裁判の段取り、流れについていくつか教えてください。
セルフ裁判提起中の初心者です。第一回弁論の日を待っています。被告は答弁書を出す可能性が低く、出頭してくる可能性はなお低いと考えています。
平日に時間が取れる日は地裁の民事裁判を傍聴して、裁判の雰囲気をつかみ、段取りを理解するように努力しています。
先日見た裁判は原告席に作業服姿の砕石業者男性がひとりで座り、被告側には誰もいませんでした。傍聴席には私のほかに、スーツ姿の男性が原告を気遣うような態度で不安そうに見守っていました。なるたけ第一回弁論を選んで傍聴していたので、このときもそうだったのだと思います。
裁判官は明らかに法律素人の原告へ深い気遣いを見せつつ、原告といくつか問答をしました。「訴状のとおり陳述しますか」「はい」とかの定型的なものだったと思います。
それから裁判官は原告席の原告に法廷中央の席、証人が座る席に移るよう促しました。裁判官は書類を手に法廷中央の原告に歩み寄り、傍に立って書類を繰り、原告に見せて「甲××号証を示す!」と厳しい声で宣言しては優しい語り口で原告に質問し、原告が質問に答えるとまた書類を繰っては別の書類を見せて厳しく「甲△△号証を示す!」と厳しい声で宣言しては、また急に優しい語り口で原告に質問し、原告が答える、とのやりとりを何度か繰り返しました。
問答の内容から、この裁判は自動車の権利に関して、何か確認を求めるようなものだとわかりました。
ひとしきりの問答が終わると、裁判官は裁判官の席に戻り、原告は原告の席に戻されました。裁判官は原告と裁判の進め方や結論の出し方について打ち合わせをしました。裁判官は傍聴席のスーツ姿の男性に大きな声で「司法書士さん、それでいいんですよね?」と笑顔で確認をとりました。傍聴席の司法書士さんと裁判の話をするのはルール違反なんじゃないかしら、、という気もしましたが、裁判は順調に進んだようだし、それに裁判官はいい人だ、という気がしたので、その裁判に無関係なこっちもいい気分になりました。
裁判官は「じゃ、先行で判決を出します」といきなり判決文を読み始めました。原告の請求を全面的に認めているようでした。
【質問1】第一回弁論で判決が出た、と私は理解しましたが、そんなこともあるんでしょうか。それとも私のかんちがい?
【質問2】原告が証人の席に移って、傍らに立つ裁判官と問答をするあの手続きはなんという手続きですか?
【質問3】私が予定している裁判は明渡訴訟なんで、ここにあげた裁判とは違うものですが、やはり証人の席に移って、傍らに立つ裁判官と「甲○○号証を示す!」の問答をするのでしょうか。
私も素人ながら原告席にひとりで座る予定ですが、私の場合は弁護士も司法書士もつかっていないため、傍聴席には誰もいないか、次の裁判を待っているひとたちがいるだけですから、すべてのやりとりを自前でしなければならず、裁判というものの進みかたをよく知っておきたいと思っています。
お礼
参考になりました。 ありがとうございましたm(__)m