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ピカソの作品《ゲルニカ》について
- ピカソの作品《ゲルニカ》について、鑑賞結果を教えてください。
- 絵が素晴らしいと思う人もいれば、ピカソの名前だけで評価する人もいます。
- 手法や歴史的な意味を重視する人もいれば、無関心な人もいます。
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お礼をありがとうございました。 個人的には、別にピカソやカンディンスキーがお好きでなくても、なんと言うこともないと思いますが。お気持ちが安らぐように申し上げますと、 ごくごく大まかに、 14-15世紀のイタリアで宗教画が盛んになり、それまではただの絵描き職人であったものが、芸術家として優遇されるようになります。教会や銀行家などの金満家がパトロンでした。 そしてついに16世紀にルネッサンスの頂点となるミケランジェロとダヴィンチが出ます。私見ですが、ダヴィンチは流れから外れてしまっています。その後、彼の画法を継ぐ人は誰もいませんでした(というか技術を盗まれるのを極端に恐れていました。)ですので、ミケランジェロのシスティンチャペルの天井画が、時代を代表する傑作中の傑作と見られます。 その後、イタリアにはマンネリズムと呼ばれる退廃期がやってきて、絵画の中心はフレーミッシュ地方(今のオランダの辺り)に移ります。この頃になると市町村などの小口のパトロンが依頼主になれます。王候貴族も肖像画を競って注文します。 そこで、最高峰と目されるのがレンブラントです。”夜警”、”自画像”、”旧約聖書の物語”の評判が高いですが、大きな工房を持っていたので弟子の作も多く、駄作もママあります。 その後、流れはフランスに向かいます。印象派の誕生です。どんぐりの背比べ状態の中からピカソが出ます。常に新しさを求める独創性、構図の確かさ、画商にも恵まれ、問題のゲルニカなど、大物に取り組む機会も与えられます。 以上が大まかな流れです。 絵の見方として、お暇な時に実物をご覧になって、お好きなものを少しずつ増やしてゆかれるのはいかがでしょうか?写真とはまた趣が違うことも多いです。 良い年をお迎えください。
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こんにちは、もう一度だけ頑張ってみます。 ルネッサンス期のミケランジェロとバロック期のレンブラントは、マクラです。 ルネッサンス期には、 マッサチオ、ジオット、フラ・アンジェリコ、ボッティチェリ。。。。と続いてミケランジェロが登場します。波が徐々に振幅を増して、ミケランジェロのところで最大の大きさになり、その後は砕けてしまい、急速にみるものが無くなります。 バロック期でも、 リューベンス、ハルス、フェルメール、フラゴナール、などが出てくる中、レンブラントは質、量ともに、他を引き離しています。特に内面の感情を画面に表す技術が優れています。作品の内容の豊かさでレンブラントは他を圧しています。彼が時代の代表者になる所以です。 質問者さんが言及されているカルバッジォも一応バロックに分類されていますが、いかんせん32-3歳までしか生きなかったので作品数も少なく、おっしゃるとおり光と影の対照は彼が始めたのですが、一番評価されている"Calling of Matthew"にしても、ローマにあるフランスの教会のメインアルターではなく、脇のちいさなチャペルのそのまた左脇の壁に飾られていて、一般観光客は斜めからしかみられません。 創始者は大成者ほど認められないのではないでしょうか。(*これが私の言いたいことです。) そこで、印象派に始まる現代絵画です。 ざっと思いつくところをあげても、セザンヌ、モネ、ルノアール、ゴッホ、マティース、シャガール、と小さな山があって、その中で、ピカソは富士山のように屹立しています。彼の後にもやたらと新しい派閥が出来ますが、ピカソを超える山はまだできていません。 質問者さんの仰るとおり、いずれの時代にも、創始者には、いかにも新しい時代を切り開くにふさわしい、清冽で、優しげな、たおやかで、美しい、作品があります。ですから、どの作品を好むかは、個人の好き嫌いで、もうぜんぜん結構だと思います。 ただ、時代を代表する作品ということになると、これは、またちょっと違ってくる、というのが、私がゲルニカを認める理由です。たいした作品です。 少し意見の摺り合わせが出来たら幸いです。
お礼
