- ベストアンサー
生成定数の添え字について
生成定数の添え字について pHの変化により金属がどのような状態にあるのかを知るために金属のヒドロキソ錯体の存在比を計算してグラフ化したいと思い、化学便覧にて調べたところ生成定数の対数の値βが示されていました。βのあとに添え字があるのですが、中には(β2,1)や(β3,2)などとカンマで区切られて表記されているものがあります。たとえば銅Cu^2+ は 6.33(β1)、7.65(β2,1)、16.62(β2,2)、17.38(β3,2) とあります。 これの意味がわからずどのように式を立てればいいかがわかりません。どうかよろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Cu(OH)2には電荷がありません。 これは固体ということです。 この平衡定数は溶解平衡になります。 第3版の表8・42、溶解度(II)に載っています。 Ksp=1.5×10^(-20) これは多分 Cu^(2+)+2OH^- ⇔ Cu(OH)2 を表しているのだと思います。 水中に溶けて存在しているCu^(2+)はこれとは別に Cu^(2+)+OH^- ⇔ CuOH^+ 2Cu^(2+)+OH^- ⇔ Cu2OH^(3+) などの平衡があるということでしょう。 硫酸銅の水溶液が酸性であるというのはこういうイオンが存在しているということから出てことです。 2価の酸の解離定数が2つあるというのに対応する表現であるとしてもいいでしょう。 でもβ2,1の値がβ1に近いというのは予想外でした。もっと大きいと持っていました。
その他の回答 (1)
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
数表の前に表記の説明と例が書かれているはずです。 金属イオンをM,配位子をL M+nL⇔MLn βn=[MLn]/[M][L]^n mM+nL⇔MmLn βm、n=[MmLn]/[M]^m[L]^n 私の持っている化学便覧は第3版です。
補足
ご回答ありがとうございます。 やはりそのような形の式になってm,nが添え字にあたるわけですね。となると銅の場合・・・ CuOH^+、Cu2OH^3+、Cu2(OH)2^2+、Cu3(OH)2^4+ の4種類の錯体ができるということでしょうか?存在比を求めるにあたって知りたかったのは、どのpHでどれくらいの水酸化物沈殿Cu(OH)2↓ができるのか(でき始めるのか)ということなのですが、これだと肝心のCu(OH)2が出てきません。調べる項目を間違っているのでしょうか・・・?