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パティシエ
私は今高校2年です。お菓子を作る仕事をしてみたいと思っています。 私が通っている高校は進学校で、専門学校に行く子はほとんどおらずみんな国立大学を目指しています。まわりにもそのような人はいないので、よく分からないことが多く不安に感じています。 お菓子について学ぶには専門学校に行くべきなのだと考えているのですが、大学に行っていろいろなことを知ってから専門学校に行っても遅くないということも聞きます。 しかし私は大学でやりたいこともなく、魅力をあまり感じていません。 大学で経営を学べばいいのではないか、とも思うのですが、私は理系なので難しいのではないかと思っています。 アドバイスをお願いします。
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- pate_brisee
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実家の弟が、専門学校を出て、料理関係の仕事に就いています。私は40歳の主婦で、大学院へ進学し、研究機関に長く在籍しています。周囲には、国立大学出身者が多くいます。 パティシエというのは、職人で、おもに身体を使う仕事です。職人になる勉強は、たとえば大工さんや左官さんや和食の料理人をみればわかりますが、10代の、早いうちに始めるにこしたことはありません。身体で覚えるものだからです。 お菓子やお料理の専門学校へ行くにせよ、どこかに弟子入りするにせよ、学ぶことは頭を使ったお勉強よりも、まずは器具の使いかたや、卵やバターの撹拌の仕方、オーヴンの温度設定、飴細工やクリームのデコレーションなど、感覚的に覚えるしかないことを徹底的に仕込まれます。弟の学校は、いろんな分野を総合的に学ばせていたようですが、たとえば一週間のうちに、自宅でやってくる課題として、きゅうりを300本切るとか、じゃがいもやニンジンのシャトーむきを数百個やるとか、繰り返し使える練習用の油脂で、下敷きのような板にデコレーションを何度もやってみるとか、そんな宿題をこなしていました。もちろん、試験に受からないといけませんので、教科書を読んだり暗記したりといった勉強もありますが。 周囲のパティシエや料理人を見ても、練習というか修業を始めるのは、早ければ早いほどいいです。繰り返すようですが、楽器の練習のようなもので、頭や体や感覚の柔軟なうちに始めるほうが、吸収が早いです。もちろん、20代になってから菓子職人を目指す人もいるし、そういった方々を否定するわけではありません。 理系であっても経営学を目指したければ目指せますが、やりたいことがはっきりと菓子職人であれば、大学で経営学を学んでから専門学校へ行くのは違うと思いますよ。大学で経営学を専門にするのは、大雑把にいうと、経営のプロになるとか、コンサルタントとか、分析をするような、いわゆる頭を使う仕事に就く人のためのものです。職人が、将来店をもつのに備えて、経営を学びたいなら、菓子職人としての仕事をしながら書籍を読むくらいでいいと思います。 頭を使う仕事をしたいのか、それとも、職人になりたいのか。どちらかわからないからとりあえず大学に行く、でもいいとは思いますが、そうではなくてはっきりと、菓子職人になりたいなら、専門学校へゆくことだと思います。 余談ですが、弟については、尊敬していますし、よく夫や知り合いと都心のレストランや菓子工房に行きますけれど、狭い場所で一日中くるくると働く方々を見ると、たくましそうで羨ましいな、と思います。
お礼
回答ありがとうございます。親と相談をしてみたのですが、そういうのは趣味でやればいいのではないか、本当にその道で頑張っていけるのか、などの指摘をされてしまいました。実際にそのときわたしには、趣味ではなくそれを職業にしていく自身や勇気がないと思いました。やればいいんじゃないか?本当に行きたいなら自分で調べて考えていけ。と言われて怖くなってしまったのです。 私にとって未知の世界である専門学校や、パティシエという職業に進んでいく、という決断をいまの私にすることは出来ませんでした。もし大人になって、そのときに本当にお菓子を作りたいと思ったときでもいいのではないかと思いました。 こんな私に親切な回答本当にありがとうございました。