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休眠打破とは
絹莢エンドウを播く前に休眠を打破するため24時間水に漬けた後で、冷蔵庫で24時間冷蔵してから播くと発芽率が良くなると聞きました。 就きましては、次の3点お尋ねします 1:休眠打破の生理学的意味 2:初冬まきの場合も、春に播く場合も意味がありますか 3:どんな野菜に有効ですか。ホウレン草は浸水催芽しますが冷蔵庫には入れません。またエダマメもしません。 以上教えてくださいませ なお、播種地は山形県山形市外です。桜は4月20日過ぎ頃から咲き出す風土です。
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専門家の方が自信ありで回答しているところに、大変差し出がましいですけど。 揚げ足を取るようで、申し訳ございませんが、 >休眠打破の生理学的意味(意義?) 休眠しなければならないような成長に不適な環境から脱し、 成長できる環境条件の間に出来る限りの成長をしようと言うことだと思います。 ちょっと御質問の意図から外れますが、「休眠の意義」について。 種子で休眠する場合と、成長した植物体として休眠する場合があることはご存じかと思います。 いずれの場合も、生命活動を極力抑制して、不適な環境から身を守ろうとするのが休眠の意義です。 種子休眠の場合、温度ばかりでなく、酸素や水の有無も休眠に関係します。 例えば、ご存じかもしれませんが、大賀ハスの種子は数千年前の縄文時代の遺跡から発見されましたが、 これも休眠によって胚の活動が抑制されていたために長生きできたようです。 この場合の休眠の要因は、冬の寒さではなく、種皮が厚いことで酸素や水の浸透が妨げられたことです。 この他、種皮に休眠物質が含まれていることで休眠が持続する場合もあるそうです。 逆に高温が休眠を誘導させるものとしては、 例えば、トルコギキョウは、幼植物体の間に高温に遭遇すると ロゼット状(節間が伸長せず、成長が止まった状態)になりますが、これも一種の休眠と考えられています。 また、アネモネなどの地中海原産の植物も冬の間に活発に成長し、夏の間に休眠する性質があります。 秋まきのタネは・・・あれはどうでしょうかね? 原産地では多年草なのに、日本の夏に適応できないために秋播き一年草として扱うものも中にはありますけど。 長くなりましたが、休眠を誘導する要因は、低温だけではないと言うことです。 >絹莢エンドウを播く前に休眠を打破するため24時間水に漬けた後で、冷蔵庫で24時間冷蔵してから播く 24時間程度で休眠が打破されるものなのでしょうか? 自然条件では生きていけないと思いますが?栽培植物だからでしょうかね? それとも、他に理由があるのでしょうか・・・? せっかく専門家の方がいらっしゃるのですから、私も勉強させていただきます。
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- meineko
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>1:休眠打破の生理学的意味 についてだけ、秋にできた種が、すぐに芽を出すと冬の寒さに当てられるので、冬を越してから芽を出す様になっているのだと考えられています。 とすれば、どういう植物の種子が休眠性をもっていて持っていないか、ヒントも得られそうです。 実際、植える場合に、休眠打破が必要かどうかは、経験というか、種の袋に書いてある説明を読む方が、現実的かもしれませんが。