こんにちは。ご回答をありがとうございます。 そうですね。たぶん いえおそらく いえ確かに 美術史としてはおっしゃるとおりのことなのでしょう。それと 美を何にどこに感じるかとは 微妙にちがうということはないでしょうか? ☆☆(No.7お礼欄) 簡単に申せば 具象と抽象 あるいは 美の表現と画法技術 これらが現代芸術にあっては 分裂したのではないでしょうか? ☆ この疑問はまだ残ります。すなわち 美術史と美の鑑賞との微妙な違いは ★ 創始者は大成者ほど認められないのではないでしょうか。(*これが私の言いたいことです。) ☆ という主題とははっきりと別だと考えるからです。 創始者の作品であろうと大成者のそれであろうと いいものはいいし よくないもの(うつくしさを感じないもの)はそのようだという鑑賞の結果は――人それぞれに―― それとしてはっきりと出るのではないでしょうか? と申しているのみなのです。 《光と影の画法》についてみれば カラワ゛ッヂョにしてもレンブラントにしても その作品の完成度合いを別にして どちらも《具象と抽象 あるいは 美の表現と画法技術 これらが分裂していない》と見ると申しました。 《デフォルメ》というのでしょうか 現実の人間の目の位置や視野を超えて対象を捉えて表現する画法については たとえばセザンヌについては やはり上の二つの要素ないし項目が分裂していないと見ますが ピカソについては すでに分裂しているのではないかと見えてしまいますと申しています。つまり画法技術の側面で精緻をきわめつつ 美そのものの表現はすでに二の次になっているというような感じを 正直に申せば 受けます。こうお伝えするのみなのです。 ですから もし ★ ただ、時代を代表する作品ということになると、これは、またちょっと違ってくる、というのが、私がゲルニカを認める理由です。たいした作品です。 ☆ とおっしゃる見方を受け止めるなら それには二つの場合があります。 ひとつは 上に述べたように画法技術をほめたたえることによって《時代を代表する作品》だという評価を与えているのであろうと受けとめる見方です。 もうひとつは 美術史の流れにおいて 何はともあれ絵画はそのように推移してきたのであり そしてそもそも高い値がついているという事実は無視できない。ゆえに 《時代の代表作》であると見なされているのであろうというものです。 まとめてみます。 1. 創始者であるか大成者であるかは 作品の《鑑賞》とは関係ないと考えます。 (美術史においてないし学問としてあるいは美術愛好家のあいだで その作品の《評価》が高いということとも 《作品の鑑賞》は関係ないと見ます)。 2. したがって カラワ゛ッヂョの作品が一般の専門家や関係者のあいだで《評価》が低くても よいと見ればその人にとってはよい絵だとなるという見方をします。 3. ★《ピカソを超える山はまだできていません》――☆ この《山》は 専門家のあいだでの《評価》の問題だと またその範囲にのみ通用することだという見方をしています。 言いかえると ピカソの作品がよいと鑑賞する場合には 《山》か谷かにかかわらず文句なしに いい絵だと――つまりわたしの言葉では 《人間にとって人間性としてのみづみづしいちからを表現している》ゆえいい絵だと――いう表出がまづ 口をついて出てくるものと考えています。 こんなところでしょうか。 * カラワ゛ッヂョの《マタイの召命》は かなりいい線を行っていると思いますよ。かれは 人殺しである過去があるようですが。それを言うなら ピカソは 《ゲルニカ》を描いているとき 女をふたりはべらせていたそうです。これは 倫理規範がどうのこうのとはまったく関係なく その姿は美としてうつくしくないですよね。人殺しとくらべるつもりはありませんが。
私は、実物を見ていないので、本当はお答えする資格がないのですが。 これは間違いなく、二十世紀を代表する名画です。これを超えるものは、それ以降、まだ現れていません。ですので、(a)に一票お願いします。
お礼
ご回答をありがとうございます。 あっ そう言えば質問者ながら実物を見ていませんがとおことわりするのを忘れていました。 アンケート結果(票数) 1.絵がよい。 ( a ) 1 (文句なし) ( b ) 0 2.絵はあんまし・・・。 ( c ) 0 (画法はよい) ( d ) 2 (歴史のメッセンジャーとしてよい) 3.お呼びでない。 ( e ) 0 4.そのほか ( f ) 1 (ともかく好感) ( g ) 0 (ともかく嫌悪) ( h ) 2 (いやはや何とも。中立) ☆ 二十世紀より前の名画とくらべたご見解の中身を知りたい おしえて欲しいとは思いました。 カンディンスキーの抽象画に深く感動するという方がいらっしゃいました。衝撃です。まだなおピンと来ない衝撃です。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
