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(1)リングレーザージャイロの受光点が2つあるとし、その受光点を中心に近づけていくと直線になる
- リングレーザージャイロの受光点が2つあるとし、その受光点を中心に近づけていくと、直線になります。
- 相対論の同時性の例題では、電車の中心から発した光が両側の壁に同時に到着するが、別な慣性系から見ると同時ではないとされます。
- (1)の補足として、リングレーザージャイロを地球の赤道に巻きつけ固定し、東京から東と西に同時に発射し、アメリカに受光器を2個設置して、受光器を東京に近づけることで直線になる。
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「ほぼ慣性系」と「厳密に慣性系」との違いを区別してください。 それと、マイケルソン・モーリーの装置では、東西方向の往復時間と、南北方向の往復時間の違いを測定します。 光が進んだ先で反射させて光が戻ってくるのですが、もし光速度がエーテルの影響を受けるとしたら 進行方向に進む光はエーテルに逆らうので時間がかかり、 進行方向と逆に進む光はエーテルに乗るので早く着く と考えられます。 その場合の往復時間は、早い往路と遅い復路で相殺されるのではなく、僅かに無風よりも遅くなります。 最初に進行方向と逆方向に飛ばしても、往路と復路は対称ですので、 この往復時間は同じです。 それを、南北方向=エーテルの横風を受けて進む場合の往復時間と比較します。 さて、大雑把に概算します。まず、 ●マイケルソン・モーリーの実験装置での、地球の公転における数値変化量 地球の公転速度は300,000m/s、光速の約1/10000 地球の自転速度は500m/s、光速の約1/600000 ぐらいです。 地球の公転速度について考えると、 マイケルソン・モーリーの実験装置では、 「光速度一定」か「エーテル流に光速度が影響するのか」によって、 南北と東西での光の往復時間には、公転速度の光速度比である1/10000の二乗、1億分の1の違いがでます。 片道30kmの場合であれば往復に0.0002秒に対し、 ちょうど同時に返ってくるのか、0.0002秒の1億分の1=0.000000000001秒=1ピコ秒の違いがあるのかどうか、 という測定を行います。 (実際には、こんな微小な時間差は測定できない(精度を出せない)ので、装置そのものを回転させて干渉を測定することで、「向きによって時間差が変わるかどうか」を観測します) ●マイケルソン・モーリーの実験装置での、地球の自転による、サニャック効果の影響 ここで、「円は微分したら直線とみなせる」などという言葉は何の意味もありません。 積分した結果である経路を見れば、厳密には円と直線は違うものであるのは明らかであり、 そのわずかな違いとは具体的にどれぐらいあり、どの程度結果に影響するのか、という問題です。 自転方向のわずかな違い(回答3の図右における「ほぼ平行」と見なした各青矢印のわずかな違い)から、発信地点から見た相対速度で見ると 発信地点から30km東にある鏡は、下方向に2.36m/sで移動しているように見えます。 東に飛ばした光が東端にある鏡に到達する約0.0001秒後には、当初の相対位置から鏡は0.000236m=0.236mm移動しています。 さらに復路30kmを飛んだ計約0.0002秒後には、自転方向の変化により、光を発信した地点そのものも、発信時点での初期速度に基づいた慣性運動から比べると0.0000727m位置がずれます。 この「0.236mm」「73ミクロン」が、自転を「ほぼ慣性系」とみなした場合の、本当の慣性系とのズレです。 電車の中で前後端に光を飛ばす思考実験で言うならば、 電車の中心から前後に飛ばした光は、車内で観測するかぎりは、両端に同時に到着します。 それは、電車の移動速度に依存しません。 ところが、的そのものや観測者が車内で移動していたら、その移動分だけ、時間にずれが発生することになるのです。 そういう影響が「73ミクロン」あるということです。 この距離の差は、往復時間の0.0002秒が0.000200000000000555秒になるという、0.000555ピコ秒の違いが出てきます。 地球の公転速度について「光速度一定」か「エーテル流に光速度が影響するのか」の時間差1ピコ秒の有無に比べると、 ほぼ無視することが出来ます。 ですが、これを「地球を一周する光ファイバでの一周する周回時間の差」にまでスケールアップして考えると、 東回りと西回りで0.000000444秒=444000000ピコ秒の時間差になります。 「30km長のマイケルソン・モーリーにおける地球公転速度の影響の有無」の1ピコ秒なんかに比べると はるかに桁違いに大きな時間差になり、十分観測可能な数値になるのです。
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- Tacosan
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#3 の設定でいいとしたら, 多分こういうことだと思います: 確かに「円を『微分』」したら直線であり, その意味で「ほぼ、慣性系」とみなせます. ところが, 実際の経過時間を求めるためには「何か」を光の経路に沿って線積分する必要があるんではないでしょうか. そうすると, 「ほぼ、慣性系」の「ほぼ」が効いてくる可能性があります. 特に, MM における光の経路が囲む面積は (理想的には) 0 ですが, リングレーザージャイロでは決して 0 にならないので, 違う結果として表れることは十分に考えられると思います.
