先ず、太平洋戦争と日中戦争は別に考えてください。
1937(S12)年7月7日に盧溝橋事件を発端に日中戦争(日華事変)が始まりましたから、陸軍は、この時から戦争を始めてます。
太平洋戦争というのは、1941(S16)年12月8日に海軍がハワイ真珠湾を奇襲攻撃してアメリカに宣戦布告をした戦争です。
どちらの戦争も日本から仕掛けてます。
日中戦争を始め、陸軍は破竹の勢いで香港・マニラ・シンガポール等を陥落させてましたから、インパール作戦のような失敗もありましたが、陸軍は優勢だったのです。
その後、アメリカを相手に海軍が戦争を仕掛けたのが太平洋戦争です。
大国アメリカ相手に奇襲攻撃を仕掛けて開戦当初は優勢かのように見えた太平洋戦争も翌年のミッドウェー作戦の大失敗で海軍の戦力は一気に弱体化しました。
海軍は空母や戦艦等には艦長始め上級士官も乗ってましたが、撃沈された時は艦と運命を共にしたので、助かったのは殆んどが水兵です。
参謀とは、作戦を練り前線に指令を出す役目なので戦場に赴く事がないので戦うはずがないのは当然です。
陸軍においては、連隊長及び大隊長クラスの大佐から少佐の上級士官は指揮を執る立場なので前線に出る事がないのも当然です。
最前線に出るのは、中隊から小隊なので大尉から少尉の下級士官は最前線で兵士と共に戦う運命なので戦死する下級士官が多いのも当然になります。
敵前逃亡した士官がいたというのは初耳ですが、グアム島やサイパン島等では指揮官始め全員が玉砕してます。
グアム玉砕で生き残りの兵士が戦後27年目に見付かりましたが下級兵士でした。
戦争の歴史を調べるなら、太平洋戦争に至る経緯から調べてください。
それが、戦争で犠牲になった人達に対する礼儀ではないでしょうか。
お礼
ごもっともです。