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歴史上の人物の書について(右筆が書いている?)
歴史上の人物の書について(右筆が書いている?) 現存している歴史上の人物の書などを見るにつけ 「あぁこのような筆跡の人だったんだなぁ」と しみじみ思いを馳せたりしていました。 ところが最近「右筆」という存在を知りました。 もしや武家の人物などであったら それらの書は本人直筆のものとは限らず 右筆の人が書いている可能性が高いのでしょうか? そして花押は?
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専門家ではないので、あくまでも御参考までに。 基本的に有名な(指導者クラスの)方の書は右筆が書いたもの、と考えた方が良いと思います。 書状にしろ何にしろ、口述筆記などを通じて書かせた上、花押や署名だけを本人が書く、というのが普通だったようです。 花押はその内容が確かであることの証ですから、その文書自体が写し(もしくは偽書)でない限り本人でなければ意味がありません。 但し、展覧会などで特に「自筆書状」などと書かれているのは勿論本人の書跡ですし、解説などを読むとその辺りの状況が判ることもあります。
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- eroero1919
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戦国武将の手紙は、ほとんどのケースが右筆によるものです。ただし、花押だけは本人によるものです。これはいってみれば「私が確認しました」というサインだからです。 でも、個人的には右筆には本人の嗜好が反映されているんじゃないかなあと思います。信玄公や謙信公の右筆は武士らしい無骨な文体ですし、秀吉の右筆はいかにも京らしい繊細な文字です。 江戸時代は知識不足でよく分からないですが、おそらくお殿様クラスは右筆を使っていたはずです。 ただし、幕末の志士クラスとなると下級武士だったりしますから、基本全文直筆です。
お礼
やはり、たいがいの場合は 右筆が書いたと考えてよいのですね。 ところでお殿様の嗜好が反映されているのではという点、 とってもわかる気がします。 ご回答ありがとうございます!
お礼
ご回答ありがとうございます! 確かに展覧会などで「自筆」と書かれているかどうかは 大切なポイントですね。 よ~く解説を読むようにします。