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屋根の鋼板葺きの種類について
屋根勾配に対して平行方向に葺く工法に ・一文字葺き ・長尺一文字葺き ・横葺き ・段葺き といろいろな名称がありますが、何が違うのかわかりません。 また、それぞれコスト面での違いもあると思うのですが、わかりません。 よろしくお願いします。
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- pasocom
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回答No.1
・一文字葺き 古典的な「平葺き」方法。部材の横方向の長さが三尺(900mm)程度で、継ぎ目が出来る。継ぎ目が多いので手間がかかり、雨漏り原因にもなるので現在ははやらない。 ・長尺一文字葺き 上記の通常型「一文字葺き」に対して、横方向部材の長さが長いもの。継ぎ目が少ないので雨漏り弱点が減る。 ・横葺き 瓦棒葺きなどの「縦葺き」に対して、横長に葺く方法をいう。すなわち「一文字葺き」も「段葺き」も「横葺きの一種」といえる。現在では、上記の「長尺一文字葺き」のことを主に「横葺き」という。 ・段葺き 横葺きの中で部材の水下部分を平にはぜずに、角折りとして段をつける方法。段の高さは6~20mm程度までバリエーションがある。段によって、横方向の陰影がくっきりして、横ラインが強調される。 なにしろ「業界用語」なので人によって解釈が違い、これが正しい、という訳ではありません。 わたし的には「一文字葺き」は古典的用語で現在は「死語」みたいなもの。使用されるとしたら「神社仏閣建築」の中でしょう。 現在屋根業界ではほとんど「横葺き(平)」か「横葺き(角)=段葺き」という事のような気がします。 両方とも特記しなければ長尺葺きですね。