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教科書に地殻とマントル上部からなる堅い層をリソスフェアという。」と書い
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誤解されやすいのですが、地殻、マントルの区分と、リソスフェアとそれより深いアセノスフェアの区分は、分ける視点が異なるのです。 地殻とマントルは、構成する岩石の化学組成の違いで定義される分け方で、密度や地震波速度が異なります。地殻はSiやAlが多く、FeやMgが少ない部分、マントルはその逆の組成を持ちます。そのふたつの境界がモホロビチッチ不連続面、いわゆるモホ面になります。 一方、リソスフェアは、地球表面近くの剛性が高くいわゆる「堅い」部分で、リソスフェアは、地殻だけでなく、マントル最上部も含みます。リソスフェアはほとんど変形しない「プレート」にほぼ相当しますが、これも厳密には違う観点からの定義ですので、その点は注意してください。 ですから、紹介された図は不正確で、プレートとある部分は、アセノスフェアとペアにするのならリソスフェアと書くべきですね。モホ面はリソスフェアの中にあることになります。
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- 雪中庵(@psytex)
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回答No.1
この絵が違っています。 プレート(海洋&大陸)とアセノスフェアの間に、プレートと一緒に移動する 剛性の高いマントル表層部があり、それと地殻を合わせて「リソスフェア」と 呼びますが、その層の中に岩石の組成の違いからくる地震波の伝達速度の異なる 面(「地殻」と「マントル表層部」の分け目)があり、それが「モホ面」です。