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イギリスの卵の食べ方について
- イギリスと日本の卵のゆでかたの相違と、イギリス式固ゆで卵の原理を解説します。
- イギリスでは卵をむくときにティースプーンを使用する理由を、食習慣・文化の相違から考察します。
- イギリスの卵の食べ方について、知るべきポイントをまとめました。
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卵殻は硬そうに見えますがミクロな孔が開いていて、ゆっくりであれば空気も水も通ります。しかし熱湯に卵を入れて一気に茹でる様な急激な体積変化には追従できず、卵殻にヒビが入り、下手をすると卵白が流れ出してしまいます。 英国の茹で方は、卵の丸い側にある気室に小さな孔を開けてここから内部の空気を逃がす様にするためでしょう。ただ、上手に孔を開けないと卵殻にヒビが入って失敗します。 英国はなぜその様な茹で方をするのか。おそらくボイル時間をきちんと決めて半熟か固茹でかを調節するためでしょう。半熟は5分、固茹では15分だそうです。 有名な逸話がります。確か哲学家の大先生が自分で卵を茹でるといい、執事から卵と時計を受け取って、茹でる時間を教えられた。執事が戻ってみると、その大先生は卵を握っていて、鍋の中には時計が茹だっていたとか。 話を戻します。英国風の茹で方で果たして殻が剥きやすいかはやや疑問です。気室に水が入るだけではだめで、卵殻と卵膜との間全体に水が入らなければ剥けませんから。 その点日本流の水からゆっくりと茹でて殻が割れるのを防ぎ、冷やす時に急冷で全体に水を取り込む方が剥きやすいはずです。 他の方が書かれている通り英国では殻を剥かずにスプーンですくって食べるから、剥きやすいかどうかは関係ないのでしょう。 では英国ではなぜスプーンを使うのか。食習慣といえば食習慣です。食品を手で扱うのは品がないとの考え方だと思います。 でも欧州でフォークとナイフ、スプーンなどのテーブル食器が普及したのは、おそらく中世の頃でしょうか。それ以前は手で食べてましたから。 むしろ日本はそれ以前の平安の頃から既に箸が使われていた訳で、日本の方が進んでいたと言えるでしょう。でも箸ではゆで卵ばかりは上手には食べられません。 では日本ではなぜ卵の殻を手で剥くのか。古くは卵は極めて高価であり、ほとんどが病人食です。 戦後間もない頃の私ら子供時代でさえ、ゆで卵などは贅沢品であって、日常的には食べなかったものです。 卵1個が5円から10円。その当時のそばは30円、ラーメンが40円、銭湯は十何円かでした。 元気な時に食べたのは運動会のお弁当位でしたね。そういう場面だと、手で剥かないと食べられませんね。卵は手で剥いて食べるものと子供の頃から思ってました。 ちなみに日本にもエッグスタンドだけではなくて、エッグカッターが売っていました。英国風に食べるために、尖った側を切り取る道具です。でもあれは普及しなかったですね。
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- 植松 一三(@jf2kgu)
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元調理師です 卵には空気がたまった所が有ります、≪丸い方です≫ あそこに針などで、小さな穴をあけると、卵膜と殻の間に水が入って茹であがった時に、殻がむけやすいのだと思います イギリスなどでは、日本の様に全部を剥いて食べると言う事をしません≪正式な食事では≫ その為にエッグスタンドと言うものが有ります 半熟に茹でた卵をエッグスタンドに丸い方を上にして、食卓に出されますが、 スプーンで、上を割って、殻を取ったらそこからティースプーンですくって食べるのが、マナーです でも先生がこれを知らないとは、他に正解が有るのかな?
- nolly_ny
- ベストアンサー率38% (1631/4253)
おもしろいですね。解くほうは真剣なのに、問題に「ようである」なんて曖昧でいいんでしょうか。いいかげんだなぁ。 「イギリスは卵をむくときティースプーンを使用するようである。その理由を食習慣・文化の相違を考えて答えなさい。」 正しくは「ゆで卵を食べるとき、ティースプーンを使用します」です。ナイフも使います。殻はむきません。 エッグスタンドに乗った状態で、横からナイフでコツコツたたいて殻にひびを入れ、そこからナイフを差し込んで卵を回して1周させ、半分に切ります。そこに塩をかけ、ティースプーンですくって食べます。 理由は特にないですよ。そうやって食べるものなんです。 また、イギリスだけ限りません。 アメリカ、ヨーロッパ全域?エッグスタンドを使う国はみんなそうなんじゃないかしら。 「日本人はなぜ、ゆで卵の殻を手で全部むいてから食べるのか。その理由を食習慣・文化の相違を考えて答えなさい。」と、ぜひその先生に聞いてみたいですね。