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安定化電源による基板故障
- 安定化電源を使用している基板が破損する問題が発生しています。
- 古い安定化電源の使用により、基板のICが短絡モードになり破損するケースが数回発生しています。
- 安定化電源が古くなるとサージや過電流が流れ、基板の不良が発生する可能性があります。
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不可解なトラブルが起きてお困りのことと思います。 電源が古くなったから不具合が生じると考えるのは、技術的にみて追求が 不足でしょう。例えば、出力側の電解コンデンサの容量低下がおきて 出力電圧の不安定が起きているのかもしれません。 これまでの観測結果では、原因不明のままになってしまいますので、 「問題なし」と判断したことも再度疑ってみることも必要かと思います。 いくつかの例を挙げておきます。 1)オシロスコ-プで観察したが、サージはでていない。 →見落としがなかったか、時間軸、トリガ方法などを変えて再観測する。 2)別の電源にすると破損がないので、電源の問題に間違いない。 →複数の種類の基板で破損が起こっていないか?特定の種類の基板で 破壊が起こるなら、電源と基板の組み合わせの問題と考えた方が いいかもしれない。 3)電源の出力端子が4端子で、リモートセンシングを行っているとしたら センシングの接続不良、主回路とセンシングのON-OFFタイミングずれ などの問題が起きていないか。 4)基板のICが短絡モードとなり破損 電源電圧異常で短絡モード故障の可能性があるか? 入力ピンが不定電位 になっているなど、基板側の回路に対するケアが十分できているか?
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これだけの条件で原因を突き止めるのは無理があります。つまり、今の状況では電源はあくまで「怪しい」であって断定はできません。 さて、ではどうアプローチしたら原因を特定できるでしょうか。たくさんの方法が考えられますが、まず最初にやってみたいのは、基板とおなじ電流を消費する抵抗を、基板の代わりに接続して電源OFFのときの電源波形を負荷側で見てみることです。 その際、電源と基板をつないでいた線も同じ状態(長さ、引き回し)で行います。これは、電源から負荷までの線のインダクタンスが、サージの原因として挙げられ、それを確かめるには電源OFFの直前の負荷電流を流しておく必要があるからです。無負荷では出ないサージが見つかるかもしれません。(最近になって電源線を長くしなかったですか?) サージとしての過大電圧だけでなく、逆極性の電圧が出る瞬間はないか、など様々な目で見る必要があります。 一般的に、細い過渡的な電源のサージでICが壊れることはずいぶん減ってきました。電源が原因なら、かなり長いかパワーの大きなサージがあると思われます。逆にこれは見つけ易いはずです。 上記の実験の他にもいろいろな可能性が考えられますので、思い込みを捨てて謙虚に現象を観察する必要があります。 必ず壊れるという状況なら実験自体が負担ですが、やはり最後は実負荷での電源波形観測は必要になるでしょう。電源が切れる直前に発振するなんていうこともあり得ます。基板の中に?効率DC-DCコンバータが含まれていると、元電源の条件によってはそのDC-DCが発振してとんでもない電圧を出すこともあり得ます。 ヒントになれば幸いです。
お礼
返信が遅くなり申し訳ありません。 オシロスコープでもう一度波形観測を行った結果、 電源OFF時に10V以上のサージが発生していました。 今回は本当にありがとうございます。