ANo.3 アンケートでしたね。 2の( d )です。そしてコメントは、ANo.3の通りですし、bragelonneのコメントもいただきました。いつもの通りご丁寧に有り難う御座います。 地上の寵児は私の言い換えで、倉田さんだったか阿部次郎だったか俗界の寵児っていっていたのをどぎついので言い換えました。 人生って何事もないのが一番のblessfulではないでしょうか。 そういう希薄な人生は凡俗にはむりで、どうしてもaggressiveになりますね。 その状態がこのゲルニカ以上をいく地獄絵図でしょう。凡俗の人生は地獄を地獄と知らずにひしめき、うごめいています。
お礼
ありがとうございます。 まづは投票結果です。 アンケート結果(票数) 1.絵がよい。 ( a ) 0 ( b ) 0 2.絵はあんまし・・・。 ( c ) 0 (画法はよい) ( d ) 2 (歴史のメッセンジャーとしてよい) 3.お呼びでない。 ( e ) 0 4.そのほか ( f ) 1 (好感) ( g ) 0 (嫌悪) ( h ) 1 (中立) こういったところでしょうか。 ★ ~~~~~~~~~ 人生って何事もないのが一番のblessfulではないでしょうか。 そういう希薄な人生は凡俗にはむりで、どうしてもaggressiveになりますね。 ~~~~~~~~~~~ ☆ 少々物言いです。どうもクリヤさんは ひとり満ち足りておられるようで その《独立威厳》が相手の人にとっては――人によりけりでしょうが――ほんのちょっとわざわいするところもお有りなのではないでしょうか? つまり何事も――わたくしの日本人観および日本社会観ですが―― 相手のあることだと思われますし たいていはそのような関係(かかわり もしくは まじわり)においておのおのの考えも行動も決まってくるのではないでしょうか。 稀薄・濃厚 平凡・非凡 順境・逆境 おだやか・けんか腰などなどは その人ひとりの考えや意志のみによる決定には 世の中は 任せておかないのではないでしょうか? わたくし自身は けんか腰になって抵抗せねば生きていけない情況に追い込まれたという過去を引きずっているという意味になります。脳天気は変わりないのですが。 ただし クリヤさんは このような相手とのやり取りをこなす段階をすでに経て来ておられるゆえに 《ひとり満ち足りたる境涯》に到達したのだとおっしゃるかも知れません。 いまのわたくしにとっては その境涯は 坂の上の雲であるよりは 安心立命への――いまのわたくしの状態では出来ない相談であると分かっているところの――誘惑と映ります。 大きなことを言いました。でも つねにですので おゆるしを。
- old_sho
- ベストアンサー率38% (20/52)
fに1票といきましょうか。 中学の美術の先生に言われたことですが、言葉そのものは忘れましたが、「何の絵ではない。君の見た通りなのだから、君の感じた通りなのだ。」 現物を見ましたが、人だかりと名札がなかったら通り過ぎたかもしれません。何度か写真では見たはずなのに、こういう絵だったっけと、思ってしまいました。ゴチャゴチャと描いてあったという記憶だったのですが、巨大で、おおらかな絵なのです。 個々の部分をいくつか見て疲れて、離れて全体を見直して、去りました。 戦争の現場写真とか、原爆の/空襲の惨状を残す絵とか、もろに見せるというものもありますが、ピカソのそれは、個々の人に関して2面が描かれてあったように記憶します。絵としての記憶はないのですが、普通の生活をしていた人のその顔、と突然訪れた悲惨な現実にあった姿、その両面を一人ずつ描く。そのような作業は描くものにも苦痛を与えるのではないか、と思いました。
お礼
ご回答をありがとうございます。 つぎのクリヤさんがあらためて投票してくださいましたので 次のようになります。 アンケート結果(票数) ( a ) 0 ( b ) 0 ( c ) 0 ( d ) 2 (歴史のメッセンジャー) ( e ) 0 ( f ) 1 (好感) ( g ) 0 (嫌悪) ( h ) 1 (中立) 確かめるというのも変なんですが 《4.そのほか》の中で ( g :嫌悪)ではないとしても ( h :中立)でもなく ( f :好感)でよろしいのですね? ★ 中学の美術の先生に言われたことですが、言葉そのものは忘れましたが、「何の絵ではない。君の見た通りなのだから、君の感じた通りなのだ。」 ☆ これは わたしが《作品がすべて》という見方をしていますので 仲間を得たという感じです。 ★ 巨大で、おおらかな絵なのです。 ☆ ここらあたりですね 《好感》のポイントは。 ★ ピカソのそれは、個々の人に関して2面が描かれてあったように記憶します。絵としての記憶はないのですが、普通の生活をしていた人のその顔、と突然訪れた悲惨な現実にあった姿、その両面を一人ずつ描く。 ☆ 解説という解説を読まないものですから わたくしには新鮮な情報です。ただし ★ そのような作業は描くものにも苦痛を与えるのではないか、と思いました。 ☆ なのですね。構想のもんだいなんでしょうか? ありがとうございました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
