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プリント基板上の電源の引き回しの理由を教えてください。
プリント基板上の電源の引き回しの理由を教えてください。 デジタルですと(例えば5vや3.3v)では2層板の電源の引き回しは、基本的には井桁を組むようにするかとおもいますが、アナログ(例えば+15v、-15v)では井桁にはせず一筆書きのようにするようですが?なぜこのような違いがあるのですか? 宜しくお願いいたします。
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>デジタルですと(例えば5vや3.3v)では2層板の電源の引き回しは、基本的には井桁を組むようにするかとおもいますが、 今でもそういう電源とグラウンドを井桁に配置したユニバーサル基板が販売されていますが、それらは昔(30年ぐらい前)汎用のロジックICや低機能のデジタルICで回路を作成していた頃の名残です。当時のデジタル回路はTTLやECLが主流でICはほとんどDIPであり、ワイヤラッピングで作成していました。量産する場合にはプリント基板を起こしましたが、CADの存在しない時代はプリント基板を作るためには莫大な金がかかったので試作や少量生産品はほとんどワイヤラッピングでした。クロックも1MHzぐらいだったのでそれで問題なく動作もしたのです。 今では、ワイヤラッピングで試作するのは教材ぐらいでしょう・・・ http://wiredvision.jp/news/200905/2009052922.html と思ったらこんなものが、世間は広いな (´・ω・`;) それで卵が先か鶏が先かのような話になってしまうのですが そのようにワイヤラッピング等で配線をすることに前提にしていたので、DIPタイプのICは全て電源ピンが対角の隅に配置されました。そのため、電源を井桁にするとICを並べて実装しやすかったのです。 ここの製作記がわかりやすくて面白いですね。 http://ugokeba.seesaa.net/category/6551496-1.html 現在の製品レベルのデジタル回路は多層基板がほとんどですから、こういう井桁というパターンは使いません。 アナログ回路の電源というのは要求される特性(周波数や精度)などによって設計が変わるため、特に決まったパターンというのはありません。設計上の約束事はありますが。