》日本語を勉強してる外国人です。
あなたの国はどこですか? 回答に漢字をたくさん使ってもいいですか?
すでに正しい答えは他の回答者から出ているようですが、私の手元にある「擬音語・擬態語辞典」には「ぺったんこ」そのものは載っていませんでした。(なにぶん小さな本なので、)
それで、強いて類似語を捜すと、
「ぺたん」がよく似ていると思います。
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「ぺたん(と)」態
【意味A】
一度でしっかりと付着したり貼りついたりするようす。
【例文】
▼売約済の札をぺたんと貼りつけてしまった。
▼靴の底にチューインガムのかすがぺたんとくっついて離れない。
▼参拝記念の大きな判子をぺたんと押してくれる。
▼つきたての餅を板の上にぺたんと載せると、女たちがちぎってまるめる。
▼腹の皮が背中にぺたんとくっつきそうに腹がへった。
▼板の間にぺたんと腰を下ろして茶を飲んでいるばあさん。
【同類語】
「ぺたっ、ぺたり」
▼切手をなめてぺたっと貼る。
▼サランラップでびんの口にぺたりとふたをする。
(ぺったり、ぺったんは強調形)
【意味B】
高低、起伏がなく平べったいようす。
【例文】
▼顔の感じがぺたんと平らなのが東洋人の特徴だ。
▼お相撲さんが座ったら、ざぶとんがぺたんと平らになっちゃったよ。
▼折りたたみ式の箱だからぺたんとつぶして持ち歩かれる。
▼空気を抜いてぺたんと平らにできる枕。
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そもそも日本語の特徴は、形容詞が少なく、副詞がとても多いです。
形容詞は物を飾る言葉です。副詞は動きを飾る言葉です。副詞の中には「ぺったんこ」のように擬音語・擬態語がたくさんあります。本当にたくさんあります。
また、細かく微妙に違うし、意味もそれぞれ異なります。たとえば、「さらさら」と「ざらざら」とは、よく似ていますが、全然意味が違います。
日本語を母国語とする者は、幼い頃から体験とともに耳で覚えているので、擬声語・擬態語で困ることはありません。けれども、日本語を文法から学んでおられる外国人の方々はとても大変です。
とは言うものの、副詞(擬音語・擬態語)を知らないと日本語のnuanceがわかりません。「擬声語・擬態語辞典」がいくつか出版されていますので、ぜひそのうちの一冊を手に入れることをお勧めします。
お礼
詳しい返事まことにありがとうございます。 本当に役に立ちました。