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補正と校正の意味の違いについて
補正と校正の意味の違いについて 分析化学の授業で、先生が校正について口頭で軽く済ませてしまったので教科書で調べています。 丸善株式会社の『クリスチャン分析化学』を使用していますが、ガラス器具の補正について説明したページを後から出てくるページで「ガラスの校正法」として引用されていました。 補正は測定値の修正、校正は測定前の器具の目盛の誤差調整と認識していたのですが違うのでしょうか… どなたかご説明お願いいたします…
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質問者が選んだベストアンサー
No.2の方と同じ世代かと思います。 学生が実験レポートに「校正」と書いてきたら 「君は作家にでも成るつもりかね?」と嫌みを言って ためらわず「較正」と赤ペンを入れていたでしょう。 気になったので調べて見ましたが「較正」も正しいようです。 ご質問の答えは、 補正は測定値の修正、 校正は測定前の器具の目盛の誤差認識、 較正は測定前の器具の目盛の誤差認識と調整、 と言うことに成りそうです。 そういえば測定前には常に機器の較正(調整)をし、 調整が追いつかない場合は較正曲線を作成して使ったものです。 ガラス測定器具は目盛りがずれていても調整はしたことが 有りませんから「校正」が正しかったのかもしれません。 技術翻訳では英語のcalibrationは較正、adjustingは調整と訳していて、 校正と訳した事は今まで有りませんでした。
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- juyjuy
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回答2です。 お礼を頂きありがとうございました。 「計量法」では「校正」という字を使っていますね。勉強不足でした。 質問者様がお聞きになった通り昔は(少なくとも40年前は)「校正」をこのように使ったら間違いなくバツでした。 「較」と云う字常用漢字に「こう」という読みがなかったので(「比較」の「かく」です)なかったため、通産省の文系の役人がこういう文字にしたのでしょうね。 私は「校正」というと新聞、書籍、作文、写経などが思い浮かぶので変な感じがします。 ありがとうございました。
お礼
いつ頃に校正という言葉になったのか…確かに文系を思わせるような単語ですよね… ご丁寧にありがとうございました!
- juyjuy
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校正と言うのは文章を正しく直す事。 較正の間違いではないのですか?この字は今では使わないのでしょうか? 「較正」は計測器などを正しい値が出るように調整する事と習いました。(私は元技術者・・研究者でしたが「較正」という言葉を使っていました。 「補正」は出てきた値をしかるべき理論や別の測定値などからエラーと思われる眉宇分を修正することです。 その本で「校正」という字を使っていたか確認してください。「ガラスの較正法」だとすればガラスでは何かの基準で一定の修正が必要な場合には使ってもよいかと思います。 私は「校正」は出版関連の熟語としてしか知りませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。 現在大学2年生なのですが、昨年度の化学実験や物理実験中にも幾度が校正という言葉が説明に出てきました。 その時に以前は校正という用語は存在していなかったとも言われた覚えがあります。 講義中教授も黒板に校正とメモしていたことや、参考書を再度確認しても校正と書かれていることを踏まえると間違った用語ではないみたいです。 しかし、いただいた回答の「軸正」と意味の似た用語だと思われます。 ご説明ありがとうございました
- elpkc
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校正は、測定値は真値とのずれを調べること。wikiは間違えているようですね。 補正は、測定値を真値とするためにずれを直すこと。 ガラス器具の場合は、たとえばメスフラスコに標線まで水を入れたときに、その表示用量とのずれを調べることが校正で、そのずれの値を補正値ということになります。
お礼
回答ありがとうございます。 簡単な言葉でまとめていただいたおかげですぐに理解できました! 後半の例も参考にさせていただきました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり校正という言葉は最近になって使われるようになったみたいですね… 較正と校正の間の若干の違いまで教えていただきありがとうございました! 明日また分析化学の授業があるのでその時教えていただいた知識を踏まえて講義を聞こうと思います。