ジャポニカ学習帳
ジャポニカ学習帳の表紙に昆虫の写真が載っていたのは、
もう数10年の歴史があると思うのですが。
最近になって、昆虫の写真の表紙が無くなるそうです。
なんでも親や教師から「昆虫は気持ち悪い」という
苦情があったということなのです。
「気持ち悪い」と「自然のサイクル」の話はそもそも別物だと思いますが……
例えば、動物の死体などにはすぐさまハエがやってきて、卵を植え付け、ウジが沢山たかっていきます。そして、さらに死肉を食らう動物、はたまた、ウジなどを食らう生物などがやってきます。そして、残ったものはバクテリアなどによって土へとかえっていきます。
これは、自然のサイクルそのものですけど、じゃあ、それを理解しているからと言って、死体に沸いているウジを気持ち悪くないと思えるのか? といえば全く別です。頭で理解していたところで、気持ち悪いものは気持ち悪いです。例えば、そんな写真が表紙のノートを持ち歩け、と言われても、私は絶対に嫌です。
そして、仮にノートの表紙が虫でなくなったところで、理科の授業などでちゃんと昆虫が自然に取っていかに重要な存在なのかをやって理解させれば言いだけの話。
こういうと何ですが、ノートの表紙に使うな、というのと、授業そのものをやめろ、というのはまったく別の話であり、それを混同することは単なる論理の飛躍そのものだと思いますが。
みなさんは、いかがお考えですか?