制限された(言語でもだが)の中で、一応地獄を表している。(“現す”ではない)と存じます。 絵画、文学、そして哲学などの存在的価値を認める思いから遠く為りましたので。 地獄をあからさまにみてきまして。プロフィールをご参照ください。 戦後の骨肉相食む(あいはむ)世界、引揚者の、船中からわが子を海中に投げ込む情況を知ってきました。 沖縄戦の少女たちの集団自決を目の当たりに見てきました。 そんなものとしてゲルニカは甘い。今も堕胎をしなければいけない女性たちの悲しみを身内ではなくても、たくさんの知己から告白されています。 辛い(つらい)話ですね。 ブランジュエヌさんはそういうことから疎遠でのう天気っていうのですか、そりゃないですよ。 同じ地上で呼吸しているんですからね。 いつも皆さんの安らかさをお祈りするんです。堕胎する女性とされる胎児と、そういう女性の歴史も。 つらい。 医師はどういう心境でしょうね。 幼友達に外科医がいますが、なんともはや能天気って感じで、いやはやですよ。現実の地獄はすごいですよ。 ゲルニカなんて、そんなものではない。もだえ苦しみの億万分の一も伝えていない。 ぶらじゅんぬさんは、そんな世界を知らないでまぁお幸せですね。 未だしらぬ幸せな乙女たちの幸せ、地上の寵児たるかな。 ご質問の趣旨も弁えず勝手をほざきました。 どうぞ佳いお年を。莽翁 寒岩(一笠一蓑一杖)。
お礼
クリヤさん こんにちは。ご回答をありがとうございます。 そうしますと まづ初めに アンケート結果(票数) ( a ) 0 ( b ) 0 ( c ) 0 ( d ) 1 (歴史のメッセンジャー) ( e ) 0 ( f ) 0 (好感) ( g ) 0 (嫌悪) ( h ) 1 (中立) ( i ) 1 (まだなまっちょろい) というように ( i )の項目として数えます。 さてつまり《まだまだなまぬるい》ということのようです。 わたくしも 質問としては 《水子が 河童になった》ですとか 《間引きが こけし(子消し)人形あるいは座敷わらし(死なせずに隠して外に出さずに育てた)になった》ですとか扱って来ましたが もちろんそれでも脳天気だと堂々と言って来ましたので おっしゃることに間違いはありません。 ★ 沖縄戦の少女たちの集団自決を目の当たりに見てきました。 ☆ このうちなーんちゅたちは いくらでも世間の迷惑になっても ツヰットしていいでしょうね。しないほうが おかしいとさえ考えられます。それでも 或る種の仕方でかれらは本土の人間にだまされたわけですから だまされたという場合には だまされるほうにも責任の一端があるというのが相場でもあるのでしょう。 まぁでも わたしから言わせれば もうじゅうぶん なりふり構わずに降参をしていてもよかったのだと思います。それを阻止した人間がいちばんわるいと ツヰッターに書きこみたいところです。(わたしは 携帯は持っていないのですが)。 どうか〔お互い〕二百歳までお元気で。 地上の寵児より。
- climber(@politeness)
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お久しぶりです。いつも貴重なご意見ありがとうございます。参考になっています。 (d)に即答です。 怒りと悲しみの入り混じった感情がロゴス以上に表現されていると思いますね。 ただ、あえていうならゲルニカを例にした、社会全体に対するアピールとも言えると思います。
お礼
そうしますと まづ初めに アンケート結果(票数) ( a ) 0 ( b ) 0 ( c ) 0 ( d ) 1 ( e ) 0 ( f ) 0 ( g ) 0 ( h ) 1 (中立) こうなりますね。 ていねいさん こんにちは。ご回答をありがとうございます。 ★ ただ、あえていうならゲルニカを例にした、社会全体に対するアピールとも言えると思います。 ☆ つまりは ヒロシマやナガサキと同じような主題であり社会的なあり方でしょうか。 でも ★ 怒りと悲しみの入り混じった感情がロゴス以上に表現されていると思いますね。 ☆ というように美術としても 買っておられるようです。 世の中の人びとのご迷惑になるようなことかも知れませんが 衝撃と何だかやり切れなさを感じたその度合いが大きくて ついささやいてしまうのですが ピカソのこの作品の制作時における裏話があるようですよ。この質問の前身で回答No.1におけるやり取りで触れています。(でも すでに公開されている情報ではあるのですから)。
