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クノールなどのスープに含まれる…
クノールなどのスープに含まれる… クノールなどのインスタントスープに含まれる塩分などの量は からだに悪影響を及ぼすのでしょうか?? 寒くなってきて、毎朝 クノールのカボチャスープなんかを飲んでいるのですが… 野菜の栄養は さすがに期待してはいませんが、からだに悪いということはあるのでしょうか??
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別にクノールのスープに限らず、液体状の飲む食品の塩分濃度は人間の血液の塩分濃度である0.9%が味付けの基準値になっています。 和食の澄まし汁で上品なものは、ほぼこの濃度に仕上げてある事が多く、飲んで自然な味、特に塩味を感じない様な薄い味になっていると思います。 でもこれでは病院食の様に薄味過ぎて塩味の美味しさが感じられない事が多いので、家庭料理も含めてほとんどの料理はこれよりも塩分濃度が高くなっているのが普通です。 クノールのカップスープを姉弟通りに作った時の塩分濃度は、推測として1.0~1.2%程度ではなかろうかと思います。180ccだとすれば、1.8~2g程の塩分摂取になります。 パンも捏ねる時にグルテンを立てるために、粉に対して2%の食塩を加えます。加水されるので焼き上がりで1.2~1.3%位でしょう。食パンを2枚ほど食べれば2g程の食塩を摂取している勘定になります。 寿司にしても酢飯を作る時にほぼ同じ程度の量の食塩が加えられています。 一方、ラーメンスープでは塩味を好む人が多いためか、より塩分濃度が高く、1.5~2%程の濃度のものもある様です。ラーメンスープは300cc程の量なので、全部飲んでしまうと1.5%としても4.5g摂取する事になります。 漬物は高塩分ですけど、塩辛過ぎて多量に食べる訳ではないので、塩分量としては多くは摂取されませんん。 また実際には多くの食材中に元から多少の塩分が含まれているので、調味料として加えた塩分以上を摂取しています。 良く、塩辛いから体に毒、薄味だからいくら食べても大丈夫と思う方がおりますが、塩分は塩分濃度が問題なのではなくて、摂取した総塩量です。薄味でも多量に飲んだり食べたりすれば、多量の塩分摂取になります。 人間の1日あたりの平均的な食塩摂取量は欧州人で10g内外、日本人はこれよりも多くて12g内外、人によっては更に多いとも言われています。 多量の塩分摂取は高血圧の原因となると言われているので、健康人では1日あたり10g以下が推奨されています。一方、病院で出される低塩食は1日4.5g程度です。腎臓病患者は更に塩分が制限されています。 犬などの動物が塩味を好まない中で、人間だけが塩味を極端に欲しがる動物の様ですね。汗をかく機構も含めて、人間はナトリウムを代謝する機能を持っている事と関係しているのだろうと思います。 なお高血圧、腎臓病などの患者は確かに食塩を制限されますが、健康人が食塩を制限し過ぎる事が決して良い結果にはならない様です。取り過ぎは害があるとしても、制限の必要がない人が過度に食塩制限をすると、脱力感から始って代謝系の失調につながり体調を壊します。
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