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「日本人の友人」と「日本の友人」について
日本語を勉強中の中国人です。「日本人の友人」と「日本の友人」について教えてください。 日本人である友人は普通「日本人の友人」と言うでしょうか。「日本の友人」と言うでしょうか。私は「日本人の友人」と書きましたが、日本の方に「日本の友人」と添削されました。 「日本の友人」と言う時に、日本にいる中国人である友人を指してもよろしいでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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その友人が日本人なら「日本の友人」が自然な表現です。もしその友人が日本人でないなら「日本にいる中国人の友人」や「日本にいるアメリカ人の友人」という表現が自然です。日本にいるのは例外を除いて日本人ですから、日本人を指す場合だけは誤解を招く心配がありませんので、論理的に完全にするためのくどい表現を一々使う手間を意識して省いているのです。
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- cyototu
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#1です。 暗黙の了解というやつです。日本人が日本にいて友人のことを話をしている最も普通の状況では、例外でない限りその友人は日本人に決まっていますから、その人は「日本の友人」とは言わず、「友人」と言えば、日本人なら誰でもその友人は日本人だと思います。ところが、その人が日本で外国人に話したり、あるいは友人の中に外国人がいたりするような少し特殊な場合には、混乱を避けるために単に「友人」とは言わず、「日本の友人」と言います。しかし、もっと特殊な事情で、その人が日本人であることを強調しなくては誤解を招きそうな時には、たとえ日本人が日本で話すときでも「日本人の友人」と言う必要があります。 それに対して、日本にいる人が外国人の友人に関して話すことは日常会話では特殊ですから、その人が何処の国の人であるかを強調して、「中国人の友人」と表現して誤解されないようします。しかしそれでも、その友人が中国人の場合で、かつその会話が日本で行われている場合には、「日本にいる中国人の友人」、あるいは「中国にいる中国人の友人」と、くどいくらいに表現しないと相手に誤解されてしまうこともあります。しかし、この場合には「日本にいる中国の友人」、あるいは「中国にいる中国の友人」と言ってもその方が中国人であることは自明ですから、中国人と言うくどい表現は使わない傾向があります。 ところが、この会話が日本ではなくて外国で行われたとすると、もっと特殊になりますから所謂暗黙の了解が成り立たなくなります。そこで、たとえ日本人が日本人に話す場合でも「日本にいる日本人の友人」とか「日本にいる中国人の友人」とか「中国にいる中国人の友人」とか中国にいる日本人の友人」とはっきり言わないと相手に誤解されて混乱することの有り得ます。 要するに、日本人は、自明で相手に誤解されないと分かっている場合には、それを一々表現してしまう、たとえそれが論理的には正しくとも、それを「くどい」と感じる傾向があります。論理的には不完全であっても、それが相手に誤解なく伝わることがはっきりしている場合には、それを一々表現することに無駄を感じるのです。 この「くどさ」に関して、他の例を紹介しましょう。日本人が異姓に対して日本語で愛を打ち明けるときには、日本人は決して 「私は貴方が好きです」 とは言いません。 「好きです」、あるいは「貴方が好きです」 と言います。外国人や外国かぶれをして日本語が分からなくなってしまった日本人から見ると、この表現は「私」という主語が省略された表現と見えてしまいますが、その理解の仕方は間違いです。もし、省略形だとすると、それを省略しない表現が在っても良いはずですが、上でも言いましたが余程特殊な事情がない限り「私は貴方が好きです」と言う日本人はいません。日本人には「貴方が好きです」が本来正しい表現で、それに余計な物が付いた変な表現が「私は貴方が好きです」と理解しているのです。文法の本などでは、時々「日本語では主語などがしばしば省略される」という表現がありますが、それは外国人から見た理解です。それは日本人から見ると間違いなのです。日本人から見ると「外国語の中には、自明なのにも拘らず、しばしば余計な主語などを付けて、くどくて不自然な表現をする外国語もある」と理解するのが正しいのです。そして、成り行き上、そのくどい表現をしなくては相手に誤解されてしまうこともあるので、そのような例外的な状況では、余計な物ではあっても、それを付けて誤解されないように表現することも必要な場合が有り得ると考えるわけです。 「中国人の友人」は、そう言う意味で余計な物を付けて相手に誤解されないように表現した例の一つです。
お礼
再びありがとうございます。確かにいろいろな場合がありますね。シチュエーションを考えなければなりません。詳しく説明してくださり、大変参考になりました。本当にありがとうございました。
