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税理士全科目合格しても、未経験だと就業できませんか?
こんにちは。 私は現在26歳女性です。 高校卒業後、今までアルバイト(接客業が多く、事務経験はない)をしてきましたが、日商簿記一級に合格しました。税理士受験資格を得たので、税理士試験に挑戦したいのですが、引っかかることがあります。 それは、仮に全科目合格できたとしても、企業での経理経験もない全くの未経験では、就職先が無いのではないかということです。 是非ご回答お願いいたします。
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税理士です。現在38歳。サービス業に従事(経理実務は未経験)しながら、30歳で税理士を目指し、仕事をし続けながら32歳で日商簿記1級取得、税理士試験の受験資格を得て、その後4回のチャレンジで税理士試験合格。途中三科目合格の時点で民間企業の経理部門へ転職。1年後税理士法人へ転職。民間企業の経理経験が生かされ、現在税理士法人のパートナーとして経営にも参画しています。 結論から言うと、女性であろうが、実務未経験であろうが、自分の目標さえぶれなければ道は開けます。(私もかつて貴方とまったく同じような立場で、実務経験がないがゆえに試験勉強を続けていても不安に駆られる毎日を送っていました。)ただし、これから30代中盤にかけては、仕事+勉強の毎日で、遊びはほとんどあきらめる覚悟が必要です。 (1)遠回りして良かったこと クライアントの経営者は、ただ税金計算をしても、申告書を作っても喜んでくれません。売上UPのアドバイス、部下のマネージメントの仕方、うまくいっている企業の情報などをアドバイスしてくれることを税理士に期待しています。私は、サービス業に全力で打ち込んでいたので、この辺の感覚はよくわかっており、関与先の社長に大変重宝がられています。会計事務所一筋の方に比べて、圧倒的なセールスポイントになっております。あなたも今の仕事に全力で打ち込んで成果を出せば、将来に必ず生きます。自信を持ってください。 (2)実務未経験であることによるハンデ 税理士業界においても、スター級の尊敬に値する実務家はいます。税理士業界一筋の方が多いようで、真のプロフェッショナルです。一生かかっても追いつけないのではないかと思ってしまいます。しかし、そのような方は全体の数%にしかすぎず、その他大勢の方には数年で追いつきます。特に実務経験は長いものの無資格者である会計事務員は、不勉強な方が多いようですので、1年も本気でやれば追い越せます。ビビる必要はありません。 (3)一番つらかった時期 日商簿記1級を取得後、会計事務所の門をたたきましたがすべて門前払いでした。挫折しそうになりました。しかし、将来税理士として独立し、自由に羽ばたいている自分の姿を思い浮かべ、それがどうしてもあきらめきれなかったので、サービス業に従事しながら税理士試験を受け続けました。税理士試験受験経験後も会計事務所の門をたたきましたが、アルバイトですらすべて門前払いでした。正直悔しかったです。この時、自分を落とした事務所の所長を将来絶対見返そうと覚悟を決めました。 (4)転機 3科目合格後です。一般企業で経理を経験した後、税理士事務所を狙う戦略で臨みました。紹介会社を通して一般事業会社の経理に応募したところ、引く手あまたでした。法人税、消費税も受験済みでしたし、(多くの税理士受験生と異なり、)日商1級も持っていますので、上場会社、上場準備会社の会計・税務にも対応できる点が評価されました。つらかった時期を乗り越え、「何としても経理で生きる」という相当な覚悟を日常から持っていましたので、面接の場でもその思いがあふれ出るように出ました。 (5)税理士事務所入所 税理士科目3科目合格+一般企業経験+経理経験で一発採用でした。しかも売上高が億単位、人数十数人の中堅税理士事務所です。 今までに落とされた事務所は本当にチンケな事務所でした。(自信がないから当然チンケな事務所を狙う訳ですねー。)そんな事務所に行って、視野を狭めなくて本当によかったと今は幸せに思っています。 税理士事務所の所長は、税理士科目合格では大して評価はしません。持っていて当然だからです。税理士科目合格は前提として、「それ以外に何ができるか」に期待をしているはずです。税理士事務所は、挨拶もできない、まともに人の目を見て離せない連中がゴロゴロいます。