- ベストアンサー
日商簿記の受講機関の違いについて
- 日商簿記の受講機関の違いについて教えてください。再就職を目指している者が日商簿記2級を取得して就職に役立てたいと思い、学校を探しています。
- 大原とTACは日商簿記の受講機関として有名ですが、大原はDVDによる映像の授業で、TACは教室での講師による授業も受けられます。
- 質問は以下の2つです。(1)学校によって簿記の分かりやすさや合格率は違うのか?(2)教室の授業とDVDの授業では合格率に違いがあるのか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
私個人の経験では、日商簿記検定専門の書籍があり、それを徹底的に勉強すれば合格できます。 1級になるといきなり難易度が上がりますので、書籍だけでは大変です(税理士受験資格が与えられるくらいですから)、通信教育とかに頼る必要も出てくるでしょう。 大原簿記は専門校として有名ですが地方では、結果的に通信教育になってしまいますが、模擬や質問もできるでしょうから、決して悪くないと思いますよ。 2級の範囲なら商業簿記と工業簿記ですから、比較的合格し易いと思いますが、他の簿記検定の1級程度以上の実力がないと合格も難しくなるでしょう。 1について 学校というか教師の実力によると思います。 実績から言えば、大原・TAC等は有名ですね。 2について 両方を受けた方はあまりいないのではないでしょうか。 甲乙付け難いですね。 要するに教材の良し悪しや学校の良し悪しではなく、貴方の取り組む姿勢とその持続性が先ず大事であって、私は市販の書籍で勉強し、問題集を何冊かこなし、かつ合格を目的とせず理解する事に重点を置きました。 大学でも簿記論や会計学を学びましたが、特に簿記は技術論に走り、実質を理解している者は少なかったし、仕訳や財務諸表は作れるのに、利益がなんであるかとか、貸借対照表と損益計算書の意義と関係など基本的な事を理解していた者は殆どいませんでした。 日照の簿記を2級にしろ、1級にしろ、実務では全く役に立たないケース沢山ある事も知っておいた方がよいですよ。 会社や業種によって簿記会計のやり方は千差万別で、簿記検定はその入り口に立った程度の事と心して受験される事が寛容かと思います。 私は会社の人事ををしたり、経理をしたり、営業をしたり、社長もしました。 人事で面接を行う時、簿記検定の資格が目に付くと、「貸借対照表や損益計算書の利益がどうして同じになるのか」とか「勘定科目とは何か」とか、「利益とは何か」と基本的な事を必ず質問していましたが、殆ど答えられる人はいませんでした。 学卒者には、例えば経済学部卒なら「経済とは何か」、法学部卒なら「法とは何か」というように基本中の基本を質問するですが、やはりまともに答えられる人は非常に少なかったですね。 有名大学卒でも同じです。 このように基本中の基本をしっかり身に付けないと検定に合格しても宝の持ち腐れになり、かえってマイナスになる事がありますよ。 頑張って下さい。
お礼
・社会で豊富な経験をされている方の貴重な意見を聞くことができ、とてもありがたく思います。試験に受かることを第一優先にしたいところですが、その背景にある基本を理解していなくては役に立たないことは、おっしゃる通りだと思います。 ・私も何度か自分の卒業した経営工学科について面接で質問されましたが、やはり答えられませんでした。4年間何をしていたのか分からないまま卒業したのと同じですね。 ・簿記を勉強するにあたっては理解をするということを意識しながら勉強に取り組んでいこうと思います。この度は貴重なご意見ありがとうございました。