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行政機関は「事務職と技術職」の混成部隊>その理由は
行政庁(中央官庁・県庁・市役所)は、行政法令の台所であってそこには、土木部門なら土木系技術者と事務方の混成スタッフになって機能を果たしています。それは環境・食品・医療その他どの分野でも同じような構成で成り立っています。 単純に、それはどうしてですか。 中には特例的に、事務系でも同じ行政法令の分野を実務経験3年以上あれば技術職の職責権限を与えられる場合もあります。たとえば、毒物劇物の監視取締員には薬学や化学を専門職とするものが任命されますが、事務主事3年履歴で登用された例などです。
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行政庁に限らず企業の事業部でも同様ですが、ある程度(数十人以上)大所帯になると、予算を与えてその枠の中で裁量に任せた仕事をさせないと、業務が滞ってしまいます。担当者がいちいちトップや幹部にお伺いを立てていると、担当者は動きづらいし幹部は聞いてる時間が取れません。 そういった理由で、予算ある所には必ず予算進捗状況を管理する専任者(いわゆる事務職)が必要なわけですが、事務職といっても事務だけしかできない人と現場仕事ができる人では当然評価が違うので、やる気があって現場が忙しい事務職は、自然と現場仕事もこなすようになります。 行政においては、そういう実務経験者を法律により公的資格取得者とみなすケースは多いです。(行政書士法2条6号、弁理士法7条3号、税理士法8条4-10号など)