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クジラの増え方について

クジラの増え方について 捕鯨問題についてなのですが、生物学的な話なのでこちらに質問させていただきました。 グリーンピースのサイトに日本がザトウクジラとナガスクジラが年14~16%増えているということに対してIWCの科学委員会が不可能だと言っていると書いてあったのですが、 生物学的にもあり得ないんですか?

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  • suiran2
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回答No.3

クジラ等の個体数調査は標識放流法で予測します。一般動物では標識再捕法と呼ばれる方法です。これは目視調査で一度目視した個体が再び目視される率から全個体数を予測するものです。これはザトウクジラの場合には尾びれの形状から個体識別出来ますから一番この方法をとりやすいもので正確とされています。 この方法による北西太平洋(日本近海)でのザトウクジラの頭数変化は2000年までのデーターですがほぼ10年で約3倍に増加しています。このデーターから単純に増殖率を計算すれば年13%程度になるのではないかと思います。また北西太平洋での総頭数予測では保護される以前の1900年代半ば(確か1966年から商業捕鯨が禁止になったのではと思いますが…)に1000頭程度まで減少したものが2000年代には8000頭ほどと推定されています。このことも年13%の増殖率で37年間かかることになりますからほぼ正確かと思います。 不可能かどうかはこれらのデーターを信ずるかどうかと算数が出来るかどうかと思います。ちなみに16%の増殖率は南氷洋で一番増殖率が高い地区のデーターと思います。ザトウクジラに関しては後10~20年で商業捕鯨が始まる以前の状態に戻ると専門家は予測しています。しかし、これも信じるかどうかはデーターを信じない新興宗教の信者達には意味を成さないでしょうね。ちなみに私は鯨は食べませんし、鯨肉が余っている状態での商業捕鯨も積極的に賛成ではない立場ですが…何かの参考になさって下さい。

Khalid
質問者

お礼

詳しいご説明ありがとうございます。 とても参考になりました! ただ当然どんな調査にも誤差というものはつきものだと思うのですが、それだけ急に増えているというのは「生物学的に」あり得ないということはあるのですか?

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  • suiran2
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回答No.7

SaySeiさんが大変丁寧な計算をなさっていますが、一つだけ補足させてください。 日本の捕鯨技術は大変優れた物です。欧米の捕鯨は鯨の群れを見つけて捕獲する物でした。鯨で群れを作るのは雌です。ですから欧米の昔の捕鯨は雌を主に捕鯨していたわけです。しかし、日本の捕鯨は雌ではなく単独行動の雄を捕獲していたのです。ですからSaySeiさんの計算の前提になっています、性比(雄と雌の比)が1ではありません。商業捕鯨を止めた際には雌の方が遙かに多かったのです。ですから極めて速い増殖が生じているのです。近い将来には性比が1になるでしょうから17%と言った増殖率ではなくなるでしょう。

  • SaySei
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回答No.6

例えば、南極周辺のザトウクジラだと、10万頭生息していたのが3000頭に減ったということなので、 元々は南極周辺で10万頭、抱えることができる資源があるということです。 例えば、100頭いて、うち50頭がメスとします。 ザトウクジラの寿命が約50年ということなので、 各世代が揃っていると仮定します。 性成熟が11歳(肉体成熟が20歳)ということなので、 生殖可能な年数を30年と仮定します。 (通常、野生だと生殖ができなくなったら寿命というパターンが多いので これでも短いくらいだと思います。) すると、30頭のメスが生殖可能ということになります。 ザトウクジラは1~3年に1回(標準は2年に1回)、出産するらしいので、 半数の15頭が1年目で出産しているとすると、 1年目に15頭(15%)増える計算になります。 クジラの場合は、捕食者がほぼいないので、 生物学的にあり得るのではないでしょうか。 これが8万頭とか9万頭まで増えた状態だと、 環境のキャパシティーの問題で不可能だという話になりますが。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A9 http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/saisinnzatoukujira%202001.htm http://www.ifaw.org/ifaw_japan/save_animals/whales/humpback_whale.php

Khalid
質問者

お礼

具体的な計算を示していただきありがとうございます。 捕鯨問題に関しては日本側も環境団体側も素人には一目見ただけでは分からない事をいい並べるので注意が必要ですよね。 参考にさせていただきます。

  • peror
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回答No.5

生物一般の話ですが、 100年前まで、ザトウクジラが生息したスペース、餌がほぼそのまま残っているとします。 激減後の少数の生き残りは、餌を争うライバルがいないので、競争はかなり楽なものとなります。 後は、メスの寿命から成熟に要する年数を引き、これを、妊娠子育て期間で割れば、一頭のメスが一生に最大何頭生み育てるかが出ます。これが、生物学的にありうる最大値を算出してくれます。 もちろん、妊娠失敗、流産死産、成熟前の死亡もありますから、それも、加味しなければ、数字の遊びです。しかし、栄養面の問題が少ないというのは、かなり有利なことだと思います。

  • suiran2
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回答No.4

生物的にザトウクジラはザトウクジラからしか生まれません。ザトウクジラの増殖が地球規模で生じていることは、増殖か移入しかありません。もし増殖していないのなら、別な惑星からザトウクジラは移入されているのでしょう。まるでSFの世界の話のようで私にはついて行けません。

Khalid
質問者

お礼

そうですよね、殖えてるものはしょうがないですよね。 ありがとうございました。

noname#116057
noname#116057
回答No.2

国語の問題ですが,財産や生物に対しては増えるでなく殖えるを使います。

  • debukuro
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回答No.1

捕鯨寄生が始まる前にはほとんど鯨を見る弧はなかったけれど最近はよく鯨を見ますね 増えていると感じます 全体から見るとマッコウクジラはあまり増えていないように感じます マッコウクジラは欧米の乱獲がたたっているのかも知れませんね ナガスクジラは日本の乱獲がたたっているのかほとんど見ません ザトウクジラは多いようです 推進派も反対派も自分の主張を裏付ける資料だけを採用しているように思います