- mtaka2
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おそらく、質問者さんは ・「地球を一周する長い光路」では光速度一定が成り立たず、サニャック効果が観測されるのに、 ・地球の表面に小さく作られたマイケルソン・モーリーの実験装置では、光速度一定が成り立つ という二つの状況の差違が理解できないのだと思いますが、 地球を一周する光路の場合、光ファイバの場所によって進行方向(地球の自転による周回方向)が全然異なります。地球の反対側では反対方向に移動してますし。 そういう状況は「慣性系」とはみなせませんので、慣性系での物理学である特殊相対論は成り立ちません。 一方、地表のごく一部に接地されたマイケルソン・モーリーの実験装置では、 中央と両端では、厳密には進行方向(地球の自転による周回方向)は異なりますが、 ほとんど平行です。近似的に全体が平行移動していると見なせます。 そういう「慣性系」では特殊相対論が成り立ちますので、光速度一定の法則が成り立ちます。 つまり、マイケルソン・モーリーの装置では、厳密に言えば、 「光速度一定が完全に成り立つ」のではなく、「光速度一定がほぼ成り立つ」という結果になります。 この関係は、特殊相対論とニュートン力学の関係に似ているかと。 光速度に近い速度で移動している場合、相対論的効果が観測されます。 一方、速度が十分に遅い場合、厳密に言えば、 「ニュートン力学が完全に成り立つ」のではなく、「ニュートン力学がほぼ成り立つ」という結果になっています。その「ほぼ」の部分、厳密なものとの差は微々たるものであり、実質的には「ニュートン力学は成り立つ」と言えます。 その結果、遅い場合はニュートン力学が成り立つが、速度が速い場合はニュートン力学が成り立たない、といことになります。この二者の間には厳密な境目があるわけではありません。 速度が速くなるとだんだんニュートン力学と現実との差違が増えていって、そのうちその差違が無視できなくなる=ニュートン力学が成り立たなくなるのです。 同じように、地球を周回する光ファイバの場合でも、 スケールが小さい場合は光速度一定(特殊相対論)が成り立つが、 スケールが大きくなると光速度一定(特殊相対論)が成り立たない ということになります。この二者の間には厳密な境目があるわけではありません。 周回する距離が長くなると、曲率による慣性系との差違が大きくなっていき 特殊相対論と現実との差違が増えていって、そのうちその差違が無視できなくなる=光速度一定が成り立たなくなる、と言えるのです。
お礼
>地球を一周する光路の場合、光ファイバの場所によって進行方向(地球の自転による周回方向)が全然異なります。地球の反対側では反対方向に移動してますし。そういう状況は「慣性系」とはみなせませんので、~~~ これなんですけど、 円を微分すると限りなく直線になります。 となりますと、ほぼ、慣性系であり、MM実験と差異は無い筈です。 MMはハーフミラーを使ってますが、どの方向に発射しても同時に到着してます。 地球の赤道に固定したジャイロの発光点の真裏に設置した受光点(背中合わせ)を限りなく発光点に近づけると、到達時間に差が出ます。 西側に発射した光が西側の受光点に早く着きます。 よく説明される列車内の中央から発射された~~の列車内の観測者の現象では MMで説明されてますので、同時に到着しますが、 地球ジャイロの場合、微分すれば、どんどん直線になりますので、慣性系と同じであり、 ジャイロの事実から、同時に到着しないと思います。
- SortaNerd
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No6159986の質問に回答が寄せられていますが無視するのですね。 なぜ人の回答を無視して新たに質問をするのですか? 同じことを何度も聞かれて答える方が馬鹿みたいですね。 答えに納得できないならそう言えばいいのに。 とりあえず私の回答は読んでもらえていないようですので、よく読んでからまた質問してください。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
(1) は意味不明. 受光器を「中心に近づけ」るとあるが, 「中心」とはどこのことなのか? リングレーザージャイロはイメージとしては「円形の光ファイバー」で, その場合普通「中心」といえば「ファイバーがなす円の中心」を意味するような気がするが, 当然そんなところをファイバーは (したがってレーザー光も) 通りはしない. 補足の方は (地名を無視すれば) 意味が通るが, 受光器を発光器に「どのように近付けるのか」がわからん. 2つの受光器を離してしまったら本来のリングレーザージャイロではなくなってしまうし, 2つの受光器を背中あわせにしたまま一方にずらすという状況では「発光器から 2つの受光器までの距離」が違ってしまうのでやっぱり本来のリングレーザージャイロではない. あと, 「直線」にしちゃったら「リングレーザージャイロにおける議論」は使えないことにも注意.
お礼
>>ところが, 実際の経過時間を求めるためには~~~~ ジャイロはの回転速度は、どんなに早くてもその差が検出されます。 極端に言えば、光速の99.999・・・・%でもOKということです。 となりますと、どんなに距離を微分しようと、 右側(東側)の受光器(右側の壁)には光は届きません。 MM実験では自転+公転もあり発射した時点からかなりの速度で、受光器が動いているのに あたかも地球が絶対静止系のように差が出ません。←ジャイロの場合で考えると。 矛盾してますよね! 白と黒ぐらいの差があります。