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「かんな」を研いでいて思ったのですが、研いでいる最中いかにも「鉄くさい
「かんな」を研いでいて思ったのですが、研いでいる最中いかにも「鉄くさい」においがします。 気が付けば、血のにおいそっくりです。同じ鉄だからと納得しそうですが、そもそも 何が揮発?飛散?しているのでしょうか。血はヘム鉄、研いだ微粒子は酸化鉄、水酸化鉄だと 思いますが。鼻の粘膜は何に反応しているのでしょう?知っている方教えてください。
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鉄のにおいの由来については,こういう論文があります. Glindemann D., et al., Angew. Chem. Int. Ed., 45, 7006 (2006) The Two Odors of Iron when Touched or Pickled: (Skin) Carbonyl Compounds and Organophosphines 要するに, ・「金属のにおい」の正体は,主に過酸化脂質の分解物や有機リン化合物で,血のにおいも多分過酸化脂質の分解物. ・過酸化脂質の分解物というのは,体表の過酸化脂質が金属表面の金属イオンにより分解されてできる. ・有機リン化合物の方は,金属中に微量に含まれるリンが,体表にある有機酸などで金属が溶出する過程で生成して,これが揮発してにおう. ということだそうで.
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一応専門家なのですが…、調べた人はいないのではないでしょうか。 調べた人がいたら、日本化学会の「科学教育」、米国化学会の「Journal of Chemical Education」あたりに載っていると思います。 血のにおいや、グラインドのときだけではなく、錆びた鉄の棒、雨上がりの鉄棒(学校の)、なども同じにおいがします。 お金にならない研究なので誰もやっていない可能性大です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 みなさん同じように思っているのですね。
お礼
非常に説得力のあるご回答ありがとうございます。 自分は勤務先で鉄板のサンプルに囲まれていますが、 確かにサンプル自体は、学校の鉄棒のように鉄くさくないです。 納得しました。