ですから、あなたの接客業の経験は必ず生きますよ! (6)税理士試験に向けて 自信をつけるためには、絶対に合格を勝ち取ることです。合格科目が私に勇気をくれました。なお、税理士試験と実務は全く違うという人が多いですが、その方々は不勉強な方々か、税理士試験が役に立たないほど小規模な企業しか担当していない方ですので、一切無視してください。税理士試験に本気で打ち込むことは、実務です!予備校のテキストのみならず、実務書にも目を通すぐらいの覚悟で本気で勉強してください。私の経験では、実務書を使った受験勉強はその後の実務に大変役立ちました。 (7)最後に 「なぜ税理士になりたいか」という当初の目標は、常に持ち続けてください。これから数年、本気で目指した時から困難が付きまといます。でも、目標さえあれば必ず乗り切れます。 応援しています。「無理だ」という否定的な意見は一切無視して、自分を信じて頑張ってください。
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弁護士が仕事がなく登録し税理士の仕事に降りてくる話を耳にしているくらいです。まず、高卒に大卒のクライアントは尽きません、くらいアントからしたにみられたは苦しいかとおもいます。自分は偏差値64の高校で大学は偏差値48の商学部で簿記一級はもってますが、めしが食えない先輩をみて大企業に就職しました。地方の税務官になってある一定期間勤続すれば税理士資格はもらえるのでそれがいいとおもいます。現に税務署の長老の方が年収やシェアは圧倒的の多いのが現状みたいですよ。
- usikun
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会計事務所への就職で話を進めます。 税理士の世界には昔ダブルマスターという制度がありました。 大卒+試験免除に必要な修士課程を二つで試験免除。 つまり26歳未経験であっても就職先が存在してたのです。 貴方の場合も流石に試験合格に10年かけたりしない限りは 職が無いとは考えがたいと思います。 日商1級を取ったなら一気に夏の試験で簿記論を取りましょう。 次いで財務諸表論+消費税or法人税 法人税の試験範囲を一回回したあたりで職を探した方がいいですね。 おそくとも来年夏の試験で簿財が取れないなら非常に厳しい道のりになります。
- pac-pac
- ベストアンサー率21% (9/42)
知り合いの話で恐縮ですが、税理士免許を「最年少合格」という偉業?を遂げた人がいました。 その人は、いわゆる専修学校、専門学校の講師として就職しました。 当然、講師として授業もするわけです。 しかし、学生から「こういう時はどうなるのですか?」と言う質問があったそうです。 その人はその質問に答えることができなくて講師を辞めました。 数年間続けてきた講師と言う仕事を捨てて 「現場経験を積まないと人には教えられない」 と感じたと言うことでした。 「就職先があるかないか」ではなくて、あなた自身が現場経験を積める仕事を探すべきだと思います(本気で税理士を目指すなら)。 ジャンルは違いますが、私自身も色々な資格や免許を持っています。 「使えるものは?」と聞かれたときに返事に困るものは持っていないつもりです。 自動車の「ペーパードライバー」と言えばわかりやすいでしょうか。 資格、免許を取得することも大切だと思いますが、それだけで「仕事」ができるわけではないと思います。 何事も経験だと思います。
- CGSK
- ベストアンサー率21% (30/138)
そんな心配はいりません、大丈夫です。 資格さえ取れば、後は経験を積めば一端の税理士です、但し経験を積む間は、多少待遇が安いでしょyが しかた有りませんでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一人前の税理士になるまでの修業期間だと思えば、待遇の良し悪しはきになりません。ただ、最近は事務所に入所することさえ困難だということを耳にしました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「何事も経験」とのお言葉ですが、仮に税理士試験全科目に合格できたとしても、その後経験を積める機会さえ与えられない(事務所に入所することが非常に困難)ということを聞きました。 こちら側の言葉足らずで申し訳ございません。