マテハン時のアルミ鋳造物の傷付き
現在、15Kg程度の箱物アルミ粗材(90HV)をロボットで搬送しようとしておりますが、ワークを把持した状態で鉛直方向に回転させる作業を一度いれなければならず、現状、傷付き(打コンではなく、擦り傷形状)が発生しており、対策を検討しております。
対策として、しっかり把持するとの観点より、?ティーチ修正、?把持部のフローティング化?把持爪の材質(現在、時間もなかったため、SUS生材を使用)を問題とし、1,2については解決のめどをたてました。
しかし、?点目で悩んでいます。
傷付きの話しを知り合いの方にしたところ、接触物の硬度差(アルミ粗材とハンド爪)がより、大きい方が傷がつかないよとアドバイスを受けました。そこで、トライボロジーの本などを読んだのですが、やはりあまり明確な説明は見つけることができませんでした。
そこで、以下の3つの爪を使ってトライを計画しております。
1.SUS焼入れ(1000HV)+ハードクロムメッキ(400HV)材⇒粗材より硬いもの
2.SUS焼き入れ材+ウレタンゴム薄膜⇒粗材より柔らかいもの
3.604MCナイロン⇒自己潤滑性が多少あるもの
アルミ鋳物と相性のよい材質が何かご存知の方がおられましたら、アドバイスなどいただけないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 型の歪みが出るんですね。 形状によっては歪みも顕著に出て、本当に1個2個しか取れないなんてこともありそうですね。 #1の方がおっしゃるように、現実的にはやはりロストワックスということになるんでしょうか。 少ない数を製作したい場合で、鋳造欠陥が発生して再製作となった場合の、手間とコストの軽減を考えています。