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「うちなー」 は いつ頃できた言葉ですか?
沖縄では、沖縄を「うちなー」と 呼んでいますね。 沖縄弁も「うちなーぐち」と言われるし、沖縄人も「うちなーんちゅ」と呼ばれています。 この、「うちなー」という言葉は、沖縄という言葉の、琉球読みらしいのですが、成立過程や定着していった過程が分かりません。 沖縄言葉に詳しい方、ぜひ、教えてください。
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「うちなー」には、日本の本土方言と異なる点が二つあります。「口」を足すと三つです。 1。その一つは、舌の位置が中程の「お」が、舌の位置が高い「う」に、変っている、すなわち「高母音化」があることで、これは単一の変化ではなく「親」が「うや」、「大」が「うぷ」となっている事でも、奄美大島、徳之島を除いてみられる音韻変化で、名嘉真三成(なかまみつなり「琉球語の母音について」月刊『言語』十二巻4号31ページ)は「この変化は十五世紀にはかなり進んでいたと推定」される、と言っています。 2。第二は、「き」が口蓋化して「ち」となることで、本土方言にはない変化です。 3。沖縄では「口」は [kuti] で、「てぃ」>「ち」の変化はありません。この口蓋化は観智院本『類聚名義抄』1251年ごろから見られ16世紀には京都の標準語も変ったと見られています。http://kotobank.jp/word/%E5%8F%A3%E8%93%8B%E5%8C%96 このようにみると「うちなーぐてぃ」(沖縄ことば)という形は、高母音化が起こった後(15世紀)、本土方言の口蓋化が起こる前(16世紀)に出来た蓋然性が高い,と言う事になります。
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- SPS700
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失礼しました。蓋然性が高い=だろう Wiki なら下記があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E3%81%A4%E4%BB%AE%E5%90%8D 下限が断定できないのは(「だ」でなくて「だろう」なのは)2が本土に広がらなかったように3が沖縄に広がらなかった、可能性もあるからで、16世紀以後でも、沖縄で成立したかもしれないからです。
お礼
再びの回答ありがとうございました. 実は 再答をいただいた日に お礼メッセージを送ったつもりでしたが ボタンミスかなにかがあったようで 失礼いたしました. 専門にも関わる回答は 大いに参考になりました. あなた様に 回答していただきたいような質問を これからも 投稿する可能性があると思いますので それを見つけた際には ぜひ ご参加ください. よろしくお願いします。 どうも ありがとうございました。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
いつごろかは分かりませんが、非常に古いものと思われます。 「沖縄」から「うちなー」になったのではなく、その反対です。「うちなんちゅー」は「内なる人」つまり「内国人」の意味だと言われています。
お礼
回答ありがとうございます。 残念ながら 「うちなー」の「うち」に「内」の字を当てるという解釈は、否定するものしか見たことありません。 「内」説を確認できるものが有りましたら、ぜひ教えてください。 下記のHPでは 否定されています。 http://okwave.jp/qa/q6349609.html http://www.okinawainfo.net/uchinaguci1.htm
- 未 定(@v4330)
- ベストアンサー率20% (417/2003)
うちなーぐちの歴史 http://www.citydo.com/okinawa/column/hogen1.html 14~15世紀頃が起源らしい。
お礼
回答 ありがとうございます。
補足
早速の回答ありがとうございます。 ところで、質問の趣旨とは違う回答になってしまいました。 質問が誤解を与えたのかも知れません。 明確でなかったこと、お詫び申し上げます。 質問の趣旨は、いわゆる沖縄弁、琉球語の成立について、質問したのではありません。 「うちなー」という言葉そのものの成立について、教えて欲しかったのです。 「うちなー口」とも呼ばれる、沖縄弁の成立や変遷については、いくつかの見解があるようなのですが、「うちなー」という言葉そのものの成立について記述したものが見当たらないのです。 おそらくは琉球処分によって、明治政府から沖縄県の称号を与えられて以降のこと、明治から昭和にかけてのある時期、と思われるのですが、そのことについて、触れた記述が見当たりません。 というわけで「うちなー」の呼び方が出来た時期とその変遷について、教えてください。 よろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 wikiでは、1、2について 説明がありましたが、3の記述はありませんでした。 ところで、「蓋然性が高い」ということは、どのようなことになるのでしょうか? 差し支えなければ、大和言葉系の、または、日常性の中でも 使われるような言葉で 説明していただけないでしょうか? 辞書上の意味は存じています。