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不対電子や非共有電子対は原子核の周りをまわっているんですよね。それじゃ
不対電子や非共有電子対は原子核の周りをまわっているんですよね。それじゃあ、電子式は実際の電子の状態には無関係なんですか?動いてるのに非共有電子対とかいう意味がわかりません。
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まず高校などで習った土星型の原子模型は嘘です。あんな形をする原子は一つもありません。そして電子式ですが、あれは見て結合が理解しやすいように描かれたものです。 まず電子の軌道は様々なものが存在します。最初のK殻には1s軌道があり電子を2個収容できます。次のL殻には2s軌道、2px軌道、2py軌道、2pz軌道がありそれぞれ電子を2個ずつ収容でできます。ここで同じL殻内でも電子の軌道の形はそれぞれ違います。原子であっても三次元に存在するものですから立体的な軌道をしています。s軌道ならば球形、p軌道なら例えは悪いですが∞のような形が3つ異なる方向を向いて、電子はその立体的な形の中で存在しています。ようは電子というものは原子核の周りを円を描くように周っているのではなく、空間内を波を打つように(例えが悪いかもしれません)して動いています。これは電子が粒子性と波動性を持つからです。つまり紙に電子式を描いたら電子は止まっているように見えますが実際は空間内を移動しています。 これは量子力学の分野であり、これを理解することで初めて電子の振る舞いが分かります。あと電子は観測するまで軌道のどこに存在するのか分かりません。ようは電子を観測できたらどこにあるか分かりますが、電子の位置や運動量から予測することはできません。これはハイゼンベルグの不確定性原理といいます。分かりにくい説明で申し訳ありません。
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- windwald
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電子は電子殻にいると言うことはすでに習っていると思いますが、 電子殻はさらにいくつかの電子軌道からできています。 電子はこの電子軌道の上におり、軌道1つに入る電子は2つまでです。 ということで、やはり電子対というものを考える意味があります。
お礼
まだ完全にはわかりませんが電子軌道について調べてみようと思います。ありがとうございました。
- ys540122
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電子が原子核のまわりを回っているというのは中高生に化学を教えるのに、 なるべくわかりやす伝えるためにモデルというか例えというか・・・ 悪く言えば方便というか。 実際は電子は原子核の回りのある軌道に確率的に存在します。 共有電子対はその軌道を共有するということです。 わかりやすいサイトを探しましたが、あまり良いのがないですね。 これが、まだ理解しやすいかな? http://www.nakamura-u.ac.jp/~thara/bioorganic.html
お礼
まだよくわかりませんが、電子軌道について他にも調べてみたいと思います。どうもありがとうございました。
お礼
いやいや、めちゃくちゃわかりました。ありがとうございました。