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西欧の封建社会は
西欧の封建社会は (1)何処で発展しましたか?(14C頃か?) (2)いつ頃終わりを告げましたか、あるいはずっと続いたのでしょうか? (アンシャンレジームまで続いたからフランス革命は起きた?) また、 (3)都市はドイツやイタリアで発展したと聞いておりますが、一体いつまで 続き、現代にはどのような形でつながっておりますか?
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封建制って土地を媒介とした緩やかな主従関係で、絶対君主制が確立する前の過渡期の出来事と言えるのでは? (土地をやるから俺[君主]に従えと言う契約体制。つまりより良い契約が結べるなら既存の主従関係など簡単に破断されかねない脆い体制。) >いつ頃終わりを告げましたか、あるいはずっと続いたのでしょうか? 16世紀から17世紀にかけてイングランドのテューダー朝、フランスのブルボン朝等が国家の運営を中央官僚が担い、国土防衛を常備軍(近衛兵)が果せるようになる事で、封建制が終了したと言えます。 (わざわざ地方の権力者に土地を与え、協力を仰ぐ必要が無くなる程に君主の力が強力に成った。) フランスのルイ14世が「朕は国家なり」と豪語できる様になった事が、絶対王政の君主の力の強さを良く表しているとおもいます。 >都市はドイツやイタリアで発展したと聞いておりますが、一体いつまで続き、現代にはどのような形でつながっておりますか? ドイツは、1871年ホーエンツォレルン朝のプロイセン王国によって統一され、ドイツ帝国の建国をもって終了。 イタリアは、1861年にサルデーニャ王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリア王国の成立を宣言しています。 (ただし、ローマ教皇領やヴェネツィア一帯の諸県[オーストリア領]は含まれていない。これらの地域が最終的にイタリアに併合されるのは、第一次大戦後にオーストリア帝国からの領土獲得を待つ事になる) 両国共にほんの最近まで別の国として成立していましたから、地域や都市毎に多様な文化を誇っています。 なお、イタリアは北部と南部で経済格差が大きすぎて、北部が独立しようという動きすらありました。1970年代後半から1980年代には一般市民を標的としたテロも多発しましたし…。 (イタリアの政党である北部同盟には公約に独立を匂わせるような文言が1990年代まであった) あと、ドイツ・イタリアって要するに周辺の大国の干渉が有って、特定の権力者が両国の国家の権力の中央集権化が果せるほどに発展するのが遅れただけの様な…。
お礼
ご回答有難うございました! すごい丁寧でとても有意義な解説となりました。 感謝いたします。