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ビル用マルチの高調波について
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次の3つの項目について検討することをお勧めします。 1)メンテナンス等により主要部品を交換する。 88年頃のマルチ室外機のメンテナンスは実施されているのでしょか? 内部の基板や主回路に使用されているコンデンサ類が長年の使用に より劣化が進んでいるものと推定されます。 マルチ室外機のメーカに劣化部品の交換と関連部品点検修理依頼を 依頼されると良いと思います。 インバータ制御方式の室外機の場合で、インバータの定期点検に 関しては、次のURLをクリックして参考にして下さい。 [インバータの定期点検/日本電機工業会] https://www.jema-net.or.jp/jema/data/02-inv.pdf 2)高調波電流の抑制対策として[リアクトル]を装備する。 これらの室外機が発生している高調波が原因として考えられている ようですが、インバータにより制御している室外機なのでしょうか? インバータ制御の場合ですと、高調波が発生することが考えられます。 それぞれの室外機に各高調波抑制用[直流リアクトル]または[交流 リアクトル]は装備されているのでしょうか? インバータ制御式室外機にて[リアクトル]が装備されていない場合は 室外機の仕様に合う[直流リアクトル]または[交流リアクトル]を追加 しますと、高調波の発生が抑制されます。 この場合、室外機の仕様にあった[リアクトル]を適用する必要があり ますのでマルチ室外機のメーカに相談して下さい。 なお、高調波に関しては、次のURLをクリックして参考にして下さい。 [インバータの高調波抑制対策/日本電機工業会] https://www.jema-net.or.jp/jema/data/05-inv.pdf 3)ノイズ対策 高調波での周波数成分は50Hzまたは60Hzから2400Hz程度(40次)までを 一般的に検討します。 室外機のエラー表示から高調波による影響よりもっと高い成分により 誤動作していると推定します。 この場合として考えますと主なものとして次のような項目があります。 (a)主回路にノイズフィルターを追加する。 (b)主回路と制御回路の配線を分離する。 (c)主回路を金属電線管により配線する。 (d)その他 ノイズに関しては、次のURLをクリックして参考にして下さい。 [インバータの上手な使い方/日本電機工業会] https://www.jema-net.or.jp/jema/data/08-031-in.pdf