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脳死状態は終末期ですか?
脳死状態は終末期ですか? 以前、脳死での延命治療中止は可能かどうかについて相談させていただきました。 今回は、終末期医療について質問させていただきます。 医師にほぼ脳死状態といわれた場合、終末期になるのでしょうか? もし終末期にあたるのであれば「生命倫理委員会」を開いていただこうと思っています。 また、「終末期医療に関するガイドライン」に表記されている「終末期における治療の開始・不開始・変更及び中止」とは具体的にはどんなことをさすのでしょうか? 父は今、人工呼吸器と高カロリー輸液を受けています。人工呼吸器を外すのは難しくても、高カロリー輸液での栄養・水分補給を他のものに変えることはできるのでしょうか。 脳死状態と言われて1ヶ月以上がたちます。尊厳死を望む父の希望を早く叶えてあげたいのです。 どなたか専門的な知識をお持ちの方、お教えください。 どうぞよろしくお願いいたします。
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- kamekame58
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> 高カロリー輸液を単に通常の補益にする場合は、消極的安楽死となる可能性が十分にあると思います。 かつて、「消極的安楽死」が日本国内で判例として確定したのは、京都の事件(=経管栄養の中止)だけと記憶していますが・・。 もしこれ(=高カロリー輸液→高カロリーではない輸液)が、「消極的安楽死」に該当するのなら、医療界には、かなり大きな激震が走るはずです。 ですから、もしこのようなことが判例としてあるようでしたら、是非、教えて下さい。 P.S: 欧米では、認知症患者さんへの「経管栄養の導入」、「重症認知症患者さんへの抗生物質の投与」でさえ、「否定論」が主流となっているのが現状です。 日本人は、今一度、「より良く生きる!」ために、「死」を見つめ直す必要があると思います。
- NETPC
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前にも回答させて頂きましたが、 >>もし終末期にあたるのであれば「生命倫理委員会」を開いていただこうと思っています。 無理でしょうし、その開く理由とは何でしょうか。 >>高カロリー輸液での栄養・水分補給を他のものに変えることはできるのでしょうか。 どういう意味でしょうか。経管栄養の様に、さらに栄養状態を高めると言うことでしょうか。 それとも、そう言った積極的な栄養補給をやめて死に至らしめると言うことでしょうか。 しかし、高カロリー輸液を単に通常の補益にする場合は、消極的安楽死となる可能性が十分にあると思います。 また、衰えとか痩せを気にされているようですが、意図的に餓死させることでもあり、それが積極的な介入か(犯罪性)、消極的か問題は残りますし、希望だけでなく担当する医師の方針も反映されるべきでしょう。それだけデリケートな問題です。 人一人の命を終わらせようとお考えの意図そのものに、積極性を感じますよ。
補足
父も含め、私たち家族の考える「生きる」とは、自分の意思をもち、社会や人と関わって生活を送ることです。 医師に「ほぼ脳死状態でもう目覚めることはない」と診断を下されたことで、父は自分の望む生き方ができなくなってしまったのです。 ですから私たち家族としては、早く肉体を父の意思のもとへ送り届けたいと考えているのです。 人の命のあり方に対する考えは人それぞれだと思います。心臓が動いている限り、命があるのだという方もいらっしゃるでしょう。 でも、人工呼吸器で生かされ、自分の意思を誰にも伝えることができす、ベッドに縛り付けられている状態が「生きる」ことだと思えないのです。 もし私が父同じ状態になったら、一刻も早く肉体にも死を与えてもらいたいと思います。
- kamekame58
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> 父はすでに1ヶ月以上寝たままの状態なので、脚や腕の筋肉が落ちてしまっています。 一般の点滴に変えてもらうと、さらにそれが進行してしまうのでしょうか? はい。衰弱が若干早くなると思われます。 以下のデータを参照下さい。 脳血管障害を繰り返したり、アルツハイマー病が進行したりして食事を食べられなくなった高齢者の平均生存期間を調査した研究があります(東北大老年医学の佐々木英忠教授らの調査)。 腕などの細い静脈から低カロリーの点滴を受けた人は2か月でしたが、鼻などからチューブで栄養補給(経管栄養)を受けた人の平均的な生存期間は1年11か月でした。
お礼
回答ありがとうございます。 衰弱が早くなるのですね。そんな父を見ていられるかどうか・・・。 でも、今の段階ではそうした方法しかなさそうです。主治医に相談してみます。
- kamekame58
- ベストアンサー率52% (76/144)
「脳死」であれば終末期ではないですが、「脳死に近い状態」であれば終末期に該当すると思います。 人工呼吸器を外すのは、やはりあの「川崎協同病院」事件がありますから、難しいと思います。 「川崎協同病院」事件における最高裁判決では、「抜管行為は、法律上許容される治療中止には当たらないというべきである」が、「本件における気管内チューブの抜管行為を筋弛緩剤の投与行為と併せ殺人行 為を構成するとした原判断は正当である」としています。 点滴を、高カロリー輸液から、一般の点滴に変更することは、「延命中止」行為に該当しないと思います。 「終末期医療」「ガイドライン」で検索すると、多くの記事がヒットします。 日本医師会が提示しているものもあります。以下です↓ http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070822_1.pdf 朝日新聞社の医療ウェブサイト「アピタル」では、「し過ぎ?の医療、あって良かった医療」に関するブログもあります。 https://aspara.asahi.com/blog/katarikizuki/entry/97AAfkSesZ ここでも書き込めば、それなりのコメントが得られると思います。 参考になりましたら幸いです。
補足
回答ありがとうございます。 父は「ほぼ脳死状態」と言われています。ですから、「終末期」には該当するのですね。 日本医師会の「終末期医療に関するガイドライン」を医師に見せ、今後の治療について相談したいと思います。 重ねてうかがいたいのですが、「高カロリー輸液」と「一般の点滴」だとどうちがうのでしょうか? 一般の点滴に変えると、体力が低下し徐々に痩せていって、心臓の働きにも影響を及ぼすのでしょうか? 父はすでに1ヶ月以上寝たままの状態なので、脚や腕の筋肉が落ちてしまっています。 一般の点滴に変えてもらうと、さらにそれが進行してしまうのでしょうか? お答えいただけると幸いです。
補足
先日の話し合いで、主治医に高カロリー輸液からそうではないものに変えることについて「後退的治療」と言われ、どうするかはまだ返事をもらっていません。 でも、おそらく難しいのでは、と思っています。 それよりも「●●さんにばかり看護師の手を煩わせることはできないので、他に移ってほしい」ようなことを言われました。回復する見込みもなく、ただ心臓が止まるのを待っている状態の父は、病院にとって厄介者というわけです。父がこうなった一因が病院にないとは言えないのに、です。 確かに、治る見込みのある人を治療するのが病院の役割なのかもしれませんが、こうした病院の対応は正直納得いきません。 kamekameさんのおっしゃるように、人「より良く生きる」ための「死」について、もっと考える必要があると思います。