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欧米での高齢者の終末期医療について
現在日本では口から食べ物が食べれなくなったら、病院に入院し治療となったとき、他に特に問題がなければ、胃瘻や経管栄養、または高カロリーの点滴静脈注射(IVH)をすることで食べれないままに長期間にわたって生存が可能な状態にすることが一般的のようです。長く私自身がそのような医療の現場に携わっていましてずっと疑問に思って着ましたが、そのような終末期の医療は世界的に見てどうなのでしょうか。他の医療の進んだ国、欧米などではどのような終末期を遅らせるのが一般的なのでしょうか。 欧米(といっても国は沢山ですが)にお住まいのかた、または事情をよくご存知のかた情報をください。
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■もちろん意識(意思疎通)がしっかりしていれば、欧米でも胃漏やIVHで管理をします。 ■問題は、意思疎通ができない患者についてなのです。多くの国では「自分で食べることができなくなったら終わり」という考えです。医療費の問題が深刻であることも理由です。 ■また欧米では、遺産や年金の制度が明確に決められているので、延命の目的はその人個人の理由によることがほとんどです。 ■けれども日本では、「高齢者の年金によって家族が潤っている」「祖父母の年金で食っている若い世帯」という状況が現実には‘かなり’あります。医療費は基本的にタダのようなものですので、家族にとっては「(病院や施設が世話してくれるのなら)寝たきりだろうがなんだろうが1日も長く生きていればそれだけ得」なのです。「命が大切」という理由よりもむしろ金勘定での家族の理由があるのです。でもそんなこと誰も口にしません。 ■ほとんどマスコミでは取り上げられていない事実なのですが、上記のように老人を「年金受け取り窓口」にしているその他の家族、というのが非常に多いのです。給与収入が少ない場合、軍人遺族年金など高額な年金をもらっている老人で目立ちます。 ■年金問題は、若い世代が年金をもらえないことばかりではなく、医療問題にも複雑にからむのです。
お礼
日本の高齢者医療の現状がかなりいびつである背景にはそのようなお金にからむ問題があったのですね。そのようなことがなければ純粋にその個人の利益について考えるようになる、のならば欧米に習った年金の制度へと改正してほしいです。高齢者の医療費が日本にとっての問題ではなく、そのようなことへと導いている年金制度こそが問題なのですね。