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
20年くらい前ですかね、スペインのプラド美術館でしたかね、ゲルニカを見ました。 高校の世界史でその絵画のことを習いますから大抵の人は知っている有名な絵ですし、確か私が習った教科書にもその絵が載ってました。「ああ、これが本物のゲルニカなんだ・・・」としばらく佇んだことを覚えています。確かヒットラーが爆撃させたんですよね、街を。
お礼
ご回答をありがとうございます。 いろいろみなさんに歴史がおありのようですね。 ★ 確かヒットラーが爆撃させたんですよね、街を。 ☆ となると ( d ) ゲルニカには悲惨な歴史がある。これを人びとにそして後世にも伝え得るようによく表現した。 かなとも思いましたが ★ 「ああ、これが本物のゲルニカなんだ・・・」としばらく佇んだことを覚えています。 ☆ とおっしゃる限りで――わたしの感覚では―― それを《鑑賞》することじたいに意味を見出しておられる。のではないかと受け取りました。 したがいまして 4.そのほか。 ( f :好感のばあい) ・・・(自由に述べてください)。 ( g :嫌悪のばあい) ・・・( 〃 ) ( h :中立のばあい) ・・・( 〃 ) の( h )に当たるのではないかと考えました。どうでしょう。 アンケート結果(票数) ( a ) 0 ( b ) 0 ( c ) 0 ( d ) 0 ( e ) 0 ( f ) 0 ( g ) 0 ( h ) 1
お礼
ご説明をいただきたいへんありがとうございます。 絵や音楽については解説という解説を読まないという良くないくせがありまして どうしても解説を参照しようと思って得た情報によってのみものを言いますが・つまり言いますので そこのところは間違いがありましたらただちに正しておいてください。それ見たことかとさげすんでやってください。 とおことわりして 今回は やぶにらみと言いましょうか 専門家の方にむしろ胸をお借りして 素人の言いたい放題によって 疑問をぶつけてまいります。 ★ 印象派の誕生です。どんぐりの背比べ状態の中からピカソが出ます。 ☆ でも――ほんとに うろおぼえで言いますが―― セザンヌか誰かの画法をよしとしてそれを発展させたのではなかったですか? そのときの具象から抽象への変化・移行( * )が ピカソにあっては 極端に走ったということはないですか? それによって 原初の――ナイーヴでしかもシンプルな――美しさを〔たとえ捉え得ていたとしても〕 表わし得なくなっていませんか? つまり一般に人に伝えられないところにまで画法の極致を それだけの追求において 持って行っていませんか? * いま美術についての質問をほかに挙げております。主題もしくは切り口が ちがっていますので 別々なのですが そこでの回答者さんたちとのやり取り が いま似かよって来ました。この《具象から抽象への変化・移行》について は すでにカンディンスキーの名を出していますが そこで大きな問い求めの 主題となっています。 ctaka88 さんとのやり取りなどです。 【Q:われらが審美眼は 劣化したか】 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6404077.html ★ レンブラント・・・”夜警” ☆ この《光の画法》は たしかカラワ゛ッヂョあたりが編み出したのではなかったですか? もしそうだとすると 言いたいことは やはり画法を新しく作り出しこれをよしと見て発展させるということ。そしてこのレンブラントの場合には その極論にまでは行きませんでしたね。原初の美として見たまぼろしを どうにかして伝えようとしているように思います。つまり《光の画法》をその技術の極致に到るかどうかよりも おのれの見た美の表現という美術の中にとどまったという見方をわたしは ここでします。 簡単に申せば 具象と抽象 あるいは 美の表現と画法技術 これらが現代芸術にあっては 分裂したのではないでしょうか? 中世の宗教画あるいはルネサンスの芸術 これらについておそわりました。いま上の議論にからめてうまく触れられないことをおゆるしください。 また まったく何ものにもおぢない脳天気の自由児の疑問質問でございました。これは 鬼のようになって問い求めて行きたい主題ですので 何のしっかりした事由の見つからないままには おゆるしを乞う振る舞いはしません。でも恐々謹言です。