み込まれてしまうでしょう。 以上の事を考えるとやはり、火星の方が住みやすいと思います。

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