もう少し丁寧な言い方をすれば,あなたが質問を繰り返している様な,一般的な場合の正しい日本語表現、というものは存在しません。 日本語は,常に、「特定の場」か「それぞれの場」に向って表現されている言語なのです。 だから,「複雑な敬語」が産まれてしまうのです。 ☆ ☆ ☆ 今回の質問は一般論を問うていますから 回答はありません。 いくつかの状況を設定して それぞれの例に向って回答するべきでしょうが,時間がかかるので 割愛します。 身近な友人か先生に尋ねてください。 あなたのお礼文の「ご丁寧」という表現は 正しい日本語ではありません。 その理由も友人か先生に聞いてください。
お礼
再びありがとうございます。もう卒業しましたので、身の回りに日本語の先生がいません。中国にいる日本人である友人に聴いてみます。本当にありがとうございました。
>私は「日本人の友人」と書きましたが、日本の方に「日本の友人」と添削されました。 たぶん,少し前に「ですます調」の作文について質問されたときのはなしではないかと思います。ぼくは「日本人の友人」をそのままにし訂正しませんでした。理由は,あなたが中国人だからです。ここを「日本の友人」と書くと,「日本に住んでいる日本人の友人」とも「日本に住んでいる中国人の友人」とも解することができ,まぎらわしくなります。 つまり,文法的な問題ではなく,読み手が文の背景にどういう暗黙の了解をするかの問題だろうと思います。 書き手が中国人である場合,いくつかの場合で書き分けると, 日本に住んでいる日本人の友人 → 日本人の友人 日本に住んでいる中国人の友人 → 日本在住の中国人の友人 ほかにも,「一緒に日本へ留学してきた友人」など,中国人を 明示しない書き方もあります。 中国に住んでいる日本人の友人 → 中国在住の日本人の友人 ほかにも,「北京で知り合った日本の商社勤めの友人」など, 日本人を明示しない書き方もあります。 中国に住んでいる中国人の友人 → 中国の友人
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。「日本の友人」は二つのパタンがありえますね。でも、前の方々は「日本の友人」は「日本に住んでいる中国人の友人」を含めないとおっしゃっています。なんだかますますわからなくなりました。いろいろ参考になりました。本当にありがとうございました。
「日本人の友人」の「日本人」という言葉は、地球上にたくさんの種類があるヒト科ヒトの人種を指しており、「日本の友人」の「日本」という言葉は、地球上の東アジアの東海上の国を指しています。 つまり,その友人の「人種名」を表した言葉と、その友人の「居住している国名(地域名)」を表した言葉の違い、ということになります。 だから、厳密に言えば「日本人の友人」という言い方は間違いではありません。 しかし、間違いでないから正しいというわけではありません。 日本語の表現習慣では「日本人の友人」という意味の表現をする場合は、「日本の友人」と表現する方が一般的なのです。 「日本人の友人」という言い方は、特に日本人であることを強調したいときに使う特殊な言葉遣いになります。 だから、話の主題や流れによっては、「日本人の友人」という言い方が正しい場合があるでしょうが、一般的には、「日本の友人」という言い方で「日本人の友人」という意味を表すことが圧倒的に多いでしょう。 もしかしたら、この言い方の曖昧さが,不思議だったり、不快だったりするかもしれませんが、これが日本人の言語習慣です。 「日本の友人」という表現の中に「日本にいる中国人である友人」を指すことは無いと思います。 質問文は論点も明快で分かり易く、正しい日本語であると思います。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。もう少しご意見を伺いたいのですが、教えていただけないででしょうか。
補足
「中国にいる日本人である友人」のことは「日本の友人」でよろしいでしょうか。「日本の友人」は普通日本にいる日本人である友人だけ指すでしょうか。 「日本にいる中国人である友人」のことは何と言うでしょうか。
- バグース(@bagus3)
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「日本人の友人」なら、その人が外国に住んでいても 使えます。ですから、日本に住んでいる日本人なら 「日本の友人」のほうがいいです。 また「日本人の友人」は人(ジン)が連続するので 耳触りがよくないです。 「日本の友人」は普通は日本人であると考えるので 日本にいる中国人を指すのは不適当です。
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。まだよくわからないのですが、もう一度教えていただけないでしょうか。
補足
「中国にいる日本人である友人」のことは「日本の友人」でよろしいでしょうか。「日本の友人」は普通日本にいる日本人である友人だけ指すでしょうか。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。まだ少しわからないのですが、もう一度教えていただけないでしょうか。
補足
>その友人が日本人なら「日本の友人」が自然な表現です。もしその友人が日本人でないなら「日本にいる中国人の友人」や「日本にいるアメリカ人の友人」という表現が自然です。 なぜ「日本の友人」という構造を真似して、「日本にいる中国の友人」や「日本にいるアメリカの友人」ではないのでしょうか。 「中国にいる日本人である友人」のことは「日本の友人」でよろしいでしょうか。「日本の友人」は普通日本にいる日本人である友人だけ指すでしょうか。