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アポトーシスのついて

アポトーシスは、あえて言うなら自殺ですが、「あなたはもう不要ですよ」とか「自分は有害な細胞になっている」とか、そのようなシグナルを総合的に判断して「自ら死に至ろうとする」訳ですが、 では、どうして、シグナルを総合的に判断して自殺するような・・言うなれば・・・その細胞は、どうして 「あ~、私は自殺した方が良いわ~」という空気が読めるのですか?細胞に軽い脳みそみたいなものが付いているのですか??? 変な質問ですいません^^;

みんなの回答

  • raiden787
  • ベストアンサー率37% (179/473)
回答No.5

TNFレセプターとかカスパーゼあたりを調べてみるとよろしいかと。 あとは、フリッパーゼ、ホスファチジルセリンなどなど、細胞がアポトーシスを引き起こすスイッチとなる機能がいくつか報告されてますね。 正直、アポトーシスにかんしてはわからないことが多いです。 簡単にいえば外部から「もう死んでください」みたいな意味を持つ化学物質が放出されてそれを特定のレセプターで受け止めると、細胞は自殺を開始します。 TNFリガンドなんかがその一つですね。 ただし、これには抑制系の機能もあるのでアポトーシスを途中で止めてしまったりすることもあります。 ほかには、細胞がダメージを受けて正常な機能を失ったり、ウイルスなどに侵されると、細胞が正常であるというシグナルが出なくなるのでキラーT細胞なんかがその細胞を破壊したり、アポトーシスを引き起こしたりする働きもあります。 具体的にはフリッパーゼとホスファチジルセリンについて調べてみてください。 大雑把に説明すると、正常な細胞はフリッパーゼによってホスファチジルセリンを細胞の内側に固定していますが細胞が異常を起こすとフリッパーゼが機能しなくなりホスファチジルセリンが細胞の表面に出てしまい、それを感知した免疫系の細胞がその細胞を自殺させます。 大雑把な説明ですので、詳細は用語をもとにご自分で調べてみてください。 いろいろ複雑ですので。

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.4

こんにちは。 細胞は「環境情報」という空気を読んでいます。 細胞には「分裂」「機能分化」「死滅」という選択肢が与えられており、この選択には「内部要因」と「外部要因」あります。 内部要因とは主にDNA情報であり、寿命もこちらに起因します。外部要因といいますのはホルモンや化学物質などを介した他の細胞との外圧の他に、ここには「自分の位置」といった環境情報があり、空気を読むというのは細胞がその環境に応答するということです。 発達段階では主に幹細胞が活発な増殖を繰り返します。これが特定の体細胞に機能分化する際、DNA情報による基本的な設計はあるにしましても、無数の分裂細胞がみな自分の役割を理解しているわけではありません。ではこの場合、新しく分裂した細胞は、隣が筋肉細胞なら自分も筋肉に、血管の近くならば血管細胞にと、与えられた環境から自分の役割を把握します。これによりDNA発現のスイッチが固定され、その細胞は死ぬまで自分の役割に徹します。ですが、役割が与えられなかった細胞には行くところがありませんし、あるいは、これ以上はみ出してしまったらそこにいる自分は要らない、ということになります。 胎児の指の間の細胞がアポトーシスを起こすのは、その場所がDNAの番外地であるからです。また、神経細胞は当初余るほど大量に作られるのですが、その後に神経の接続先が見付からなかった細胞はアポトーシスによって全て廃棄されます。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

アポトーシスは「プログラムされた細胞死」ということもあります. この名の通り, 「何らかのシグナルを受け取ったときに, プログラムに従ってアポトーシスが発動する」と考えるのがよいかと思います. 「考える」とか「空気を読む」とかではなく, 「あらかじめ決められた手順に従って粛々と実行する」という感じでしょうか. ちなみに単細胞生物であっても (単独では) 有限回しか分裂できないやつもいるし, 多細胞生物の (正常な) 細胞であっても (理論上) 無限に増殖できるものもあります.

noname#194289
noname#194289
回答No.2

多細胞生物を構成している各細胞は細胞分裂できる回数が有限であることが原則だと思います。これは単細胞が集合してた細胞になった時の、いわば約束事だったのではないでしょうか。その代り生殖細胞の中に自分の全遺伝子を預けることが許されている、というようなことを考えます。多細胞生物の構成細胞は自分の増殖あるいは生死を自分で決定できないようになっているはずです。単細胞生物では当然の前提を捨てているはずですがその例外ががん細胞とおそらく生殖細胞ではないかと思います。アポトーシスと直接関係がないようにも思いますが、どこかでつながっているだろうと思います。

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.1

 脳みそというよりも、プログラムという方が近いと思います。  自殺を開始するための遺伝子があり、その自殺遺伝子の働きを阻害する遺伝子がある訳です。  遺伝子が傷ついて、細胞がまともに機能しなくなると、自殺遺伝子が働き出す事を抑えていた遺伝子の働きが悪くなったり、自殺遺伝子に対して働く様に促す化学物質が作られたりするため、アトポーシスが起きると考えて下さい。  尚、アトポーシスは有害な細胞となった場合以外にも起きます。  例えば、指が5本に分かれているのは、胎児が成長する段階で指と指との間にあった細胞が、アトポーシスを起こして無くなるためです。  生物は、発生の各段階において、身体の要所要所に位置している細胞から分泌された、複数種類の信号用の化学物質が、身体の様々な場所に拡散して行きます。  信号用の化学物質が分泌された場所に近い所にある細胞は、化学物質の濃度が高く、離れた所にある細胞は、化学物質の濃度が低くなります。  この化学物質の濃度の違いに反応して、細胞は次にどの様な働きをする細胞となるのかという事や、次はアトポーシスを起こすのかという事が決まる仕組みになっているため、生物は決まった身体の形で産まれる事が出来るのです。

hata333
質問者

補足

自殺遺伝子に対して働く様に促す化学物質が作られたりするため、アトポーシスが起きると考えて下さい。 RE:あ~なるほど、科学物質が出来て、それに反応するのか~~?? その科学物質の名前は何でしょうか?名前だけで良いのでお願いします^^

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