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消臭と銀イオン
消臭と銀イオン 消臭スプレー等で銀イオン(Ag+)の効果を謳った製品の広告を良く見かけます。 素人の考えですが、消臭とはニオイの元の物質に何らかの化学反応を起こさせてニオイを消すと思っているのですが、銀はイオン化しにくい元素だと習った記憶もあります。 では、どの様な原理で銀イオンが消臭効果を発揮するのでしょうか? 銀の化合物で消臭効果があるようなものがあるということなのでしょうか? 素朴な疑問です、ご教示いただければ嬉しいです。
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銀は確かにイオン化しにくい、つまりAg(s) → Ag^+が起きにくいのです。 逆に言うとAg^+はAg(s)になり易いのです。 それを利用します。 硝酸銀だと危険すぎるので適当な銀塩を水に溶かし噴霧します。 すると、銀イオンは電子を奪って元素状の銀になろうとしてます。 これはルイス酸と呼ばれる性質で、臭い成分に多い窒素やイオウの電子を奪います。 電子を奪われて陽イオンラジカルという物になった物質は、大気やスプレーの水の存在下で非常に酸素と反応しやすくなります。 そのため、銀イオンを撒くと臭いが消えます。 硝酸銀などは消毒にも使われます。劇薬です。
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- swisszh
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1)ここ7-9年のナノ分野で開発されたものです。 2)スプレーなどで使用するものでなく、シルバーのナノ粒子をたの分散材の表面に付けて、それを繊維のフィラメント(糸)製造時に接着させるのです。 3)ナノ粒子(数種の製造所)とその分散材自体は企業秘密ですので、精密分析せねばわかりませんが、ナノ粒子はそのアンチバクテリア効果から、消臭する効果が知られています。 4)科学者(化学者)が、その使用後の効果の分析で、ナノ粒子(Ag ) と Ag^+ の双方を検出しています。 5)参照 Google > Silver Nano Particles などで少しはわかります。
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ご回答ありがとうございました。
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ということは、銀塩を水に混ぜると銀はイオン化するという理解でよろしいのでしょうか? ナトリウムなどはNa+イオンとして水の中に存在するというのは知っていましたが、銀のようなイオン化しにくい元素も水の中ではイオン化しているというのは知りませんでした。 ご回答ありがとうございました。