EF510 500番台投入の真意とは？

質問

EF510 500番台投入の真意とは？
EF510 500番台は、6月25日発のカシオペアから営業運転に入りましたがJR東日本はEF81の置き換えに
EF510 500番台を導入するということは、北海道行き寝台特急を今後長期にわたって運転継続するという
意思の表れなのでしょうか？、それともどちみち常磐線貨物に新車を投入する必要があるため、寝台特急が
全廃になっても貨物専業にすればよいということでしょうか？

あと、大出力化と高性能化によるスピードアップはあると思いますか？

田端運転所のEF81：22両/EF510 510：15両導入予定

回答No.3

suroeste · ベストアンサー

カシオペアは客車も新しいので、しばらくは残るでしょうが、新幹線が開業していくとずっと同じ路線で使われるかどうかはわかりませんよ。
　また、当面残るカシオペアのため、老朽化し故障の心配のあるＥＦ８１置き換え用のＥＦ５１０は当然必要ですが、これほどの両数は必要ないと思います。
　当面は、北斗星や団臨などの牽引に使うために多く新製したでしょうが、北斗星や団臨は客車が老朽化しているので、そろそろ客車を置き換えなければならない時期と思いますが、客車を新製する費用が数年間で回収できるほど利用客がないと判断されれば廃止になると思います。特に、新幹線が延伸されると、利用客が減り廃止となる可能性も高いと思います。
　ＥＦ５１０はＪＲ東日本の電化区間なら万能な機関車ですから、もし北斗星等が廃止となり余ってくると、他のＪＲ東日本持ちの機関車ＥＦ６５やＥＦ６４、ＥＦ５８、ＥＤ７５などの代替えとして転用される可能性もあります。現在ＪＲ東日本で機関車を使う頻度が下がっていますが、工事臨時列車や故障車の回送、廃車回送などにも機関車が少量必要です。現在では線区によっていろいろな種類の古い機関車が残っていますが、機関車によって機関紙の教育も異なり大変ですし、検査・修繕する道具や予備品も異なり無駄が多いので、将来的にはＪＲ東日本の電気機関車はＥＦ５１０のみにして、機関紙の養成の効率化、機関車保守費の低減を考えているのではないでしょうか。
　貨物列車はＪＲ貨物の運行です。貨物列車にＪＲ東日本の機関車を借りて使用すると、機関車使用料をＪＲ貨物→ＪＲ東日本に支払わなければなりません。ＪＲ貨物のＥＦ５１０が片道旅客列車を牽引し、逆にＪＲ東日本のＥＦ５１０が片道貨物列車の牽引をすれば、機関車の貸し借り代金が相殺されお互いに支払いしなくてよくなるので、こういうことはよくあることですが、旅客列車が減って余ったからといってＪＲ東日本のＥＦ５１０が貨物専業になるとは、貨物会社がお金の持ち出しになるので考えられません。
　ＪＲ東日本が余ったＥＦ５１０を中古機関車として安く売却し、それをＪＲ貨物が購入すれば貨物専業となる可能性はありますが、ＪＲ東日本にとって他の古い機関車の置き換えに使うほうが先だと思いますので、余っても当面安く売却することはないでしょう。

お礼

回答していただいた皆様、ありがとうございました。やっぱりEF510投入は夜行列車の運用を主眼に置いたものでないようですね。北海道寝台ぐらいは、末永く運転して欲しいです。

回答No.2

FEX2053

#1さんも言われていた通り、

１．首都圏内で貨客の列車牽引中にEF81が故障するのは非常に困る
２．首都圏内の貨物列車牽引を旧型のまま放置するのは対JR貨物上も得策でない

という「切羽詰まった状況」から置き換えに行ったもので、これと夜行列車の存続の可否は「全く関係がない」問題です。「団体一括販売」のカシオペアをどうするか、という問題はあるにせよ、夜行列車が廃止された時点で「EF510を譲渡するから貨物列車の運用を引き継いでくれ」とJR貨物に申し入れる可能性、というのは結構高いと私も思っています。

回答No.1

tetu758

鉄道サークルに所属し、家族が鉄道会社に勤務していましたので、回答します。

　EF510 500番台の投入の件ですが、これは「北斗星」、「カシオペア」の専属機としての投入の意味だけではありません。所属をする田端区はJR貨物に機関車をリースしていますので、これを新型機に差し替える意味もあります。

　上記の寝台特急に関しましては、新幹線の新函館駅開業後の動向は発表されていませんので、詳細は差し控えますが、消える可能性は高いと思ってください。これは今年の新青森駅延長の際に北海道に連絡する特急に関しましても789系、485系は残留の計画の様ですが、751系に関しては動向が未だ発表をされていないのが現状です。

　JR貨物に大半をリースしており、首都圏の貨物列車牽引機はEF510ですので、これらの増備はEF81を引退させる目的もありますので、いずれはJR貨物に売却し、転籍になると考えた方が無難です。また、他の寝台列車等には使用を考えていませんので、「あけぼの」はEF81の牽引ですので、災害等の情事がないと変更はありません。